──*──*──*── キャンプ地
マオ
「 はぁ~~~~食べたぁ~~~~♥️
羽弗の肉って美味いんだな!
吃驚だよ! 」
マオキノ:本体
「 喜んでいただけて嬉しいですエリ 」
罧寧
「 シチュー、美味しかったです♥️
串焼きもチキンソテーも唐揚げも美味しかったです♥️ 」
罧寧もすっかり飯テロの被害者だ。
≪ 日本国 ≫の料理の虜になっている。
玄奘三蔵法師
「 肉団子も美味しかったです 」
厳蒔弓弦
「 羽弗の出汁を使った料理も美味かったな 」
獅聖幻夢
「 やはり下処理や下味を付ける為の手間を惜しまず丁寧にする事が大事なのですね。
使う水や調味料の工夫も有るでしょうけど── 」
厳蒔弓弦
「 こんなに美味い料理に出来るなら弁当にすると売れるだろうな 」
マオ
「 羽弗弁当だね!
だけど美味しいって事が分かったら、悪戯に乱獲されて絶滅しちゃうかもな……。
下処理の済んだ羽弗肉はセロに〈 テフ 〉で構成してもらって、古代エンシェント魔法マジックで増やせば良いいから狩る必要も解体する事も無くなるけど── 」
罧寧
「 僕は明日あした、残りの羽ぱ弗どるを狩らないといけないんですよね…… 」
獅聖幻夢
「 後あと7羽わです。
昼ひる食げには狩り終えれます。
焦あせる必要はないので、罧しん寧ねいさんのペースを大事にしながら挑みましょう 」
罧寧
「 はい(////)」
厳蒔弓弦
「 明あ日すだが、マオは三さん蔵ぞうと組み、堯ぎょう巳みと言う蛇を狩ってくれ。
この堯ぎょう巳みは薬くすりに使われるらしい。
生いけ捕どりで50匹ぴき必要だ 」
マオ
「 蛇かぁ……。
オレ、足の無い爬虫類は苦手なんだよな……。
嫌いやな思い出しか無いんだ… 」
厳蒔弓弦
「 大だい蛇じゃの巣穴にでも放り込まれたのか? 」
マオ
「 え゛っ!?
何なんで分かったの??
エスパー?? 」
厳蒔弓弦
「 巣穴に転移される事が多いとセロに文句を言っていたのを思い出しただけだ 」
マオ
「 聞かれてたんだ… 」
うあぁ゛~~~~!!
弓ゆ弦づるさんに聞かれてたとか恥ずかし過ぎるぅ~~(////)
速すみやかに忘れてほしいよ……。
玄奘三蔵法師
「 生いけ捕どりにするなら罠を仕掛ける必要が有りますね 」
マオ
「 蛇を捕まえる罠なら何なん種類か作った事があるよ。
セロは見本を出して指示するだけで作ってくれなかったけどな! 」
マオキノ:本体
「 蛇を呼び寄せる笛なら出せますエリ 」
マオ
「 マジかよ!?
蛇の方から集まって来くるのは有あり難がたいけど、堯ぎょう巳みの大きさって普通の蛇並みかな? 」
厳蒔弓弦
「 いや、堯ぎょう巳みの大きさは──野球のバット程ほどの太さと長さの蛇だ。
毒は無いが鋭い牙に噛まれると3日は飲食が出来なくなるそうだ 」
マオ
「 何なにそれ!?
噛まれたらヤバいじゃん。
近ちか付づき過ぎない様ようにしないとだな 」
玄奘三蔵法師
「 近距離攻撃しか出来ないので、距離を取るのは難むずかしそうですね 」
マオ
「 そだな……。
玄げん奘じょうさん、作戦会議しよう 」
玄奘三蔵法師
「 はい 」
マオキノ:本体
「 ボクの分身体たいも使ってくださいませエリ 」
マオ
「 有あり難がとな、マオ本キノ体。
助かるよ 」
厳蒔弓弦
「 幻げん夢む、明あ日すも引き続き罧しん寧ねいを頼む 」
獅聖幻夢
「 任せてください。
羽ぱ弗どるを仮終えた後あとは、どうしますか? 」
厳蒔弓弦
「 その後あとは土もぐ蠡らを狩ってほしい。
目標は30体だ 」
獅聖幻夢
「 土もぐ蠡らですか?
どの様ような姿をしているのですか? 」
厳蒔弓弦
「 依頼書に絵が付いているな。
これが土もぐ蠡ららしい 」
獅聖幻夢
「 これはまた奇妙な姿をしている昆虫……でしょうか? 」
厳蒔弓弦
「 蜘蛛に似にているだけで蜘蛛では無い様ようだ。
顔に張り付いて生き血を吸うらしい 」
獅聖幻夢
「 生き血ですか。
物騒な昆虫ですね 」
厳蒔弓弦
「 的マトとしては十分な大きさだろう。
命中させ易いのではないか? 」
獅聖幻夢
「 動きを止とめた後あとに私も射いれば、罧しん寧ねい殿どのがトドメをさせるでしょう 」
厳蒔弓弦
「 倒した土もぐ蠡らはマオキノの分身体たいに回収してもらい、解体してもらう。
殻を剥はがした中身の蜜を高額で買い取って貰える様ようだ 」
獅聖幻夢
「 殻の中なかに密が入はいっているのですか?
不思議な昆虫ですね 」
厳蒔弓弦
「 そうだな。
切り落とした足も高級食材として高額で買い取って貰えるそうだ 」
獅聖幻夢
「 それなら張り切って狩らなければいけませんね 」
厳蒔弓弦
「 頼む 」
罧寧
「 ………………………… 」
厳げん蒔じの弓ゆ弦づると獅し聖せい幻げん夢むの会話を近くで聞きながら、罧しん寧ねいは不安を感じていた。
土もぐ蠡らという昆虫の背中の柄が悲鳴を上げている人の顔に似にている事を図鑑で見て知っているからだ。
蜘蛛の姿に似にている不気味な昆虫を1体ずつ矢で射いり確実に倒さなければならないのだから不安を感じるのは当然だろう。
話はなしながらの夕ゆう食げが終わると、弓ゆ弦づるさんと幻げん夢むさんは囲碁を打ち始めた。
玄げん奘じょうさんとオレは明日あしたの作戦会議を終えてから囲碁を見る事にした。
因ちなみに罧しん寧ねいは疲れたのか先にテントの中なかで眠りに就ついている。
弓ゆ弦づるさんと幻げん夢むさんの囲碁勝負が終わると、幻げん夢むさんがオレ達3人を相手に打ってくれる。
3人と同時に打っていても幻げん夢むさんは余裕だ。
キノコンより弱いけど、玄げん武ぶさんより強いかも知れないぞ。
生きてる年ねん数すうは明らかに幻げん夢むさんの方が長い。
その次がシュンシュンで玄げん武ぶさん,弓ゆ弦づるさんの順番だ。
生きてる年ねん数すうが長い事と囲碁の強さは関係無いとは思うけど、ついつい関連付づけちゃうんだよな~~。
マオ
「 幻げん夢むさんはキノコンと囲碁して勝った事あるの? 」
獅聖幻夢
「 キノコン殿どの達に勝てた事は1度も無いですね。
私ですらキノコン殿どの達からは指導碁を打たれています。
勝てる気はしませんね 」
マオ
「 えぇっ!?
幻げん夢むさんでも指導碁を打たれてるの?!
マジかよ…… 」
獅聖幻夢
「 キノコン殿どの達はセロ殿どのから指導碁を打たれている様ようです 」
マオ
「 うん。
セロは勝負事ごとで負ける事は絶対に無いから──。
セロと打ってれば強くなる筈なのにさ、一向に弓ゆ弦づるさんに勝てないんだよな~~ 」
こうして、夕ゆう食げを済ませた夜は過ぎて行ったのだった。
厳蒔弓弦
「 プロ棋士が束たばになってもマオには敵かなわないんだ。
マオは十分に強い。
その気があれば、本因坊にもなれるんだがな 」
マオ
「 嫌やだよ。
年ねんがら年ねん中じゅう全国を飛び回って囲碁を打たないといけないんだよ。
セロと離はなれ離ばなれの生活なんて嫌いやだよ 」
厳蒔弓弦
「 ははは…。
そうだな、人気の出たプロ棋士はハードな日ひ々びを送る事になる事が多いからな 」
獅聖幻夢
「 この≪ 大陸 ≫にも囲碁を広めて大会を開催するのも良いいかも知れませんね 」
マオ
「 子供の頃から囲碁をさせると頭の回転が良よくなる──って聞くもんな 」
厳蒔弓弦
「 右脳,左脳,前頭葉が鍛えられ、集中力,判断力が身に付くらしいからな 」
獅聖幻夢
「 セロ殿どのに相談してみましょうか? 」
厳蒔弓弦
「 そうだな。
セロに相談すれば、キノコンや〈 器うつわキ人にんニン形ぎょうカ 〉にも協力してもらえるだろう 」
マオ
「 囲碁を広めるなら玄げん武ぶさんにも来きてもらえないかな? 」
厳蒔弓弦
「 セロなら裏野ハイツから此方こちらへ転移させるのも楽勝だろう 」
という訳で、夜よるは更さらに更ふけて行く。
オレも明日あしたに備そなえて就寝しないといけない。
幻げん夢むさんに囲碁で負けた後あと、オレは囲碁を切り上げてテントの中なかへ入はいった。
多分、弓ゆ弦づるさん,幻げん夢むさん,玄げん奘じょうさんは夜よ通どうし囲碁を楽しむんだろうな。