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✒ 巒圜の都 2


──*──*──*── 牛魔王城


マオ

「 ──が4男坊のぎゅう魔王が暮らしていた城のなかか──。

  凄い賑わいだな 」


罧寧

「 開業してから閉業までの12時かん、沢山のみんが毎日てるよ 」


マオ

「 大人気の観光名所になってるんだな 」


罧寧

「 うん……。

  みんに酷い事をした父上のしろなのに、壊さないでもとどおりにして、再利用するなんて吃驚した。

  謁見のは≪ らんえんの都 ≫が建られてから今日こんにち迄の歴史を観覧する事が出来るようになってるし、体験活動に参加するイベントが子供達に人気だよ 」


マオ

「 体験活動?

  生活体験とか自然体験とかの? 」


罧寧

「 うん。

  信者限定のイベントだから、《 寺院 》で洗礼を受けて〈 大陸しん 〉の信者になるのが条件だよ。

  子供だけで参加も出来るし、親子で参加も出来るイベントが盛り沢山みたいだよ 」


マオ

「 信者ファーストな活動なんだな 」


罧寧

「 信者じゃなくても普通に楽しめる観光地だけど、信者だと更に楽しめる観光地に作り替えられてるんだ。

  例えば、信者イベントの1つに【 ギュッシーマークを探せ! 】って言うのが有って──、ぎゅう魔王じょうなかに隠されてる “ 隠れギュッシー ” を探して見付けると記念品にギュッシークッキーが貰えるんだよ 」


マオ

「 へ、へぇ………… 」


 ギュッシーマークって、明らかに某テーマパークで定番になってる “ ミ◯キーマーク ” のパクリじゃんかよ。

 セロ、やらかしてるな~~。

 この≪ 大陸 ≫のりくみんはミ◯キーなんてネズミキャラを知らないからいんだろうけど……。


 どんな体験活動が出来るのか興味は有るけど、先ずはテナントてんを見たいな。


マオ

「 セロは『 テナントてんを出してる 』って言ってたけど、どんなみせが出店されてるのか楽しみだよ 」


罧寧

「 お土産が買えるのは3階だよ。

  1階は体験活動が出来る部屋ばかりで、2階は日用品,生活用品,衣料品の売り場,4階が飲食店だよ 」


マオ

「 飲食店も有るのか。

  飲食店も気になるな 」


罧寧

「 3階に行く?

  魔法陣の上に乗ると好きな階に行けるようになってるんだ 」


マオ

「 階段は無いのか? 」


罧寧

「 うん、無いよ。

  ほら──、壁に2階,3階,4階って書かれてるでしょ。

  3階に行く魔法陣の上に乗るとぐ着くよ 」


マオ

「 じゃあ、お土産が買える3階に行くよ 」 


──*──*──*── 3階


 魔法マジカルサークルが光って、出ると3階に移動していた。

 3階にはたしかに土産みやげ屋がと並んでいる。

 区別をする為に仕切りがされていて、売り子をしている〈 うつわ()にん(ニン)ぎょう() 〉が着ている制服が違うぐらいだ。


 ≪ にっぽんこく ≫に在るショッピングモールのなかしゅってんされているテナントてんみたいな感じ──って言えばつうじるかな?

 どの〈 うつわ()にん(ニン)ぎょう() 〉も客の読み込みがい。

 ≪ にっぽんこく ≫では宣伝販売促進員の事を “ マネキンさん ” って呼んでたっけ。

 商品の説明や試食販売,実演販売なんかをじょうにしていて感心する。


罧寧

らんえんで作られてる御当地商品を集めて、お土産みやげとして販売されてるよ。

  のテナントてんの売り上げの8割りが各本店の売り上げになるんだ。

  2割りはぎゅう魔王じょうの収入になるよ 」 


マオ

「 2割か。

  もとがタダで2割りも収入が有るならウハウハだな 」


 工芸品,手芸品,陶芸品,織物品,芸術品だけじゃなくて≪ らんえんの都 ≫を盛り上げる為の御当地キャラ的なマスコットキャラクターの “ ギュッシーグッズ ” なる物も販売されている。

 意外にも世代関係無く受けはさそうだ。

 絶対にセロがかんかしてるに決まってる!


 左側のテナントてんには食べれない土産みやげが販売されていて、右側には食べれる土産みやげが販売されている。

 食べれる土産みやげも≪ らんえんの都 ≫の御当地がおもに販売されている。


 ギュッシーマークの焼きいんの付いた饅頭,煎餅,どら焼き──明らかに≪ ほんこく ≫の和菓子屋で販売されている人気の和菓子や洋菓子も販売されている。

 やりたい放題だな。


マオ

「 試食が出来るのは嬉しいサービスだよな。

  人気も有るみたいだし 」


罧寧

「 うん。

  信者きがあって、スタンプを集めると非売品のグッズが貰えるんだよ 」


マオ

「 非売品のグッズ?

  ギュッシー関連とか? 」


罧寧

「 うん。

  ≪ らんえんの都 ≫な御当地キャラクターとして、浸透させるんだって。

  ギュウト君もるよ 」


マオ

「 ギュウト君?? 」


 なんか某県の御当地キャラのセ◯ト君みたいな名前だな。


マオ

「 ≪ らんえんの都 ≫には御当地キャラクターが2体もるのか 」


罧寧

「 ギュウト君は体験活動の宣伝をするキャラクターなんだって 」


マオ

「 へぇ?

  体験活動の宣伝キャラクターか。

  別にギュッシーでもいと思うけどな 」


罧寧

「 ギュッシーとギュウトは兄弟なんだ。

  似てないけど双子だよ 」


マオ

「 ふぅん?

  ギュウト君も人気あるのか? 」


罧寧

「 うん、有るよ 」


 お土産みやげ屋を見たら、次は2階へ行く事にした。

 ちなみにげんさんの描いた水墨画は大好評で、意外にも女性の御客が多かった。

 げんさんの容姿は、この世界の女性にも人気らしい。


──*──*──*── 2階


 2階には日用品,生活用品,衣料品が販売されている。

 やっぱりと言うか──うん、明らかに≪ ほんこく ≫で販売している商品が棚に並んでいる。

 すべての商品のどころは明らかに《 セロッタ商会 》だ。

 だってれも《 セロッタ商会 》で取り扱っている商品ばかりだからだ。


 全部、過去に存在していた物や実際に別世界で存在している物を〈 (原質)(みなもと) 〉で構成して、古代エンシェント魔法マジックで大量生産した物ばっかりで、もとがタダだから売り上げが丸っと利益になる。

 さす時代に存在しても怪しくなさそうな商品がチョイスされている。


 マッチを例えると、マッチ棒に着いている火薬の色が違うマッチが売られていて、違う火の色が楽しめるマッチが販売されているんだ。

 色んな香りを楽しめる蝋燭とか、色んな香りを楽しめる石鹸とか──。

 洗顔,手,身体からだ,髪に使える万能石鹸や洗濯用石鹸,食器用石鹸──とか種類や形,色も豊富だ。


 それ以外にもいろ(いろ)な商品がある。

 土に埋めたら分解されて溶ける仕様の丈夫な紙コップ,紙皿,紙箸,紙フォーク,紙スプーン,紙おしぼり──とかも有る。


 衣料品では衣服だけじゃなくて、下着,帽子,靴下,手袋,履き物──とかじゃっかん時代に合わ無さそうなのも販売されているけど、人気があるのは靴下らしい。

 みんの殆んどが素足だから、足に穿いて冷たさや寒さから足を守ってくれる靴下は画期的みたいだ。


 下着や肌着も人気らしい。

 厚着用の衣類も喜ばれているみたいだ。

 寝具用品,家具用品も販売されていて、売り上げはじょう(じょう)らしい。

 しなれを起こしたりしないから御客が目当ての商品を買えなくてガッカリする事もない。


──*──*──*── 4階


 しんねいに案内されて飲食店が並ぶ4階へ移動する。

 完全にめしテロだ。

 ぎゅう魔王じょうないと絶対に食べる事の出来ない料理店ばかりが並んでいる。

 この時代に合わせた料理も勿論、食べれるけどあたらしくて珍しい飲食店は大繁盛している。


マオ

「 乳製品を使った料理はないみたいだな。

  も満員じゃないか。

  これじゃあ、食べれないな 」


罧寧

「 この時間は混んでるみたいだね。

  フードコートが在るよ。

  フードコートには弁当屋が在って、買った弁当を座って食べれるようになってるんだ 」


マオ

「 弁当屋かぁ。

  じゃあ、フードコートに行ってみるか!」


罧寧

「 うん、此方こっちだよ! 」 


──*──*──*── フードコート


 しんねいに案内されたフードコートにはたしかに弁当屋が在った。

 飲食店の料理も弁当屋の弁当も作ってるのはキノコンなんだからいに決まってるんだ。

 しんげんすいだかげんしんすいだかが使われてるし、キノコンじるも隠しあじはいってる筈だ。


 とどのつまり、人間にはヤバい料理だし、弁当って事だ。

 依存りょくが薬物以上にヤバくて、1度食べたらとりこになって、められなくなるように作られている。

 人間はもガッポリする為のカネを落とすカモカモ──カネずるでしかない。


 ≪ 大陸 ≫で生きているりんみんは、産まれた瞬間から〈 大陸しん 〉を信仰しんとする信者なんだけど──、どうやら≪ 大陸 ≫で暮らしてるりんみんは真実を知らないみたいだ。

 正しい知識をりんみんに知ってもらう為には教えないといけない。


 自覚の無いりんみん達の教育水準を上げたり、正しい知識を学ばせる為には──、「 自分は〈 大陸しん 〉を信仰しんとする信者なんだ 」って自覚させるのが手っ取りばやい。

 信者きを利用して、お得感をいだかせるのも《 寺院 》で洗礼を受けさせて “ 〈 大陸しん 〉を信仰しんとする信者なんだ ” って事をみん達に自覚させる為だ。


 その為に珍しい乳製品を利用して信者を増やそうとしてるし、《 寺院 》と提携している宿屋や旅館に宿泊したら乳製品料理を食べられる特典を付けている。

 人間の都合に合わせて翻訳されたり、こじつけられてゆがめられ、正しくかれていた教えも御都合主義的なモノに変わってしまった教えが “ じつあやまっている ” って事を伝えて、正しい教えを知ってもらうのは骨が折れるしむずかしい事だと思う。

 時間も掛かるだろう。


 神様,佛様のたま──御神霊と人間や動物霊れいこんまったくの別物だって事も神様になったり佛様になったり、佛様の弟子になったりしないんだって事を知ってもらわないといけない。

 人間や動物のれいこんを神格化したり、神様や佛様としてまつるのは正しくなくて間違っているし、罰当たりな事だ。

 神様や佛様を冒涜する不敬不遜なおこないだから、神格化したりまつる事はめないといけない──って事も知ってもらわないといけない。


 神様や佛様,佛様の弟子にはなれないけど、生まれ変わる事が出来る。

 こん(このよ)で正しいこころけで正しくぜんを積んで功徳を貯めてらい(あのよ)へ繰り越せば、生まれ変わるときの宿命を変える事だって出来る。

 “ 宿命は変えられない ” ってのはセロから聞いてるけど、セロの言う事が “ 信用出来る ” とは言いがたいんだよなぁ~~。


 らい(あのよ)で自分がなにに生まれ変わるのか──。

 5体満足の身体からだで障碍とは無縁の健康で元気な人間として生まれ変われるのか──。

 の≪ 大陸 ≫≪ しまぐに ≫の場所や環境、どんな母親の胎内に宿やどれるのか──。

 男の身体からだを与えられるのか、女の身体からだを与えられるのか──。

 色んな事がらい(あのよ)に功徳の黒字繰り越しを出来るかいなかで変える事が出来るって事も知ってもらいたい。


 でもまぁ、知れたって(諸天善神)(,諸菩薩)()()の疎通が出来ないんだから、ほんに正しいこころけや正しいぜんの積み方を同行二人で教えてもらえない。

 視野の狭い人間のあさじゃあ、正しいこころけや正しいぜんの積み方なんて分からない。

 むずかしいとは思うんだけど、まったく知らないで生きるよりは知った上で生きるとじゃあ、雲泥の差だと思う。


 正しい教えを知ってもらう為に〈 大陸しん 〉の信者になってもらう訳だけど、そんな信者達ですらセロからしたら、ガッポリする為のカモカモ──カネずるでしかないんだもんなぁ。

 結局はセロだってガッポリする為に宗教や信仰を悪用してる事になる訳で──。

 人間じゃないからばっせられないってだけで──。

 セロなんて、人間を利用してガッポリする必要が無いんだから、余計にタチが悪いんだよなぁ……。


 く考えてみると、人間よりもセロの方が随分と罰当たりな事を平気でしてるんだよな。

 げんさんとキョンシーを作ってなにするつもりなんだか。

 この≪ 大陸 ≫のかにアトラクションホラーでも体験が出来る《 キョンシータウン 》でも作る気かよ?


罧寧

「 マオさん、弁当を買いますか? 」


マオ

「 あっ、そうだな。

  折角だし、食べてみるかな? 」


──*──*──*── 弁当屋


 弁当屋の前にはさま(ざま)な弁当が並んでいる。

 やっぱり≪ にっぽんこく ≫で見慣れてる弁当ばっかりだ。

 並んでいる弁当の前には中身が分かるよう見本サンプルが置かれている。

 サンプル商品もキノコンが作ったのか?


マオ

れもそうだな。

  メインが肉,魚,野菜でテーブルが分けられてるんだな。

  オレはやっぱり肉弁当かな 」


罧寧

「 僕は魚弁当にするよ 」


 肉弁当が並んでるテーブルの上には、牛肉,豚肉,鶏肉と更に分けられている。

 牛肉……豚肉……鶏肉……れにしよう。

 迷うな~~。


マオ

「 よし、決めた!

  3種類買って食べ比べよっと! 」


 そんな訳で、オレはよくって3種類の肉弁当を買ってみた。


罧寧

「 マオさん、3つも買ったんですね。

  いてる席に座って食べましょう 」


 しんねいいてる席に座って弁当を食べ始めた。

 フードコートで販売されている弁当は人気みたいで、持ち帰る客もるみたいだ。


マオ

「 弁当って予約も出来るのか? 」


罧寧

「 出来るみたいだよ。

  予約用のパンフレットが有って、予約でしか食べれない弁当も有るみたい。

  5個以上から予約注文が出来るんだって。

  予約注文だと信者きだけじゃなくて信者特典も有るんだって 」


マオ

迄も信者ファーストだな 」


罧寧

「 そうだね。

  容器,箸,おしぼり,袋だけど、土に埋めると土に分解されて溶けるから、“ ゴミが少なくて済む ” ってのも人気みたいだよ 」


マオ

「 ふ~ん。

  そりゃ売れそうだな。

  にも真似が出来ない技術を活かして差別化してる訳だな 」


罧寧

「 食べ終わった容器と使用みの箸はフードコートで回収してるよ。

  ギュッシーとギュウト君の形をしたゴミ箱のなかれる事になってるんだ 」


マオ

「 マスコットキャラのゴミ箱まで作ってるのかよ 」






 弁当を食べ終えたら、ゴミ箱のなかカラの容器と使用みの箸をれたら、フードコートを出て魔法マジカルサークルで1階へ降りた。

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