表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

42/67

⭕ 眷属交流会


──*──*──*── 極楽亭


──*──*──*── 食堂


 キョンシー達を倒して、《 寺院 》へ到着したセロ,そんくう,オレは、《 寺院 》の敷地内でづるさん,ちょはっかいさん,げんじょうさん,じょう,マオキノ,キノコン達と無事に合流する事が出来た。

 づるさん達のはなしに依ると途中からキョンシー達の方から別方向へ去って行ったらしい。

 キョンシー達がなにかに引き寄せられるような形でなくなった事もあり、途中からは戦闘する事なく《 寺院 》へ着けたみたいだ。


 その原因は《 寺院 》で発覚したけどな!!

 じょうくうとオレの背中に貼り付けられてる紙にいて剥がしてくれたんだ。

 案の定、セロの仕業だった訳だけど。

 沢山のキョンシー達があらわれたのは、背中に貼り付けられていた “ キョンシーこいこい ” っていう紙の所為だったんだ!!


 セロめぇ!

 “ ゾンビこいこい ” の次は “ キョンシーこいこい ” かよ!

 まったくもう!!

 変なもんばっか作りやがってぇ!!


 そんな訳で《 寺院 》では、諸悪の根源と迄は行かないもののセロの実験台モルモットにされた事が原因で一悶着が起きた。

 結局の所、最後は惚れた弱味でオレが折れて、事態は落ち着いた訳だけど──、セロはほんに狡い!!


 オレと同じ被害をこうむったそんくうなんて、「 俺様はだ輪廻の流れへ還りたくねぇ……です。〈 (原質)(みなもと) 〉に変換されたくねぇ……です… 」って、似合わないぐらいやがって、オレの味方をするどころかセロにがえりやがったしぃ!!

 “ (原質)(みなもと)に変換する ” ってのは、物凄い恐怖しんを相手に与えてトラウマを植え付けるんだって再確認した。


 誰もオレの味方をしてくれなかった。

 オレの専属御世話がかりのマオキノでさえ、セロ派だもんな!

 なんか悔しくて、チクショウだ( ≧口≦ )ノ


 そんなこんなで《 寺院 》をみんなで出て、《 極楽亭 》へ戻ったんだ。

 《 極楽亭 》に戻ったら、みんなで温泉にはいった。

 セロはマオキノ,キノコン達と今回の事を話し合うらしくて温泉はパスだ。

 オレ達だって本来なら温泉にはいる必要なんてないんだけど、“ 裸の付き合い ” っていう習慣は大事にしたい。


 温泉にはいって、控えていたキノコン達に全身マッサージをしてもらって疲れを癒したら、食堂へ向かった。

 食堂のテーブルの上にはさま(ざま)な料理が並べられていた。

 の料理も出来立てでホカホカで、温かい料理が腹を満たしてくれた。


 眷族になった事でそんくうちょはっかいさんも遠慮しないで食べる食べる。

 酒は飲むは、踊れや歌えやで出来上がってしまっていた。

 楽しんでくれてるみたいでなによりだ。


 づるさん,げんじょうさん,じょうは3人で静かに料理を食べている。

 対称的だなぁ~~。

 じょうなんてぱだかになって、そんくうと楽しく踊っているちょはっかいさんを見て恥ずかしそうにしている。


 師匠が羽目をはずしまくって楽しんでる姿を見たら、くもなるよな……。

 酒がはいると暴力的になって、暴れ回って周囲に迷惑を掛けるタチの悪さが無いだけマシだと思う。


 ちなみにオレはマオキノの策略でづるさん達から離されている。

 マオキノに進められてオレが食べている料理は特別製なんだとか。

 いやな予感しかしない。

 毒でも盛ってるんじゃないよなぁ~~??


 マオキノはつぎ(つぎ)と料理を運んでるから食べるしかない。

 満腹にならないからいんだけど、まで食べさせるつもりなんだよぉ!!






沙悟浄

「 もぅもぅもぅ!!

  師匠ってば、恥ずかし過ぎるよぅ(////)

  僕は絶対におおざけ飲みにはならないんだからぁ!! 」


玄奘三蔵法師

「 楽しそうでなによりです。

  そん──いえ、くう殿どのが旅の仲間に加わってくれた事で更に賑やかになりました 」


厳蒔弓弦

「 そうだな。

  御互いじんがい仙人同士という事もあるのか、気も合うようだ。

  湿っぽいより賑やかな方が旅は楽しめる。

  旅を盛り上げてくれる存在は大事だ 」


沙悟浄

「 だからって全裸になって踊らなくても……(////)」


玄奘三蔵法師

「 貸し切りの状態だから出来る事ですね。

  見ているだけで笑顔になれます(////)」


厳蒔弓弦

「 ははは──。

  ほんだな(////)」


 僧侶のげんじょうさんと未成年のじょうは酒を飲まないんだけど、づるさんは飲む人で、酒の一升瓶を1人で4本もカラにしている。


 づるさんって意外とごうしゅだった?!

 キノコンに追加の5本目を頼んでるしぃ~~!

 くうちょはっかいさんみたいに酔わないのかな?


沙悟浄

づるさんもお酒が好きなんですか? 」


厳蒔弓弦

「 好きではないがたしなていには飲めるな 」


沙悟浄

「 一升瓶の5本目がたしなていなんだ…… 」


厳蒔弓弦

「 いや、さかだるたるぶんだな。

  げんげんに付き合っていたら知らぬにな…… 」


沙悟浄

「 そ、そなんだ…… 」


玄武三蔵法師

づる殿どのは酔わないのですか? 」


厳蒔弓弦

「 私はチビチビと少量ずつ飲む方だ。

  一気飲みをしないから酔いが回る前にアルコールが体内で〈 (原質)(みなもと) 〉へ変換されるらしい。

  酔った事はないな 」


沙悟浄

い事、聞いちゃいました!

  少量ずつ飲めば酔わないんですね!

  成人したらためしてみよぅと 」


玄武三蔵法師

しかし、不思議なものです。

  もより多く食べてしまいましたが、満腹にはなりませんね 」


厳蒔弓弦

「 セロから教えてもらったんだが、体内にはいったあとは〈 (原質)(みなもと) 〉に変換されるようだからな。

  眷属になると体内の臓器のたぐいは〈 (原質)(みなもと) 〉に変換され、飲食を必要としなくなる。

  飲食をしても体内へはいれば〈 (原質)(みなもと) 〉へ変換される為、排泄の必要も無くなる。

  睡眠を取る必要も無くなり、ねんじゅう寝ずにても平気だ 」


沙悟浄

「 そうなんだ!

  僕も早くそうなりたいな~~ 」


玄奘三蔵法師

「 そう言えば、夜中だと言うのにねむに襲われませんでした。

  これが “ 眷属になった ” と言う事なのですね 」


厳蒔弓弦

主人あるじ(マオ)は睡眠を取る必要があるようだが、眷属は主人あるじ(マオ)るのが役目だから、眠くならないようだな 」


玄奘三蔵法師

「 そうなのですね。

  ところで──、マオ殿どの1人で食べているのでしょうか? 」


沙悟浄

「 そうですよね。

  此方こっちで一緒に食べたらいのに…… 」


厳蒔弓弦

「 …………マオキノの特製キノコ料理でも食べさせられているのだろうな 」


沙悟浄

「 特製キノコ料理??

  なんですか、それ?

  僕も食べたいです!! 」


厳蒔弓弦

「 …………だ眷属ではないじょうは食べない方がいな。

  あらゆる毒キノコが惜しみ無く使われている料理だ 」


沙悟浄

「 えっ?

  ………………毒キノコ?? 」


玄奘三蔵法師

「 それは……大丈夫なのですか? 」


厳蒔弓弦

「 マオの毒耐性は高いから大丈夫だろう。

  キノコンはキノコのエキスパートだからな。

  さすにヤバい毒キノコは使わないだろう。

  多分な…… 」


沙悟浄

「 えぇ~~………… 」


玄奘三蔵法師

「 マオキノ殿どのがマオ殿どのに向ける愛情は歪んでいるのですね…… 」


厳蒔弓弦

「 そ、そうだな……。

  わるが一切無い善意だからな…。

  マオは優しいから毒キノコ料理を出されても断れないんだろう 」


沙悟浄

いくら善意だからって毒キノコ料理を出されるのはいやだよぅ…… 」


玄奘三蔵法師

「 マオ殿どのの笑顔が引き吊っているように見えるのは私の気の所為でしょうか…… 」


厳蒔弓弦

「 いや──、気の所為ではないな…… 」


沙悟浄

「 でもでも、マオキノさんは嬉しそうだよね? 」


厳蒔弓弦

「 そうだな。

  手間暇を掛け、真心と丹精を込めて育てた自慢のキノコ料理を食べてもらえているんだ。

  嬉しくない筈がない 」


沙悟浄

「 普通のキノコだったらいのにね…… 」


厳蒔弓弦

「 毒キノコは毒の無いキノコよりいらしいからな。

  キノコ料理を食べてもらいたいんだろう 」


玄奘三蔵法師

「 マオ殿どの……。

  セロフィート殿どのめられないのですか? 」


厳蒔弓弦

「 セロは毒り料理をマオに食べさせるがわだからな 」


玄奘三蔵法師

「 そ…そうなのですね…… 」


沙悟浄

「 毒り料理を食べさせる異母兄おにいさんだなぁ…… 」


厳蒔弓弦

「 セロもマオキノも毒り料理はマオにしか食べさせないから安心していぞ 」


沙悟浄

「 ……………………う、うん…… 」






マオキノ

「 マオ様、此方こちらも食べてくださいませエリ♥️ 」


マオ

がとな…… 」


 マオキノは♥️(ハート)を飛ばしながら自慢のキノコ料理を出してくれる。

 皿に美しく盛り付けられているキノコ料理は、まるで高級料理を思わせる。

 これ全部が毒キノコを使われている料理だなんて誰が思うだろう。


 食べても毒の症状が出ないなりには耐性はある。

 死にはしないから食べるけど、少しは遠慮してほしいもんだ。


孫悟空

「 ──おぅおぅおぅ、マオ!

  1人でなにくってんだよ? 」


猪八戒

「 ──うっひょおぅ~~!!

  えらい御馳走でんなぁ!

  ワテも食べたいわぁ~~ 」


孫悟空

「 マオ、一皿くれよ! 」


マオ

「 えっ──、いや、この料理は── 」


孫悟空

いじゃねぇかよぉ~~。

  ケチケチすんなってばよぉ~~~~ 」


マオ

くうちょはっかいさんも酒臭いよ…… 」


 裸踊りをしていたそんくうちょはっかいさんが絡んでた。

 へべれけに酔っている2人はテーブルに並んでいる毒キノコ料理を口にれ始めた。

 知らないって幸せだよな~~。


 2人とも、眷族だから別に毒り料理を食べても死にはしないけど、毒の耐性が無いから暫くは毒の症状に苦しむ事になるだろう。

 酔ってるのに難儀だな……。


 なんて事をオレが思ってると案のじょうそんくうちょはっかいさんは毒キノコの症状に襲われて苦しみ出した。

 体内にはいった毒は〈 (原質)(みなもと) 〉に変換されるから、完全に変換される迄の辛抱だ。

 酒のアルコールも完全に〈 (原質)(みなもと) 〉に変換されたら酔いも覚めるようになってるから、放っといても大丈夫だ。


マオキノ

「 エリ?!

  マオ様、そんくうちょはっかいは床に転がってなにしてますエリ? 」


マオ

「 マオキノの作ったキノコ料理がそうだから──って食べたんだ。

  毒りって言う暇も無かったよ 」


マオキノ

「 エリ~~。

  明後日あさって迄は寝た切りですエリ 」


マオ

「 そんなに強い毒キノコなのかよ… 」


マオキノ

「 マオ様専用に作りましたエリ。

  そんくうちょはっかいが食べた料理には強い幻覚症状に襲われる毒キノコに使ったアヒージョとピザでしたエリ 」


マオ

「 とんでもない料理だな、マオキノぉ~~ 」


マオキノ

「 渾身のりくさくでしたエリ!

  毒の効かないマオ様には御馳走ですエリ 」


 マオキノは少し御機嫌斜めのようだ。

 身体からだを上下に動かして分裂すると、分身たい達が床に倒れてジタバタしているそんくうちょはっかいさんをかる(がる)かついで食堂から出て行った。


マオキノ:本体

「 マオ様、まだ(まだ)ありますエリ。

  どんどん食べてくださいませエリ♥️ 」 


マオ

「 ………………がとな…… 」


 どうやらマオキノからはまだ(まだ)解放してもらえないみたいだ。

 はぁ…………、セロはなにしてるんだろうな?

◎ 訂正しました。

  眷族 ─→ 眷属

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ