オレは孫悟空と協力してキョンシー達を倒して行く。
倒したキョンシー達はセロが〈 テフ 〉に変換してくれるけど──、別に倒さなくても〈 テ原質フの源みなもと 〉に変換させれるじゃん!!
何なんでこ・ん・な・大事な事を今まで思い出せなかったんだろう??
マオ
「 セロ──、態わざ々わざキョンシー達を倒さなくてもセロなら〈 テ原質フの源みなもと 〉に変換させれたよな?
何なんでこ・ん・な・面倒で手の掛かる事をさせるんだよ!! 」
セロフィート
「 おや──、気き付づいてしまいました?
とんだ誤算でした 」
マオ
「 おい、コラぁ!!
態ワザとかよ!! 」
セロフィート
「 はい♪
マオに運動不足を解消してもらおうと思って♪」
マオ
「 マジで要いらん御世話だよ!
今迄の無駄な苦労の連続ぅ~~!! 」
セロフィート
「 大だい分ぶんキョンシー達の数が減って来きましたね 」
マオ
「 そうだな……。
何ど処こかに隔離されてた1体のキョンシーが、こんなに多くの人間をキョンシーに変えるなんて──、まさにゾンビ映画みたいな展開だよ。
オレ、ゾンビは大だい嫌きらいなのにな! 」
セロフィート
「 ゾンビの類たぐいと縁えんがありますね 」
マオ
「 此方こっちから願い下げだよ、そんな縁えんは!
だけど──、悟ご空くうが助すけっ人とに入はいってくれて助かったよ。
大だい分ぶん負担が減ったもんな!
誰かさんが見けん物ぶつばっかしてるお蔭でな! 」
セロフィート
「 ふふふ…。
もっと褒めてください、マオ 」
マオ
「 オレは嫌いや味みを言ったんだけどなぁ! 」
孫悟空
「 ──おい、マオ!
今迄のザコとは違うキョンシーとやらが御お出で座ましだぜぇ!
今度のキョンシーは骨が有りそうだ! 」
マオ
「 またかよ!?
キョンシーはもぅ良いいよ!
お腹一杯なんだけどぉ!! 」
セロフィート
「 仕方無いです。
ワタシも参戦するとしましょう 」
マオ
「 セロぉ!
やっとかよ!
セロが加わってくれたら1000人力りきだな! 」
セロフィート
「 少なくないです?
せめて1億人力りきと言ってください 」
マオ
「 今迄、丸投げだったクセして良よく言うよ! 」
セロフィート
「 マオは屋根の上をお願いします 」
マオ
「 分わかったよ! 」
オレはジャンプして屋根の上うえに上あがる。
新たに出て来きたキョンシー達は、街かい民みんとは違う格好をしている。
街道で戦ったキョンシーと似にているんだ。
オレは目の前に居いるキョンシーへ斬り掛かった。
孫悟空
「 セロフィートさんよぅ、マオは背中に何なにを貼り付けてんだ?
気き付づいてねぇみたいだけど── 」
セロフィート
「 あれは御守りの一種です。
悟ご空くうさんの背中にも付けましょうか? 」
孫悟空
「 ……………………遠慮しとくぜ…… 」
セロフィート
「 謙虚ですね。
遠慮しなくて良よいのに── 」
孫悟空
「 俺様の勘は当たるんだぜ!
陸ろくな目に遭わねぇ気がすっから止やめとくぜぇ!! 」
セロフィート
「 残念です。
キョンシー達を引き付けてほしかったですけど── 」
孫悟空
「 ………………。
言われなくても引き付けてやらぁな! 」
セロフィート
「 ワタシは身を隠してキョンシー達を操る道どう士しの相手をします 」
セロフィートはマオの背中に貼り付けた “ キョンシーこいこい ” と同じ貼り紙を古代エンシェント魔法マジックを使い、孫そん悟ご空くうの背中にも貼り付ける。
セロフィート
「( 邪魔なキョンシー達を引き付けてもらわないとね )」
新たに現あらわれたキョンシー達をマオと孫そん悟ご空くうに押し付けたセロフィートは、身を隠している道どう士しの元へ足を進めた。
セロフィート
「 見付けました。
君きみがキョンシー達を操っている道どう士しですね 」
道士
「 な……何なんで……此こ処こが── 」
セロフィート
「 君きみとは 《 医療所 》で会ってるよね。
まさか診察医として潜り込んでいたとはね──。
君きみがキョンシーに噛まれた患者達に “ 地獄の筋肉痛 ” を促うながす毒を接種していた犯人だね 」
道士
「 ……………… 」
セロフィート
「 まさか、見知らぬ薬くす師しから解毒薬やくを患者達に投与されるなんて思っていなかったんじゃないかい?
あの毒は珍しい毒だよね。
君きみは誰から貰ったのかな? 」
道士
「 ……………………教える訳がないでしょう!! 」
セロフィート
「 教えた方が身の為だよ。
僕は “ 優しさ ” を持ち合わせて無いからねぇ。
君きみは──鉄てっ扇せん公こう主しゅの配下かな?
それとも蝙こう蝠もり道どう士しの配下かな?
それとも──靈れい幽ゆう道どう士しの配下かな? 」
道士
「 …………………… 」
セロフィート
「 もう良いいよ。
君きみの上司が分かったから。
僕が完治させてしまった患者達に毒が効かなくなったからって、他ほかの入院患者に毒を投与するなんて、馬鹿な真似をしたね。
≪ 犖らく榮ようの街 ≫はと・ん・で・も・ない大惨事に見舞われているよ。
これも君きみの上司の指示かな? 」
道士
「 …………………… 」
セロフィート
「 君きみ達には新作の自白剤の効果を試ためす為の実験台モルモットになってもらうよ。
君きみ達が知っている情報を洗いざらい吐はいてもらうんだ。
用が済んだら、上司の元へ帰してあげるよ 」
道士
「 …………何なんで……他ほかにも居いるって── 」
セロフィート
「 キョンシー退治をマオに押し付けて、高見の見けん物ぶつをしていた訳じゃないって事だよ。
こんなに多くのキョンシー達を君きみ1人で操れる訳ないし。
他ほかにも仲間が居いる──って考えるのが普通だろう。
君きみが最後の1人だよ。
僕の玩具おもちゃとして生いきられるなんて光栄だし名誉な事だよ。
多いに喜ぶと良いい 」
道士
「 ──ひぃっ!!
嫌いやぁぁぁぁぁ!! 」
道どう士しはセロフィートが発動させた転移魔法に依って何ど処こかへ転移されてしまった。
セロフィート
「 キョンシー達を操っていた道どう士し達は回収したし、後あとは残りのキョンシー達を退治したら終わりだね。
退屈凌しのぎにはなったかな? 」
セロフィートは何い時つも愛用している杖つえを出すと近ちか付づいて来きたキョンシーを杖つえで叩く。
叩かれたキョンシーは〈 テ原質フの源みなもと 〉へ変換されると消え失せた。
セロフィート
「 マオに貼った “ キョンシーこいこい ” の効果が切れたみたいだね。
持続時間が短いな。
未まだ々まだ改良が必要だね 」
セロフィートも加勢したキョンシー退治は30分後ごに終了するのだった。
──*──*──*── 約30分後
セロフィート
「 操っていた道どう士しが居いなくなった事でキョンシーの動きが鈍くなり、倒し易くなりましたね 」
孫悟空
「 後あとから現あらわれたキョンシーとやらも途中から弱くなっちまったぜ 」
マオ
「 何なにはともあれキョンシー達を1体残らず倒せたみたいで良よかった~~。
早く《 寺院 》へ行って皆みんなと合流しよう! 」
孫悟空
「 寺院?
今から行くのか? 」
マオ
「 うん。
キノコンが衛まもってるから唯一の安全だよ 」
セロフィート
「 夜明けが近いです。
《 寺院 》で休憩したら《 極楽亭 》へ戻りましょう 」
マオ
「 とんぼ帰がえりは嫌いやだからな! 」
セロが地図マップを見ながら《 寺院 》へ案内してくれる。
倒しそびれたキョンシーが出て来こないか用心しながら進む。
早く《 寺院 》で一休みしたい。
弓ゆ弦づるさん,猪ちょ八はっ戒かいさん,玄げん奘じょうさん,沙さ悟ご浄じょうは無事に《 寺院 》に到着してるかな??
セロフィート
「 見えて来きました。
もう直すぐ着きます 」
孫悟空
「 腹へったなぁ~~。
《 寺院 》で飯めしは食くわせてもらえるのかよ? 」
セロフィート
「 朝あさ食げは《 極楽亭 》に着く迄お預けです 」
孫悟空
「 マジかよぉ~~~~ 」
マオ
「 あはは……。
《 極楽亭 》に着いたら好きなだけ食べれるよ 」
きっと孫そん悟ご空くうも乳製品の虜とりこになるんだろうな。
ははは~~…………目に浮かぶぅ~~~~。