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⭕ キョンシーを殲滅せよ! 2


マオ

「 セロ──、アミュレットを貸してくれよ!

  単体攻撃しか出来ないのはつらいよ 」


セロフィート

「 アミュレットは調整中です♪ 」


マオ

「 調整中って──。

  まで調整してるんだよ!

  もう終わってるだろ!

  いい加減に終わらしてくれよ! 」


セロフィート

「 マオ──、ワタシのぶんもファイトです♪ 」


マオ

「 そればっかじゃんか……。

  少しはオレも優しくしてくれよ 」


セロフィート

「 ワタシはもマオに優しいでしょうに。

  悲しいです…… 」


マオ

「 ご、御免…… 」


 なんでオレが謝ってるんだよ……。

 せないけど、セロの悲しげな顔を見ちゃうと、ついつい謝っちゃうんだよなぁ~~。


セロフィート

「 マオ──、仲直りしましょう 」


マオ

「 はぁ?

  仲直りぃ??

  別に喧嘩なんかしてないだろ? 」


セロフィート

「 そう言わずに── 」


 セロはオレをき寄せるとハグしてくれる。

 キョンシーが、襲ってるかも分からない状況でオレはセロに抱きしめられている。

 こんな事をしている場合じゃないんだけど、それでもセロにハグされてると安心するんだよな(////)


セロフィート

「 マオ──、キョンシーがあらわれました。

  お願いしますね 」


マオ

「 ──キョンシーって屋根の上に登れたっけ?」


セロフィート

げんますし 」


マオ

「 そだな……。

  さっきさん(ざん)倒したのになんウジャウジャと出てるんだよぉ!! 」


セロフィート

「 ワタシに聞かれても困ります 」


マオ

「 うわ──、下からも出てた?!

  最悪じゃんかよ! 」


 オレはそうとうを構えて、キョンシー達に斬り掛かろうとした。

 その瞬間、屋根の上にた筈のキョンシー達が地面に落ちてたぁ!?

 バタバタバタと屋根の上からつぎ(つぎ)に落ちてる。


 なにごとだよ!?

 なんでキョンシー達が落ちてるんだよ? 


マオ

「 もしかしてセロが古代エンシェント魔法マジックでオレの為に?! 」


セロフィート

「 そんな訳ないですし。

  マオ、用心してください 」


マオ

「 お、おぅ── 」


 セロじゃなかったら一体誰が?!

 新手の味方かな?

 オレ達以外にも戦えるヤツらくようるって事かよ?






「 あ~~らよっとぉ!!

  なんでぇ、見た目に反して弱っちいじゃねぇか。

  これじゃあ、腹ごなしにもならねぇなぁ~~。

  それにしてもなん奇妙な事になってんだぁ? 」


 男は愛用の棒を巧みに扱いながらキョンシー達の首をへし折りながら、屋根の上から地面へ叩き落としている。

 腰まで伸びたあかがみなびかせながら、男はイケイケで派手な赤いころもまとっている。

 赤を基調にした武道を思わせるような赤い衣類の後ろからは赤色の尻尾が元気に動いている。


「 詰まんねぇなぁ……。

  こんなザコばっか相手してたらあくが出るぜぇ 」






マオ

「 誰かるのか? 」


 屋根の上から声がする。

 なんか前に聞いた事のある声だ。

 で聞いた事があるんだっけ??


マオ

「 キョンシーを倒してくれてるんだから、敵って事はないよな? 」


セロフィート

「 マオの忘れん坊さん。

  あの声はマオの眷属となったせいてんたいせいそんくうさんです 」


マオ

「 えっ、せいてんたいせいそんくう!?

  なんせいてんたいせいそんくうらくようるんだよ? 」


セロフィート

げんじょうさんぞうほう一行を探していたのではないです? 」


マオ

「 そう言えば、『 自分で探すように 』って言って丸投げしたんだっけ……。

  このタイミングであらわれるなんてがたいよ! 」


セロフィート

「 さて──、せいてんたいせいそんくうさんがマオを助けてくれるのか賭けます? 」


マオ

「 ……………………めとく 」


セロフィート

「 そうです?

  残念です 」


マオ

なんとかしてせいてんたいせいそんくうと協力してキョンシー達を倒せないかな? 」


セロフィート

「 頑張って交渉してください 」


マオ

「 えぇ~~。

  オレに丸投げかよ… 」


「 お~~い!

  お前もザコを倒してんのかよ? 」


 屋根の上にたキョンシー達を地面に落とし終えたのか、せいてんたいせいそんくうは、「 あらよっと! 」と言いながら軽快に屋根からジャンプし地面に降りた。

 かった、ちゃんとズボンを穿いてる!!

 下半身を丸出しした状態のせいてんたいせいそんくうとの再会じゃなくて安心した。


 そう言えば、せいてんたいせいそんくうにしてみれば、再会じゃなくて “ 初めまして ” なんだよな……。

 色んなせいてんたいせいそんくうを覗き見しちゃってた訳だし──、一寸ちょっといかも……。


 は御互いに “ 初めまして ” って事にした方がいよな。

 せいてんたいせいそんくうに合わせて、オレも “ 初めまして ” を貫くぞ!!


 「 ──きみ、強いね! 出来ればキョンシー退治を手伝ってくれないか── 」って声を掛けようとしたオレよりも先に、セロがせいてんたいせいそんくうへ声を掛けた。

 ほんに数秒の差ってヤツだ。

 オレをさえぎったセロはせいてんたいせいそんくうへ笑顔を向けて微笑んでいる。


 「 随分と遅い到着でしたね。遊んでました? 」なんて言いながらだ。

 なんで第一声が相手に喧嘩を売るような言い方なんだよ!!

 オレの【 初めましてから仲良くなろう作戦 】が台無しだよ!


齊天大聖孫悟空

「 そ…その声は──?!

  聞き覚えのある声だぜ!!

  俺様の女達を消して、部屋んなかに有ったもんを消しただけじゃ飽きたらず、俺様を脅迫して女にしようとしたヤツと同じ声だぜ!! 」


 ………………随分とひどい事をしたもんだよな。

 改めて言われると罪悪感が “ こんにちは ” してる。

 ちなみにせいてんたいせいそんくうか警戒しんを全開にしてぶるいをしている。


齊天大聖孫悟空

「 て…テメェは──いや、アンタは──ほとけつかい様なのか?! 」


セロフィート

「 ワタシは吟遊大詩人のセロフィート・シンミンです。

  彼はワタシの専属しゅえいのマオ・ユーグナルです。

  マオせいてんたいせいそんくうさんの主人あるじです 」


マオ

「 よ…宜しくな?

  オレの眷属になってくれたんだって?

  がとな 」


 セロぉ~~~~、いきなり正体をバラすのかよ?!

 もっといろ(いろ)と話して打ちけてから切り出したらいと思うんだけどな──。


齊天大聖孫悟空

「 お前が俺様の主人あるじだってぇ?!

  ガキじゃねぇかよ!!

  冗談キツいぜ、ほとけつかい様よぉ~~ 」


セロフィート

せいてんたいせいそんくうさん、ワタシのマオへの言葉づかいにはじゅう(じゅう)気を付けるようにしてください。

  でなければ、きんじゅに頭を締め付けられます 」


齊天大聖孫悟空

「 はあぁぁぁぁぁ?!

  聞いてねぇぞ、そんなこたぁ!! 」


セロフィート

「 今、言いました。

  ためしにきんじゅに頭を締め付けられてみます? 」


齊天大聖孫悟空

いやに決まってるだろっ!!

  アンタが俺様の主人あるじで、俺様がアンタの眷属だって事は間違いなんだよな? 」


マオ

「 うん……。

  正式にってもらう事になるのは、オレが〈 コウ 〉になってからだけどな。

  今のオレのそばには、セロがてくれてるから大丈夫だよ。

  オレが〈 コウ 〉になる迄は自由行動してくれてて構わない。

  わざ(わざ)オレに会いにてくれてがとな 」


 オレは穏便に事が済ませられるようせいてんたいせいそんくうに対して、ねぎらいの気持ちと感謝の気持ちを伝えた。

 セロの分も含めてるから丁寧にな!


齊天大聖孫悟空

「 お、おぅ……。

  なんか想像イメージしてた感じと違うな…。

  調子が狂うぜ…… 」


マオ

「 そ…そうかな? 」


齊天大聖孫悟空

「 もっといやな奴かと思ってたんだぜ。

  拍子抜けしたって言うか、安心したって言うか── 」


マオ

「 そうなんだ… 」


齊天大聖孫悟空

「 アンタが話し易くて話しのつうじそうな奴でかったぜ!

  鼻に付つようなムカつく奴だったら、遠慮なく如意棒で叩き殴ってろうと思ってたぐらいだからな!

  カッカッカッ! 」


マオ

「 それはいのちびろいしたな~~。

 ( おもせいてんたいせいそんくうの方がだけどな!! )」


セロフィート

「 ワタシのマオに敵意や殺意を向けたらきんじゅきみの頭を締め付けます。

  眷族属は主人あるじを裏切れません。

  悪しからず 」


齊天大聖孫悟空

「 ………………ちなみによぅ、眷族である俺様が主人あるじのコイツを裏切ったら、どうなるんでぇ 」


セロフィート

きみの大事な相棒バディきんうんさんが〈 (原質)(みなもと) 〉へ変換され、輪廻の流れへ還る事になります。

  2度と逢えなくなり、に “ さよなら ” して頂く事になります 」


齊天大聖孫悟空

「 はあぁぁぁぁぁ!?

  聞いてねぇぞ!! 」


セロフィート

「 今、言いました♪ 」


齊天大聖孫悟空

ひであとしだぜ……。

  俺様のきんうんは人質かよ! 」


セロフィート

きみがワタシのマオを裏切らなければいだけの事です。

  いたって簡単な事です 」


齊天大聖孫悟空

「 ………………………………なんてずりほとけつかい様だよ…… 」


マオ

「 セロ──、いくなんでもきんうんを〈 (原質)(みなもと) 〉に変換するのは、やり過ぎじゃないのか? 」


セロフィート

「 マオ──、理解は出来なくてもいです。

  すべきみの為にしている事です。

  今はむずかしくても受けれてください 」


マオ

「 ……………………でもさ── 」


齊天大聖孫悟空

「 チッ──。

  すっげぇ大事にされてんじゃねぇか。

  俺様は主人あるじのお前を裏切ったりしねぇから安心しやがれ! 」


マオ

せいてんたいせいそんくう…………セロが御免な…… 」


齊天大聖孫悟空

「 あのよぅ、その “ せいてんたいせいそんくう ” って長ったらしい呼び方はめてくれねぇか。

  “ くう ” で構わねぇぜ、主人あるじ


マオ

「 えぇと…… “ そんくう ” じゃなくていのか? 」


齊天大聖孫悟空

そんくうの “ そん ” は姓みたいなもんだからな。

  がるに “ くう ” でい 」


マオ

「 分かったよ、くう

  オレの事もがるに “ マオ ” って呼んでくれな 」


孫悟空

「 お、おぅ(////)

  主人あるじが眷属に名前呼びさせるなんて変わってんなぁ…… 」


マオ

「 呼ばれ慣れてる方がいんだよ 」


孫悟空

「 アンタの事はなんて呼べばいんだ、ほとけつかい様よぅ 」


セロフィート

みなさんと同様 “ セロフィートさん ” と呼んでください。

  現在は吟遊大詩人ではなく、“ しがないくすのセロフィート ” として旅をしています。

  マオとワタシは異母兄弟の設定です。

  くうさんもはなしを合わせてください 」


孫悟空

「 分かったぜ。

  セロフィートさんとマオは異母兄弟なんだな。

  俺様はマオの眷属って事でいのか? 」


セロフィート

「 構いません。

  らくようを徘徊しているキョンシー達を倒し終えたら、くうさんに眷属仲間を紹介します 」


孫悟空

「 眷属仲間ぁ?!

  眷属ってのは俺様だけじゃねぇのかよ!? 」


セロフィート

ほかの眷属とも仲良くしてください。

  マオとくうさんでキョンシー達をせんめつしてください 」


孫悟空

「 セロフィートさんは戦わねぇのかよ? 」


マオ

「 セロはオレより強いんだから、手伝ってくれよ。

  十分過ぎるほど、高見のけんぶつしたんだからさ!

  1000万ボルトの鞭でキョンシー達を倒してくれよ 」


セロフィート

「 動く死体に電撃が効きますか。

  疲れる事はしたくないです 」


マオ

「 セロぉ──!! 」


孫悟空

「 ……………………………………。

  マオ──、苦労してんだな。

  セロフィートさんのぶんも俺様が倒してやるぜ!

  さっさとキョンシーとやらを始末しちまおうぜ!! 」


マオ

「 助かるよ、くう

  がとな 」


 セロがブレないで高見のけんぶつを決め込むなか、オレはそんくうと協力してキョンシー退治を再開させる事にした。

◎ 訂正しました。

  眷族 ─→ 眷属

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