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✒ 滞在中の過ごし方


──*──*──*── 翌日


 滞在中は【 極楽亭 】を拠点にして、おの(おの)が自由行動をする事になった。

 ≪ らくようの街 ≫を出発するのは今日から1週間(7日)になる。

 セロは【 極楽亭 】に地下室を作って、新たな薬剤の開発を楽しんでいる。

 当然、時間の流れが異なるから、セロ,オレ,キノコン以外の入室は出来ない。


 地下室にはセロの実験室以外にもキノコン専用の施設──《 キノコンタウン 》も在る。

 キノコンはセロの助手として、しくは《 キノコンタウン 》でくつろぐ為にたび(たび)地下室へりしてる。

 オレは余程の事が無い限りは地下室へ行かない事にしている。


 げんじょうさんに読み書きを教わったり、げんじょうさんに算術を教えたりして過ごす。

 ちょはっかいさんと弟子のじょうも一緒だ。


 じょうは師匠のちょはっかいさんからようじゅつの扱い方や制御の仕方なんかも教わっている。

 じょうちょはっかいさんのしんじゅう化を目撃して、本格的に仙人になると決意したみたいだ。


 しんじゅう化したちょはっかいさんはほんに凄かったもんな。

 じょうが憧れる気持ちも分からなくない。

 シュンシュンがたら絶対に興奮して喜んでたに違いない。

 「 式隷にしたい!! 」って言いそうだから、なくてかったと思う。


──*──*──*── 極楽亭


──*──*──*── 食堂


玄奘三蔵法師

「 ──読み書きの学習は以上にしましょう 」


マオ

がとう、げんじょうさん 」


沙悟浄

がとう御座いました 」


猪八戒

じょう、読める字になってきてるでぇ!

  上達が早いわ 」


マオ

「 オレも負けてられないな! 」


沙悟浄

「 そんな事は……(////)」


玄奘三蔵法師

「 自信を持ってください、じょう

  毎日、欠かさず努力をしている結果です 」


マオ

「 そうだぞ。

  は≪ にっぽんこく ≫じゃないんだし、謙遜しなくていよ。

  褒められてるんだから素直に喜んでもいんだからな 」


沙悟浄

「 にっぽんこく??

  ≪ にっぽんこく ≫の人は謙遜するの?? 」


マオ

「 国柄や文化の違いだろうな。

  謙遜する事が美徳だと思われてるんだ。

  謙遜しないと変な目で見られるし、かと言って謙遜し過ぎると『 いやかよ 』って文句を言われて責められるんだ。

  なか(なか)案配がむずかしい≪ しまぐに ≫なんだ。

  便利で暮らし易いんだけど慣れるのに苦労したよ 」


沙悟浄

「 そ、そうなんだ……。

  でも行ってみたいな~~ 」


猪八戒

「 せやなぁ、機会が有ったら行ってみたいわな 」


マオ

「 ……………………仮装するハロウィンなら大丈夫そうかな~~。

  ははは………… 」


 2足歩行の豚が服を着て歩いてたら大騒ぎになるだろうな……。

 職質されて交番直行だよ……。


玄奘三蔵法師

「 マオ殿どの、はろうぃん……とはなんですか? 」


マオ

「 う~~ん、オレも詳しくは知らないんだけど、始まりは収穫祭だったみたいだよ。

  今は南瓜かぼちゃを使って料理やスイーツを作って家族で楽しんだり、仮装をした子供が近所の家を回ってお菓子を貰ったりするんだ 」


猪八戒

「 かそう??

  よう分からへんけど、お菓子が貰えるんかいな? 」


マオ

「 未成年の特権だよ。

  成人した人は、お菓子を用意して仮装をした子供達に渡せるように準備しとくんだ。

  たしか、イベントに参加してるって知らせる為に家の前に南瓜かぼちゃを置いてたかな── 」


玄奘三蔵法師

南瓜かぼちゃを置くのですか?? 」


マオ

「 う~~ん……。

  中身をくり貫いて顔の形に…………作った方が早いかな。

  マオキノぉ~~ 」


 という訳で──、オレはマオキノを呼ぶ事にした。











マオキノ

「 こんな感じですエリ。

  中にローソクを立てて、夜には火を着けますエリ 」


沙悟浄

すごぉ~~い!!

  マオキノ、作るのじょうだね! 」


マオキノ

「 慣れれば子供にも作れるエリ。

  初めはりで柔らかい南瓜かぼちゃを使うといエリ 」


玄奘三蔵法師

「 はろうぃん…が終わったあとはどうするのですか? 」


マオキノ

「 庭やベランダに置いてオブジェに使うエリ。

  部屋に飾ってもいエリ。

  ゆう南瓜かぼちゃ料理と南瓜かぼちゃスイーツを用意するエリ 」


沙悟浄

「 わ~~い!

  がとう、マオキノ 」


マオキノ

「 どう致しましてエリ 」


マオ

「 よし、ゆうまで腹をかせとくか。

  げんじょうさん、じょう術の訓練をよう 」


猪八戒

じょう、ワテも始めるでぇ。

  武器にようりょくを込める訓練や 」


沙悟浄

「 はい!

  お願いします! 」


 ちょはっかいさんが使っている武器は、9本の鋭い歯が出ているくわって名前の凶器だ。

 あれで引っ掛かれたら多分、痛い。

 セロがまるごしちょはっかいさんの為に〈 (原質)(みなもと) 〉で構成したちょはっかいさんにしか使えない専用の武器だ。


 じょうの武器はこうようほうじょうって名前の武器だ。

 幼いじょうの成長に合わせて変わるらしい。

 これもセロが〈 (原質)(みなもと) 〉で構成したじょうにしか使えない専用の武器だ。


 セロいわく、幼くてようじゅつの制御とコントロールがむずかしいじょうが安心してようじゅつを使えるように安全機能が付いているらしい。

 じょうようじゅつの制御やコントロールがりきで出来るようになるに連れて、安全機能も解除される仕組みなんだとか。


 随分と親切だなって思う。

 セロらしくない気がするんだ。

 ものセロなら迄しないと思うんだけどな~~。

 目を掛けるなんてなにか事情が有るのかも知れないな。


 じょうちょはっかいさんに教わりながら、両手にようりょくを集めている。

 ちょはっかいさんが手渡した武器にようりょくを流し込み始めた。

 半端ない集中力が必要みたいで、じょうは大粒の汗を流している。


猪八戒

「 そや、い感じやでぇ!

  武器のすみ(ずみ)まで均等にようりょくが行き渡るように意識するやでぇ。

  ようりょくが行き渡ったのを感じたら、両手を離すんや。

  そのまま浮かせた状態を維持しい。

  時間を測るさかいるんやでぇ! 」 


沙悟浄

「 はい! 」


 ちょはっかいさんの話だと、呼吸器するかのよう意識しないで(無意識に)武器へようりょくを流し込めれるようになると、武器を掴まなくても自在に遠隔操作が出来るようになるらしい。

 手の届かない離れた場所に落ちたとしても操る事が出来るから便利なんだとか。

 奥の手の1つで、敵を油断させる為にも使える方法だから普段は使わないようにしてるらしい。


 ウーインさんの宙に浮いて自在に舞う剣みたいな感じかな?

 ちょはっかいさんの武器もじょうの武器も自在に宙に浮かせて動かせるなんて凄い事だと思う!!

 テンション上がっちゃうな~~!!


 ──と、ちょはっかいさんとじょうの訓練を見てる場合じゃないな。

 オレはげんじょうさんに集中だ。

 げんじょうさんはセロが〈 (原質)(みなもと) 〉で構成した錫杖を使っている。

 しんしょう宿やどっている錫杖の色違いだ。

 違うのはしんしょう宿やどっていないだけ。


 オレは錫杖と同じ長さの杖を使う。

 オレはセロから棒術は習ったけど、じょう術を習ってない。

 だから、じょう術に関してはド素人だ。

 オレが使っているのはじょうじゃなくて、セロが愛用しているつえを使い易いサイズに合わせてもらったオレ専用のつえだ。

 左右が均等じゃないつえって意外と扱いにくい。


 だけど、じょう術を習ってもないげんじょうさん相手に真剣を使う訳にもいかないし、もっけんも危ないと思う。

 一寸ちょっと過保護かな??


 敵対する相手が錫杖じゃない可能性の方が高いけど、これは実戦向けじゃない訓練だからな。

 つえいと思う。

 オレ的にはじょうつえの違いがイマイチ分からないんだけど、今は横に置いとこう。


マオ

「 ──げんじょうさん、もっと脇を締めて!

  ──腰を落として!

  ──振り下ろすときは遠慮しちゃ駄目だよ!

  ──錫杖の長さを利用して! 」


 オレは分からないなりにもげんじょうさんにアドバイスをする。

 つえの先を使ってげんじょうさんの攻撃を軽く受け流したりする。

 オレに教えてくれるセロも、こんな感じなのかな?


 セロはスパルタだから、ちゃんと手加減して教えられてるか不安になるんだよな~~。

 知らない内にスパルタになってたらいやだな……。


 げんじょうさんは頑張ってると思う。

 なにごとに対しても熱心だし、熱意も感じる。

 向上心が有って努力だし、弱音をいたり、途中で諦めたり、中途半端に挫折したりもしないから、成長速度も早いと思う。

 熱心に打ち込めるのも才能だと思う。


マオ

「 毎日、太極拳もしてるし、体幹トレーニングもしてるから、全体的にブレが無くなってる。

  上達してるし成長もしてるよ、げんじょうさん 」


玄奘三蔵法師

がとう御座います(////)」


マオ

今日きょうは終わりにしよう。

  温泉にはいって汗を流したら、キノコンに全身マッサージをしてもらって疲れを取ってもらってよ 」


玄奘三蔵法師

「 分かりました。

  マオ殿どのがとう御座いました 」


マオ

「 うん。

  オレはセロに報告してるよ 」


 げんじょうさんが訓練を終わってもじょうの訓練は終わらない。

 もしかしてちょはっかいさんって意外にもスパルタなのかな??


 オレはセロにげんじょうさんの成長を伝える為に広場をあとにした。

◎ 何故かハロウィン談になってしまった回です。

  沙悟浄は人間に見えても猪八戒は、まんま2足歩行の豚なので “ 仮装してる ” って事にしても難しいかも知れませんね。

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