セロフィート
「 ──聞こえますか?
齊天大聖孫悟空── 」
齊天大聖孫悟空
「 ──だっ、誰でぇ!?
姿を見せやがれっ!! 」
セロフィート
「 どうやら “ お楽しみ ” の最中だった様ですね 」
齊天大聖孫悟空
「 ──っ!!
なっ……何で知ってるんでぇ!?
テメェ──、何処で見てやがるんだ!!
姿を現しやがれぇ!! 」
セロフィート
「 先ずは衣類を着ましょう。
裸では風邪を引きます 」
齊天大聖孫悟空
「 ケッ!
俺様は天下の齊天大聖孫悟空様だぜぇ!!
仙人の俺様が風邪なんて引く訳ねぇだろが!! 」
セロフィート
「 ふふふ…。
元気が良いですね。
君が≪ 仙人界 ≫を追放された身である事は存じてます 」
齊天大聖孫悟空
「 何だと?!
テメェは仙人かよ! 」
セロフィート
「 仙人ではないです。
仙人よりも遥か高見の存在です。
仙人にはこの様な事は出来ないでしょう 」
齊天大聖孫悟空に向かって言ったセロは、床に転がって寝ている女の人達を〈 テフ 〉に変換してしまった!!
真まっ裸ぱでフル●ン丸出しの齊せい天てん大たい聖せい孫そん悟ご空くうの目の前で数すう十じゅう人にんの女の人達が螢ほたるの光ひかりを思わせる光の粒子みたいに消えてしまって、齊せい天てん大たい聖せい孫そん悟ご空くうは鳩が豆鉄砲を食くらった様ような顔をしている。
「 開あいた口が塞ふさがらない 」とは良よく言ったもんだ。
齊天大聖孫悟空
「 て…テメェ──、俺様の女達に何なにしやがった!! 」
セロフィート
「 仙人には出来ない事をして見せただけです。
君きみの彼女達は輪廻の流れへ還しました 」
齊天大聖孫悟空
「 輪廻の流れへ還した??
何なにを言ってやがるんだ!
さっさと俺様の女達を返しやがれ!! 」
セロフィート
「 輪廻の流れへ還った魂たましいを呼び戻す事は出来ません。
魂たましいの無い抜け殻がらの肉体なら返せます。
欲しいですか?
抜け殻がらの肉体を── 」
齊天大聖孫悟空
「 ………………っ…… 」
セロフィート
「 君きみに衣類を着る気が無いなら、ワタシが着せるしかないですね 」
セロは〈 テ原質フの源みなもと 〉を構成すると、全裸の齊せい天てん大たい聖せい孫そん悟ご空くうに衣類を着せた。
齊せい天てん大たい聖せい孫そん悟ご空くうは目を丸くしてパチパチとさせている。
セロフィート
「 どうしました?
君きみが着ていた衣類でしょう 」
齊天大聖孫悟空
「 テメェ──、マジで誰なんだよ……。
何なんで俺様の正装を知ってやがるんでぇ!! 」
齊せい天てん大たい聖せい孫そん悟ご空くうは上半身だけ衣類を着ている。
何な故ぜか下半身だけが丸出しだ。
セぇロぉぉぉぉぉぉ!!
中途半端は止やめてやれよぉぉぉぉぉ!!!!
齊せい天てん大たい聖せい孫そん悟ご空くうは下腹部に付いてる●●●●バキュンをブラブラと揺らしながら吠えている。
セロフィート
「 齊せい天てん大たい聖せい孫そん悟ご空くう──。
ワタシは君きみをスカウトしたいのです 」
齊天大聖孫悟空
「 すかうとぉ??
何なんでぇ、そりゃぁ?? 」
セロフィート
「 君きみにはワタシのマオの眷族になってほしいのです 」
齊天大聖孫悟空
「 はぁ??
けんぞくだぁ??
んだよぉ、けんぞくってよぉ!!
俺様は≪ 仙人界 ≫すらも震撼させ、半壊させた天下の齊せい天てん大たい聖せい孫そん悟ご空くう様だぞ!!
けんぞくなんて訳の分からねぇもんになるかよ!! 」
セロフィート
「 なりたいですよね? 」
齊天大聖孫悟空
「 ならねぇって言ってるだろがっ!! 」
セロフィート
「 少し声が遠い様ようです。
マオの眷族に “ なりたい ” ですよね? 」
齊天大聖孫悟空
「 ならねぇって言って── ヽ(ヽ゜ロ゜)ヒィィィィィ!!!!
て、テメェ──、何なにしやがるぅ!! 」
セロフィート
「 室内に有る物を〈 テ原質フの源みなもと 〉へ変換してます。
なりたいですよね? 」
齊天大聖孫悟空
「 こんな事して俺様がテメェなんかに屈くっすると思うのかよ!! 」
セロフィート
「 そうですか。
それは残念です。
では仕方無いですね… 」
齊天大聖孫悟空
「 諦めやがったんだな!
俺様を思い通どおりに出来ると思ったら大間違いだぜぇ!! 」
セロフィート
「 君きみには今から女の子になってもらいましょうか 」
齊天大聖孫悟空
「 は?
女の子だぁ??
何なに言ってやがる??
男の俺様が女になる訳ねぇだろが!! 」
セロフィート
「 君きみ、去勢と言う治療方法を知ってます?
去勢をすれば、男性は女性になれるのです。
君きみに付いているソレを〈 テ原質フの源みなもと 〉へ変換します。
1度〈 テ原質フの源みなもと 〉へ変換してしまえば、元に戻す事は出来ません。
それでも良よいですね 」
齊天大聖孫悟空
「 ちょっ──、待ちやがれ!!
俺様から●●●●パオ~~ンを奪うって言うのかよ!?
そんな事が許されると思ってやがるのかよ! 」
セロフィート
「 誰に許しを乞こう必要が有ります?
君きみが素直になりさえすれば良よいだけでしょうに 」
齊天大聖孫悟空
「 どういう意味でぇ!! 」
セロフィート
「 では2択にしましょう。
今後、女の子として生きるのか──。
〈 テ原質フの源みなもと 〉へ返還されて輪廻の流れへ還るのか──。
仙人すらも捕食する肉食Gジロゴキブリの餌になるのか──。
喜んでマオの眷族になるのか──。
好きな人生を選んでください 」
2択じゃなかった?!
4択じゃんかよ!!
仙人すらも捕食するGジロゴキブリって何なんだよ!?
最悪じゃんか!!
齊せい天てん大たい聖せい孫そん悟ご空くうは4択の中から何どれを選ぶんだろう。
3番も2番も無いだろ!!
1番を選ぶかも知れないよな。
例え男の象徴を失ったとしても、命いのちの保証はされる訳だしな?
「 命いのちあっての物もの種だね 」って言うぐらいだ。
眷族にはならないんじゃないかな?
セロフィート
「 生きるか,還るか──。
選んでください 」
セロ…………。
まるでオレの知らないセロみたいだ。
“ 楽しんでる ” ってのはオレにも分かるけどぉ~~。
「 還るか 」ってのは「 死ぬか 」って事だろ!?
セロ…………追い詰めるのも程ほど々ほどにしてやれよぉ!!
セロフィート
「 選べませんか?
君きみは優柔不断ですね 」
齊せい天てん大たい聖せい孫そん悟ご空くうを “ 君きみ ” 呼ばわりするのは、きっとセロぐらいだろうな。
セロは気に入いらなければ何なんでも〈 テ原質フの源みなもと 〉に変換してしまえるから何い時つでも何ど処こでも誰にでも強気で居いられるんだと思う。
羨ましい限りだ。
齊天大聖孫悟空
「 ……………………まっ、待ってくれ!!
輪廻の流れに還る──ってのは、俺様の人生が此こ処こで終わるって事だよな?
それは嫌いやだぜ!!
仙人すらも捕食するジロって奴に喰くわれるのも嫌いやだぜ!!
大事な息子を失い女として生きるのも嫌いやだし、願い下げだ!!
御免被こうむるぜ!! 」
セロフィート
「 ではどうします? 」
齊天大聖孫悟空
「 …………なってやらぁ!!
その “ けんぞく ” って奴になってやるよ!! 」
セロフィート
「 随分と上から目線ですね。
君きみは自分の立場が分かってない様ようです。
誠意も真ま心ごころも込もってません 」
齊天大聖孫悟空
「 うぐ…………。
……………………俺様は…………けんぞくになりてぇ…………です。
……どうか……俺様を…………けんぞくに…………してくだ……くだ……くだぁぁぁぁぁ──さい…………です。
俺様は…………あなた様のけんぞくに…………なる為に…………生まれて来きた……………齊せい天てん大たい聖せい孫そん悟ご空くう……です。
…………あなた様に…………絶対的な………忠誠を誓います……。
決けっして裏切らず……忠義を尽くします…………だから……、俺様を…………けんぞくにして……して…………してくだせぇ…………!!!! 」
………………………………オレは何なんの茶番劇を見せられてるんだ??
≪ 仙人界 ≫が追放する程ほどに手の付けられない暴れん坊の齊せい天てん大たい聖せい孫そん悟ご空くうがだぞ、下半身からフル●ンを丸出ししながら正座をして、全身を小刻みにブルブルと震わせながら両目に溢れんばかりの涙を溜めて声を絞り出している。
「 眷族になりたいです 」「 眷族にしてください 」と心にも無い言葉を脅迫紛まがいな方法で無理矢理に言わせられている。
これは誰に向けたサービスなんだ??
言っとくけど、オレはこ・ん・な・展開は微塵も願ってないし、望んですらないぞ!!
「 黙って見てる 」って言ったけど、これは流さす石がにや・り・過・ぎ・なんじゃないのか??
このまま黙って見てる訳にはいかないよな??
齊せい天てん大たい聖せい孫そん悟ご空くうのプライドと自尊心はズタボロなんじゃないのか?
セロは鬼畜ドSエスだから──、此こ処こいらで止とめないと取り返しの付かない事にもなり兼ねないんじゃ…………。
齊せい天てん大たい聖せい孫そん悟ご空くうの心をバキボキに折ったり壊したりして廃人にしちゃいそうだ……。
セロフィート
「 ………………まぁ、良よしとしましょう。
今から君きみは、マオの眷族の1人です。
確しっかりワタシのマオに遣えなさい 」
齊天大聖孫悟空
「 ……………………??
こりゃ何なんだよ!? 」
齊せい天てん大たい聖せい孫そん悟ご空くうは頭に違和感を感じたのかベタベタと触さわっている。
そう言えば、金色のワッカが見えるな。
セロの仕業か?
セロフィート
「 それは “ 緊きん箍こ児じ呪じゅ ” という名なの宝ほう具ぐです。
マオの眷族となった御褒美です 」
齊天大聖孫悟空
「 御褒美だとぉ!? 」
セロフィート
「 緊きん箍こ児じ呪じゅの能力ちからで錦きん斗と雲うんと合がっ神しんしなくとも神しん獸じゅう化する事が出来ます。
神しん獸じゅう化した更の暴走化も防ぎます 」
齊天大聖孫悟空
「 マジかよっ!!
凄すげぇ……。
そんな宝ほう具ぐが有るのかよ…… 」
セロフィート
「 ふふふ…。
神しん獸じゅう化したまま錦きん斗と雲うんに乗る事も出来ます 」
齊天大聖孫悟空
「 神しん獸じゅう化したまま錦きん斗と雲うんに乗れるだと?!
嘘だろぉぉぉぉぉぉ??
そんな事まで出来るのかよ!?
こいつぁ、とんでもねぇ宝ほう具ぐだぜ…… 」
セロフィート
「 これで安心してマオを守ま護もれます 」
齊天大聖孫悟空
「 アンタは佛ほとけか何なにかかよ!? 」
セロフィート
「 佛ほとけ様により作られし “ 御み遣つかい ” です 」
齊天大聖孫悟空
「 作られただと?! 」
セロフィート
「 現在は薬くす師しとして、≪ 天てん竺じく ≫を目指し旅をする玄げん奘じょう三さん蔵ぞう法ほう師しと行動を共ともにしています。
玄げん奘じょう三さん蔵ぞう法ほう師し一行と合流してください。
マオと共ともに君きみが来くるのを待っています 」
齊天大聖孫悟空
「 ──玄げん奘じょう三さん蔵ぞう法ほう師しだと?!
鉄てっ扇せん公こう主しゅが狙ってる僧侶と同じ名前じゃねぇか!!
おい、こりゃ、どういう事でぇ!
説明しやがれ!!
今、何ど処こに居いやがるんだ!? 」
セロフィート
「 便利な妖よう術じゅつを駆使して探してください 」
齊天大聖孫悟空
「 はぁぁぁぁぁぁぁあ?!
此こ処こまで御膳立てしといて自力で探せって言うのかよ!
そりゃ不親切ってもんだぜ!! 」
セロフィート
「 時間が限られているのです。
君きみならば直すぐに探し出せます。
呉くれ々ぐれもキノコンには敵意を向けない様ように── 」
齊天大聖孫悟空
「 きのこん??
おい、待てよ!!
一方的過ぎるぞぉ!! 」
セロフィート
「 勧誘スカウトは無事に済みました。
宿泊室へ戻りましょう 」
マオ
「 オレには勧誘スカウトしてる様ようには聞こえなかったけどな~~ 」
セロフィート
「 マオの為に頑張りました♪
眷族に出来た事を喜んでください 」
マオ
「 一部始終を見てて複雑だった…… 」
セロは齊せい天てん大たい聖せい孫そん悟ご空くうで遊べて楽しかったのか御機嫌だ。
セロが転移魔法を発動させる。
齊せい天てん大たい聖せい孫そん悟ご空くうはフル●ン丸出しの状態で「 佛ほとけの御み遣つかい様ぁ~~ 」って叫んでいる姿が見えなくなった。
下半身がスースーしたり、違和感を感じたりしないのか??
フル●ン状態のまま来きたら、どうしたら良いいんだよ……。