⭕ スカウト 4
──*──*──*── とある部屋
セロの転移魔法で新たに出た場所は、何処かの部屋だった。
アジトの地図に描かれている全ての部屋には❌が書いてある。
マオ
「 マオ、此処は何処になるんだ?
地図に描かれた部屋には❌が付いてるだろ。
アジトの中なのか? 」
セロフィート
「 隠し部屋迄は書いてないですし 」
マオ
「 隠し部屋って他にも在ったんだな。
それにしても妙に線香臭くないか?
鼻が曲がりそうなんだけどぉ? 」
セロフィート
「 これは線香ではなく、お香です。
香りを楽しむ為に香炉が使われてます 」
マオ
「 それにしても誰の部屋だよ?
お香だろと線香だろうと臭いもんは臭いんだし、何とかしてくれよ、セロ 」
セロフィート
「 はいはい。
確かに少々焚き過ぎかも知れませんね。
煙りが多くて室内の様子が見えませんし 」
マオ
「 少々処じゃないだろ~~ 」
セロは見慣れないウチワを出すと室内に充満している煙りを扇いでくれた。
マオ
「 セロ、それって変わったウチワだな。
新商品か? 」
セロフィート
「 これです?
鉄扇公主さんが隠し持っていた芭蕉扇を拝借しました♪ 」
マオ
「 は──??
拝借したって?? 」
セロフィート
「 はい♪
〈 器人形 〉が教えてくれたでしょう?
鉄扇公主さんが胸元に芭蕉扇を隠していると──。
貰っちゃいました♪ 」
マオ
「 どうやって盗った──なんて聞くだけ野暮か。
転送魔法を使ったんだな?
じゃあさ、蝙蝠道士と殺り合う
鉄扇公主は丸腰って事になるんじゃ── 」
セロフィート
「 知った事ですか。
それより、煙りを扇ぎましたから室内がスッキリしました 」
マオ
「 本当だな!
未だ線香臭さが残ってるし鼻に付くけどマシになったよ! 」
そんな訳で室内を見渡して見ると──、全裸で見せちゃ駄目な部分が大々的に丸見えになってる女の人達が沢山居て、床に寝そべっている。
マオ
「 うわぁぁぁぁぁぁぁっっっっ!!!!
何か凄い部屋だったぁぁぁぁぁぁ!!!!
──っていうか、酒臭いっっ!! 」
セロフィート
「 お香は、お酒の匂いを誤魔化す為に焚かれていた様ですね 」
マオ
「 セロ──、酒臭さも何とかしてくれよぉ~~ 」
セロフィート
「 はいはい 」
セロは芭蕉扇でパタパタと扇いでくれる。
部屋中から酒臭さが消えてくれた。
マオ
「 ふぅ~~。
少しはマシになったよ!
有り難な、セロ 」
セロフィート
「 どう致しまして。
それより、ベッドの方から声が聞こえます。
どうやら “ お楽しみ ” の最中みたいです 」
マオ
「 あっ──(////)
そ……そうだよな(////)
真っ裸の女が沢山居るんだし──、そういう事だよな?? 」
セロフィート
「 面白そうですし、拝見してみます? 」
マオ
「 はぁぁぁぁぁ!?
何言い出すんだよ!
そんな事する訳ないだろ!!
オレはシュンシュンじゃないんだぞ!! 」
そうだ。
シュンシュンだったら、間違いなく面白がって最中でも御構い無しに声を掛けて邪魔をするだろう。
キノコンに動画を撮らせて生配信とかさせそうだ。
うん、絶対にやる!!
だけど、オレはシュンシュンじゃない。
他人様の “ お楽しみ ” の最中に水を差して台無しにする様な事はしないんだ!!
オレはシュンシュンに毒されてない!!
セロフィート
「 ──齊天大聖孫悟空さん、お話が有ります 」
マオ
「 ──ってぇ、セロぉ~~~~~~!?
何当然みたいにカーテン開けてんだよぉぉぉぉぉ!! 」
オレが悶々と考えを巡らせていた隙にセロがカーテンを開けてしまった。
男
「 あん?
──何でカーテンが勝手に動いてんだよ………… 」
マオ
「 うへっ!?
意外と美男子ぃ!?
鍛え抜かれた無駄の無い筋肉質な肉体に燃える様な赤髪に尖った耳──。
コイツが齊天大聖孫悟空なのか?? 」
セロフィート
「 尻尾も生えてます。
体毛は赤毛ですね 」
マオ
「 セロぉ~~!!
ヤってる最中にカーテン開けたら駄目だろぉ!!
閉めてやれよ!! 」
オレはカーテンを掴んでからシャッ──と閉めた!
マオ
「 もぉ~~~~、セロぉ!! 」
セロフィート
「 どうしてマオが怒ってます?
ワタシは仙人と人間の交尾に興味無いですけど? 」
マオ
「 交尾って言うなよ!(////)
子作りしてたかも知れないだろ!
神聖な儀式を邪魔したら駄目だって(////)」
セロフィート
「 はて?
この有り様を見て “ 神聖な儀式 ” と言えるとは──。
マオは随分と可愛い “ おこちゃま ” ですね♪ 」
マオ
「 うぅ…………(////)
と…兎に角、話をするにも怪しまれたら駄目だろ? 」
セロフィート
「 仮に怪しまれたとしてもワタシ達の姿は見えてませんし、声も聞こえてません。
大丈夫です 」
マオ
「 そだったな~~。
じゃなくて── 」
鍛え抜かれた筋肉質の美男子
「 ──誰か窓でも開けたのか? 」
ベッドの上で女性の上に跨がりハッスルしながらベッドを揺らしてギシギシと鳴らしていた齊天大聖孫悟空は赤髪をポリポリと掻きながらベッドの上から降りる。
閉めていたカーテンが勝手にシャッ──と開いたかと思えば、勝手にシャッ──と閉まったりと動いた事に違和感を覚えたのだ。
窓を閉める為にベッドから離れた齊天大聖孫悟空だったが、窓は閉まっており鍵も掛かっている。
床に真っ裸て転がっている女達が窓を開けたり閉めたりした痕跡は見当たらない。
皆、媚薬入りの酒を飲んで散々楽しんだ挙げ句の果てに泥酔しているからだ。
齊天大聖孫悟空
「 チッ──。
全員涎垂らしながら、だらしねぇ顔して気持ち良く眠ってやがるぜ。
まぁ、俺様に相手されたんだから当然だよなぁ 」
齊天大聖孫悟空は部屋のドアを確認する。
鍵は掛かっている。
窓も開いてないし、ドアも閉まっている。
完全なる密室だ。
鉄扇公主に用意された部屋には自分と女達しか居ない。
“ 何か奇妙だ ” と感じる。
真っ裸の状態で──、反り立つ立派な男の象徴を隠しもしないでブラブラと上下に揺らしながら齊天大聖孫悟空は部屋中を歩き回る。
齊天大聖孫悟空
「 ………………酒臭さと焚いてた香ってヤツの臭いがしねぇ……。
全くしねぇ訳じゃねぇが──。
芭蕉扇が使われた痕跡を感じるんだが…………。
奇妙だぜ……… 」
齊天大聖孫悟空は鼻をピクピクと動かしながら、両目をキョロキョロと動かして室内を見回しながら、赤髪をポリポリと掻く。
赤色の長い尻尾が不安そうにユラユラと動いている。
マオ
「 ──セロ、齊天大聖孫悟空が怪しんでるけど、どうするんだよ?
いきなり姿を見せたら驚いて戦闘になるんじゃないか? 」
セロフィート
「 先ずは声だけ聞こえる様にしましょうか? 」
マオ
「 声だけか?
そ、そうだな?
先ずは姿を見せる前に話し合いだよな?? 」
それにしても何て立派な●●●●なんだよ……。
玄奘さんも猪八戒さんも立派な●●●●を持ってるけど──、齊天大聖孫悟空の●●●●は2人の●●●●より凶器だ!!
まさに進撃の●●●●!!
床に転がってるヤバそうな顔してる女の人達もベッドの上で寝てる女の人もあんな凶器を奥まで入れられてズボズボされてるんだ……。
気持ち悪くなって来たかもだ…………。
セロは真っ裸の齊天大聖孫悟空を見ているのにケロッとしている。
あんなに立派に反り立っている逞しい男の象徴に興味は無いみたいだ。
真っ裸の女の人達を見ても顔色を変えないんだし、人間の肉体には興味が湧かないんだろうな……。
セロフィート
「 マオ、どうしました?
顔色が悪いです 」
マオ
「 ………………目のやり場に困ってるんだよ。
服を着てほしいなって思ってさ…… 」
セロフィート
「 確かに一理あります。
マオの大事な目が腐っては困りますね 」
マオ
「 どんな病気だよ……。
腐りはしないけどな 」
セロは〈 テフ 〉を構成すると真
何
床の上に転がって寝こけている女の人達の身体
ジャンプし過ぎたのか天井に頭をぶ
そりゃ……驚くよな?
見ず知らずの白い浴衣が女の人達の身体
とんだ怪奇現象だと思う。
齊
マオ
「 こういう時
セロフィート
「 マオ、話し掛けてみましょう 」
マオ
「 オレは黙って見てるから、セロが話してくれよ 」
セロフィート
「 はいはい。
では、齊
マオ
「 ははは………… 」
セロがどんな勧誘をするのか、お手並み拝見だな!
不安しかないけどぉ~~~~。
◎ 私の脳内で聞こえる孫悟空のイメージボイスは、「 らんま 」「 犬夜叉 」「 工藤新一 」の声です。
西遊記
「 忘れるなよ 」って話ですね。
リメイクじゃなくて、当時のまま移植されてスイッチソフトで発売されないかな……。
ないですよね~~~~。




