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第九十二話 勢い

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フォーシアス奪還作戦が開始されました。フェーズを乗り切ってください。

フェーズ2/5

フェーズ2:現れる魔物を倒しきる


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 数分間の休憩をはさんでからフォーシアス奪還作戦のフェーズ2が始まった。再びゾロゾロ出てきた魔物たち。数は先ほどよりも目に見えて減っているようだが、一体一体のステータスが大幅に上昇している。先ほどのようにバラバラで挑んではやられてしまうだろう。


「総員、出撃だ!パーティでの戦闘を常に意識して戦ってくれ!」


「「「「「「「「「「おお!!」」」」」」」」」」


 フェーズ1の開始時よりも多くのプレイヤーが反応を返してくれる。フェーズ1の間になにかあったか?まあ、やりやすくなったからいいけどね。


「ふぅー、俺も行こう。『身体強化』『覚醒(ゾーン)』『フレアアクセル』魔族解放(デビルリリース)!」


 一通り自己強化を施してから前線へと赴く。一人飛び出た俺はまず周囲にいる敵を吹っ飛ばす。


「『フレアバースト』ォ!!」


ボォン!!!


 周囲が爆発する。さっきまでの敵なら倒せただろうが、今回は倒しきれなかったっぽいな。なら追撃するまでだ。


「『魔刀』炎魔刀・魔合一文字!『納刀・光閃』『抜刀・百花繚乱』!『抜刀・昇り竜』!これでどうだ!『抜刀・画竜点睛』!」


 纏まって攻めてくる魔物たちに対してアーツの連撃を食らわせる。これで辺りの魔物は一掃できた。それを確認した俺は一気に上空まで飛び上がる。


「『結界』」


 結界を張って床を作り、そこから1000を超えるMPをふんだんに使って魔法を乱射する。


「『ライトニングボルト』!『ブリザード』!『ブリザードミサイル』!『バレットレイン』!」


 放って、撃って、蹴散らして。俺の発動した数々の魔法はたくさんのモンスターを倒して味方の戦闘を楽にした。


「おらおらおらぁ!!行くぞお前らぁ!」


「当たり前じゃおらぁ!」


 そしてそれは同時に味方の士気も引き上げた。俺はさらに魔法を撃ち込む。どんどん魔法を撃ち込んでいるとMPが減ってくる。もう少しでMPが尽きてしまう。そんなところで俺たちは魔物を一掃しきる。


「これで終わりか?さっきよりも簡単だったが……」


 このように不思議に思った。流石に簡単すぎたのだ。このように思っていると、一箇所に力が集まってきていることが分かった。そこに現れたのは一体の大きな魔物。スライムをとても大きくしたような、頭に冠を乗せた魔物だった。


「鑑定!」


――――――――――――――――――――


名前:スライムロード レベル:45

HP:3000 MP:2000

力:500 防御力:2500 素早さ:500

魔法力:1000 魔法防御力:3000 器用さ:500

スキル:【吸収】【再生】


――――――――――――――――――――


「敵はスライムロード!スキルは【吸収】と【再生】!防御力と魔法防御力が高い!総力戦で行くぞ!」


 速攻で敵の情報を伝達し戦闘開始の合図をする。このスキルがなんなのかはわからないが、【再生】はわかる。クラーケンが持ってたからな。戦闘が長引くとこちらが不利になるだろう。一瞬で決めてやる!


「『抜刀・火星』!」


 俺はスライムロードを一刀両断する。すると、スライムロードは驚くべき行動に出た。そう、一刀両断したところから再生し、二つに分かれたのだ。


「はぁ!?……ちっ、みんな!こいつには斬撃系の攻撃は相性が悪い!打撃系、又は魔法で攻撃しろ!」


「「「「わかった!」」」」


 俺もそこから魔法での攻撃にシフトチェンジした。


「『ウォーターボール』!」


「『サンダーピラー』!」


「『ロックバレット』!」


 様々なプレイヤーが攻撃するが、効いている様子はない。くそ、魔法防御の方が高いからか……なら俺がやってやる!

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