第八十一話 決闘
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あれから、現実時間で一週間ほどが経った。街も元通り……とまではいかないものの、十分に暮らせるようになった。少しばかり聞いた話ではあるのだが、これに魔力を使ってしまったことで次の街の解放が遅れてしまうらしい。街の数としては次が最後なので少しばかり出遅れるのは戦争を行ったデメリットというやつだろう。その分、ダンジョンの数は二倍になった。
そして俺は、とある日、魔王様に呼び出された。
《アスモデウスの召喚した来訪者がお前に言いたいことがあるそうだ。》
はて?俺なにかしたっけか。アスモデウスを殺したこと……くらいしか思いつかないが。
「おい、お前がそっちで一番強いプレイヤーか!俺と勝負しろ!」
……いきなりで俺も困惑しているが、こいつのそばにいた奴が説明してくれたことを要約すると、俺がアスモデウスを殺したことでなんか色々起こってそれにこいつは納得してないらしい。それでこっちで一番強いって聞いた俺と決闘をしようってことになったんだと。
いや、なんだよ。色んな事って。それについても聞いてみたい気持ちはあるが、まあ納得しないって気持ちは分かるから無理って突き放せないんだよな。それに魔王様はやってしまえ見たいな感じ出してるし……えー、なになに?こいつを全員の前で倒せば俺の強さを見せつけてこんなのがいるんだぞ、こいつは味方だぞって感じで配下や住民の士気が上がるって?はぁ、まあいいけどね。俺も装備変えたから試したかったんだよ。
「いいっすよ。その代わり、全員でかかってきてください。」
挑戦状を叩きつけに来たはずの相手が驚いてる。そりゃそうだわな。
「安心してください、人数を負けたときの言い訳にするつもりなんて毛頭ありませんよ。だって……
―負けませんから。」
これだけ言うと相手も後悔すんなよ!みたいな顔で出て行った。日時はこの後すぐを魔王様が確保したそうな。では向かいましょうか、闘技場へ!
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名前:ブラックローブ 分類:防具
効果:防御力+100、素早さ+60
耐久力:400/400
装備条件:防御力300、素早さ530以上
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名前:不死鳥の鎧 分類:防具
効果:防御力+300 耐久力:1000/1000
スキル:【炎の衣】
装備条件:防御力150以上
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名前:不死鳥の靴 分類:防具
効果:防御力+100、素早さ+150
耐久力:1000/1000
スキル:【フレアアクセル】
装備条件:防御力200、素早さ300以上
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ローブはケルベロス、鎧と靴は名前の通りヴェルーナの素材で作ったものだ。全部とてもすごいものだ。そして、今回の最高傑作はこれだ!
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名前:魔王刀+2 分類:刀
効果:力+300、素早さ+200 耐久力:600/600
装備条件:力500、素早さ500以上
スキル:【魔王流奥義】【強欲の加護】【色欲の加護】
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色欲の魔王、アスモデウスを倒せた後、インベントリに自然と入っていた魔王の魂というアイテムを使った刀だ。これにしか使えなかったんだよな。全体的にステータスに強化が来て、【色欲の加護】ってスキルが追加された。これは一定時間色欲の恩恵が使えるようになるってスキルらしい。もともと色欲の国を選んだプレイヤーたちはもう使えないらしいから使えるのは俺だけってことになる。今回はこのスキルを使うつもりはないけど。と、始まるな。
「よーい、スタート!」
開始のゴングが鳴る。それと同時に俺に宣戦布告してきたやつが突っ込んでくる。相手のパーティを説明すると、剣士一人、魔法使い二人、弓使い一人、盾使い一人の五人パーティだ。こちらはさっき言ったように俺一人。舐められたのがよほど嫌だったのか剣士が突っ込んでくる。それがわかってたかのように遠距離組も攻撃を合わせてくる。
「『結界』」
飛び道具を防ぐ。すると、こちらに到着した剣士が剣を振り下ろした。遅い、遅すぎる。名刀・斬を取り出し、ガードする。
「守ってばっかかよ!所詮その程度か!」
残念だが、こいつはもう終わりだ。なぜなら、こいつは腕を二本使って俺と互角だが、俺は一本しか使っていないし、刀はもう一本ある。
「『抜刀・黒龍一閃』」
一閃。俺は剣士くんを切り捨てた。
「なっ……」
遅れて到着した盾使いは完全防御の姿勢を取った。なら、俺は後衛組を先に倒させてもらおう。
「『フレアアクセル』」
「くっ!『フレアボム』!『サンダーボルト』!」「『バレットレイン』!」「『チャージショット』!」
「残念で仕方ないんだが、これ一枚で止まるんだ。『結界』」
全てを防いで見せた俺は、アーツを繰り出す。
「『抜刀・居合』」
後衛組は全員倒れた。防御力が前衛に比べて低いみたいなとこあるからしょうがないみたいな感じはある。
「くそおぉぉ!!『シールドバッシュ』!」
「ほいっ、終わりだよ。『抜刀・彗星』」
俺の一撃火力最高を持ってた盾使いを倒す。これで俺の勝ちだ。
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