第七十五話 進軍
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ここは倒しきった。なら向こうもすぐ援軍を出すとは考えにくいし、なんなら情報が伝わってないかもしれない。つまり、チャンスは今だということだ。
「行ってくる。」
「……勝ってこい。」
「わかった。任せろ!」
そんな味気ない、けどしっかりと気持ちのこもった会話をし、俺は出発した。改めて?初めて?この国の位置ってのを説明したいと思う。わかりやすく言うならだが、円を七等分した感じだ。その七等分したうち、上から時計回りに傲慢・嫉妬・強欲・色欲・暴食・怠惰・憤怒という風になっている・どんな感じかってーと七等分した円の一つづつの辺を伸ばしていった感じ?説明が難しいからなんか自分で書いてみて確かめてな!
そして全力で進むこと幾星霜……
「み、見えた。あれが、色欲の国。うちとほとんど変わりはないな。けどこれどうやって入るんだ?」
ピコン!と音がなった。これは……フレンドメッセージ?ブレイブからだ。えーと、何々?魔王様からの伝言だ。結界で阻まれてるなら、結界の一番上に大火力を叩きこめば結界は消えるぞ。だが、無暗に住民を殺すな、か……情報感謝する!と、上って……あれすか?
そういってシェードが見たのは上空約1000メートルほどの場所だった。
♢♢♢♢♢♢
そりゃ魔力大量に使うわけだわ。こんな大きな結界張ってたんね。これ【結界】で上がろうもんならバレるしMP足りんぞ?ってことはこの翼使いこなさなきゃなの……?苦手なんだけど……俺だって翼なんて持ってねぇしよぉ。ちょっと練習してみます?フンッ!ぐぬぬぬぬ……ぐえっ。出来ねぇ……
ピコン!
また?ブレイブだ。なになに?魔王様から。お主ら来訪者は翼を扱えないと聞いた、翼を扱う感覚は最初は手を翼に見立てて練習するといい?……え?俺監視かなんかされてんの?ってくらいタイミングが正確なんだが。ま、まあいい。やってみるか。ほっ!うりゃりゃりゃりゃ!とぉ!よし!俺飛べてるぞ!ってぐはぁ!気が抜けた……
けど、飛ぶ感覚はつかめた。あとは手なしでもこれを出来るようにするだけだ。練習あるのみ!
―あれから20分後。
飛ぶの楽しぃー!っと、俺はここを攻めに……ってほどでもないか。魔王をぶっ潰しに来たんだ。この辺の街は壊すなって言われてるからさっさと最奥まで行こう。ビュンッ!
♢♢♢♢♢♢
フワフワ……
ここが……城か。えと、結界のてっぺんに高火力をぶち込む!
「『抜刀・画竜点睛』!」
パリンッ!結界が割れる音がする。
「!?結界が割れたぞ!逃げろ!逃げろ!逃げろ!」
俺の目的は魔王城にしかない。一直線に魔王城へと向かう。だが、そう簡単にいかせてくれるわけもなく。
「何者だ!その身から感じる魔力……強欲の国の手のものか!俺が相手になってやる!かかってこい!」
門番が俺の侵入を防ごうとする。まあ当たり前か。門番だし。なら、真っ向から向かって倒すまで!
「『身体強化』まずは実力を図ろうか。『抜刀・黒龍一閃』!」
「その程度か!『身体強化』!フンッ!グッ、うおぉ!」
これくらいなら弾かれるのか。なら、もう一段、上げるか。
「『覚醒』行くぞ。『抜刀・百花繚乱』!」
「なっ!速い!みえなっ!ぐはっ!」
殺すと怒られるんでね。殺しはしないよ。進ませてもらおう。
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