第六十八話 ダンジョン攻略inサーデストpart6
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五層へ足を踏みいれた先に待っていたのは火を纏った巨大な鳥、俗に言うフェニックスという魔物だった。フェニックスはこちらに気づくと戦闘開始の合図とでもいうように大きく叫んだ。鑑定!
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名前:フェニックス レベル:60
HP:4000 MP:3000
力:1000 防御力:1000 素早さ:730
魔法力:1200 魔法防御力:2000 器用さ:400
スキル:【飛翔】【炎の衣】【火炎魔法】【聖光魔法】【自己蘇生】【人化】【剣召喚】【魔剣】
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ステータスバグってんじゃねーのってくらい高いな。なに?HP4000とか魔法力1200とか、バグでしょ。バグ以外の何物でもないでしょ。で、スキル欄に目を移すと、特殊なのは【炎の衣】、【自己蘇生】、【人化】、【剣召喚】、【魔剣】……かな?【炎の衣】は見たまんまのあの姿のことだろう。【自己蘇生】は一度死んでも復活する?【人化】は今魔物の姿だけど人の姿になれるって感じだろう。【剣召喚】、【魔剣】は人化したときに使うためのものだと思う。
とまあスキルに関しての予測を立てたところで、そろそろフェニックスさんがお待ちだ。今の情報をブレイブに伝え、他に伝達してもらう。そして俺自身はバフを掛け始める。
「『身体強化』『覚醒』『魔刀』水風魔刀・斬!『結界』!」
「『陣形統率』『身体強化』『鋼化』『パワーアップ』『ディフェンスアップ』『オールアップ』『魔剣』紅蓮!」
俺たち前衛はバフの用意が完了した。さあ、戦闘開始だ!
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「開幕から飛ばしていくぞ!『抜刀・水風閃』!『抜刀・黒龍一閃』!もう一本も使うか。MP消費は激しいからあんまり長くは使えないけど!『魔刀』水魔刀・魔王刀!『抜刀・夢幻双斬』!」
「速いんだよお前は!『ソードムーブ』!『炎刃』!『ファイアスラッシュ』!くっ!ダメージの通りが悪いな。【炎の衣】ってやつのせいか?なら普通のアーツに切り替えよう。『剣の舞』!」
その言葉をキーワードとしてブレイブの周囲に幻影の剣が展開され始めた。幻影の剣は自由自在に動き出し、フェニックスへと向かっていった。
「『速射』『連射』『チャージショット』『集中』『聖なる矢』!『アローレイン』!」
様々なアーツを組み合わせた一撃、更なる追撃。
「『ホーリーレイ』!『ダーククラウド』!『ホーリークロス』!『ホーリーアロー』!むっ、聖光魔法を持っていると聞いていましたがそのようですね。通りで光魔法系統の魔法のダメージが低いわけです。【暗黒魔法】のレベルは低いんですけどね……」
どうやらそういうことらしい。フェニックスという魔物自体がそういう耐性を持っているのだろう。俺はあの衣をどうにかできないかと刀に水流魔法を纏わせているわけだが、フェニックスに対して効果抜群なのだろう。俺とハク以外は水流魔法、持ってないからな。ハクにも出てきた貰った方がよさそうだ。
「ハク!あいつに水流魔法をどんどん打ち込め!」
「ウォーン!」
任せろ!とでも言いたげな様子で、魔法の準備を始めた。最近呼べてないからな。俺も複合魔法の準備をする。
「準備完了だ。行くぜ!『ハリケーン』!」
「ウォーン!!!!!」
俺は水流・暴風複合魔法のハリケーン、ハクは水の竜のようなものを作り出した。ハクの魔法というのはどんどん変化してきていて、型にはまった魔法ではなく、生み出したものの操作をしているような感じだ。これは魔物故の魔法なのか、俺たちにも出来るのかはわからないが、俺たちの魔法よりも強く、使いやすいのは考えるまでもないだろう。
「『チャージショット』『サンダーアロー・レイン』!なるほど、属性攻撃は効きやすいのね。私は火と風と雷だから雷で行くわ!『サンダーボルト』!」
他の三人も属性を考えながらの攻撃を始めた。俺はというとMPが心もとないのでポーションを飲んでから前線へ戻る。効果時間はMPを払えばほぼ無限だけどMPは有限だからな。
「『結界』」
久しぶりの性質追加だ。反射と魔法耐性[小]だ。俺のMPを考えた場合これが最大限だった。
「行くぞ。『納刀・光閃』」
ヒュンッ!と一つ目の結界に向かい、反射で次の結界へ、またさらに反射で結界へ……一瞬にしてフェニックスの下まで潜り込んだ。ここから出すならあのアーツだ。
「『抜刀・昇り双竜』!」
切り上げのアーツ、水流魔法を纏った刀で切り上げるのだから効果は抜群。しかしこの技はこれだけで終わりではない。
「『抜刀・画竜点睛』!」
昇り双竜で上に上がる、画竜点睛で下りながら斬る。このコンボが強いんだ。これでフェニックスのHPは半分を切った。あと半分、あとちょっとだ!
《ほう、やるなお前たち。我をここまで追い詰めるとは。我もここからは全力を持って相手しよう。『人化』》
次の瞬間、フェニックスの体が光に包まれた。光に包まれたフェニックスは人の姿へと変えた。その光が解かれたとき、姿を見せたのは炎の衣を纏った少女だった。
―少女ォ!?
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