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第四十三話 試行錯誤

設定集に追加してほしいもの募集してます!

 あれからゲーム内で三日が経った。俺は毎日ログインして様々な方法を試した。幸い、MPはなくなると自然と元に戻る、という街と同じ判定だったので、MPの心配はなかった。しかし、その三日間は過酷なものだった……


♢♢♢♢♢♢

Day1


「そうか、今日はここからなのか。」


 昨日は全力でブリザードミサイルを打って終わった。今日は全部の属性を試してみようと思う。


「『フレアバースト』!『ウォータージェット』!『エアロブラスト』!『ロックバレット』!『ライトニングボルト』!」


 うーん、すべて意味はない……か。どうしたもんか。


♢♢♢♢♢♢

Day2


 今日は魔法ではなく魔法を纏わせた刀による攻撃を試してみようと思う。


「『魔刀』風魔刀・退魔!『抜刀・居合』!」


 今回は斬撃の傷がほんとにうっっっっっっっすらつくだけか。これはほんとに魔法で壊せるのだろうか?


♢♢♢♢♢♢

Day3


 一人では無理だと感じた俺は、ハクを頼ることにした。


「ハクも魔法を打ってくれ。いくぞ?『ウィンドカッター』!」


 ハクが打ったのはアクアウェーブ、水魔法が進化した水流魔法の魔法だ。しかし、これでも効かないか……この日も様々な魔法を打ったが何も変化はなかった。


♢♢♢♢♢♢


 そして今に至る。ということで今日、試してみようと思ったのは宝刀・白雪の武器アーツ、雪景色だ。しかし、今のままでは打てない。なぜなら、この場所にいるとHPが自然と回復してしまうからだ。だが、その効果を切ることはできる。俺は設定から街にいる間HP・MP自然回復という項目のHPだけをOFFにした。そして、


「『結界』『ライトニングボルト』」


 自分に向けて攻撃を始めた。HPを減らすためだ。耐久値に関してはこの街の中で負ったものなら回復する。外で減った耐久値は回復しないがな。ということで準備が整った。


「『身体強化』『獣化』」


《我が名は宝刀・白雪》

《我が望むは白銀の世界》

《我が望むは一面の雪景色なり》

《今、我の力を解放せし者よ》

《世界を雪で染め上げろ!》


「『雪景色』!」


 白雪に溜まった力を解放するように振る。これで凍るか?……まて、これ()()()してないか?放った氷が的を避けている。なるほど、魔法の無効化、か?壊させる気ないだろ!?ないよなぁ!?はぁ、壊せって言った以上壊せるとは思うが……いままでの状況と無効化の条件、それを突破する方法を考えろ……まず、雪景色が効いてないって時点でどこかだけ無効化がないって線はナシだ。あれは全体を覆うからな。どこか弱いとこがあれば絶対に効いているはずだ。

 ついでに言うとどれかの属性だけ無効化を食らわないって線はない。最近ハクがどんどん強くなっててな。光魔法と闇魔法の上位属性も持ってて試して貰ったからない。あとは……二属性必要ってパターンもない……いや、タイミングか?ハクと俺のタイミングはお世辞にも合っていたとは言いずらい。さらに付け加えるとハクと一緒にやるってのは無謀に近い。いくら意思疎通(シンクロ)があるからってここはコンマ何秒の世界、魔法ごとに速さが違うからいくら意思疎通(シンクロ)があったとしても不可能に近いだろう。


 ……方法がないわけじゃない。昔この街のダンジョン攻略で、刀を持つ前、二つの剣で魔剣を使ったことがある。あれなら可能だろう。しかし、今の俺には剣が二……つ?ある!あるぞ!そう、


ーーーー魔刀・退魔と宝刀・白雪が!


 これなら可能だ!あとは俺の技量ってことになるか……いや、雪景色だ。アレを使えば継続的な属性ダメージを与えられる!あとはそれに合わせる形で魔法を纏わせて攻撃すれば!やってみるぞ!


《我が名は宝刀・白雪》

《我が望むは白銀の世界》

《我が望むは一面の雪景色なり》

《今、我の力を解放せし者よ》

《世界を雪で染め上げろ!》


「『雪景色』!」


 かーらーの?


「『魔刀』風魔刀・退魔!『抜刀・百花繚乱』!」


 パリンッ!


 やったー!やったぞぉぉぉぉ!!!!はあ、はあ、はあ、はあ。MPをなくして回復するからそっからさらに使ってって……だいぶキツいぜ。


「割れたのですか!?」


 的の割れた音にドリスさん……だったか。が飛んできた。


「刀を持っていますが魔法で割ったのですよね?」


「あ、はい。魔法……と言われると怪しくはありますが。」


「いえ、貴殿の使った方法は間違いなく魔法です。あれは魔法で割ればベルが、それ以外の手段で割ればブザーが鳴るようにしていましたから。」


「じゃあなぜ聞いたんですか……?」


「……一応確認です。では魔王様のところへ行きましょう。」


 そうして俺は魔王様のところへと連れていかれるのだった。


♢♢♢♢♢♢


『ほう、其方、アレを割ったのか。アレはヒヒイロカネと言って単一の魔法属性を完全に無効化するという性質を持っていたのだよ。よくぞそれに気づいたな。』


「ありがたきお言葉です。」


『では試練の褒美を授けよう。ハァア!』


 ドクンッ!と体に力が漲る感覚があった。急いでステータスを見ると新たなスキルの名が刻まれていた。その名は










 ーーーーー【複合魔法】と。



前回の最初や今回の最後のような礼儀正しい言葉をシェードに使わせるのがとても楽しいです。度々出るかもしれませんね。気に入っていただけたらブックマークと評価、感想お願いします!

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