第四十二話 何も……ッ!出来ませんでしたァ!
設定集に追加してほしいもの募集してます!
さて、これからパーティ部門予選、のはずなんだが……先程の試合で負ったダメージが多いとかなんとかで棄権するパーティが4つほど存在し、結果的にエントリーしたのが22パーティでそこから6パーティ棄権したので16パーティ、つまり予選の必要がなくなったとさ。めでたしめでたし?なのか?
『パーティ部門予選はパーティ数が20パーティ以下になったため、中止いたします。ソロ部門の本選は〇月☓日、ペア部門本選は〇月△日、パーティ部門本選は〇月□日開催です。では、係員の指示に従って会場から退場してください。』
いろいろ言われたが一週間ごとに本選するよ、と言いたかっただけだ。それまで時間はあるからレベル上げやスキル取得なんかに行ってみようかな。しかも俺には今レイドで手に入れたスキルクエストフラグがあるからな。ちょっと行ってみよう。
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クエスト:『魔王の試練』 難易度:☆5
クエスト報酬:【????】
クエストナビ:魔王城へ向かえ
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クエストを受注することは出来た。クエストフラグってのがインベントリ内にあってそれを使用すると今の自分のステータスを参照してクエストが生成されるんだと。ということで行ってみましょう!
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『ほう、其方が先の戦いの功労者か。助かったぞ。』
「いえ、お役に立てたのであればうれしい限りです。」
なぜだ!?俺はこんな言葉遣いが出来るやつではないのに!おいおい、ステータスを見たらなんか[畏怖]って状態異常になってるんだが。これのせい?おかげ?でこんなふうになってるのか。
『して其方は我の試験を受けに来たということでいいのか?』
「はい、ぜひ私に試験を受けさせてください!」
『いいだろう。おい、ドリス。案内してやれ。』
「はっ、かしこまりました。魔王様。」
いったい、俺はどこへ連れていかれるんだろうか……
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「ついたぞ。魔王様からの試練を伝える。一度しか言わんからよく聞いておけ。『目の前の的を破壊せよ。魔法でだ。』とのことだ。貴殿たち来訪者が寝る場などは整えてある。貴殿は大会の本選出場者だと聞いている。それが始まる前には帰すがそれまでは出すなと言われているため出すことはできない。説明は以上だ。質問などはあるか?」
「い、いや、ないです……」
「では、私も忙しいのでな。健闘を祈る。」
あの的を魔法で壊せ?そんなことがあるのか?一見ただの的にしか見えないが……まあ物は試しだ。最大威力でぶつけてみようか。
「『身体強化』『獣化』『結界』『ライトニングボルト』」
【覚醒】は戦闘中というか戦闘可能フィールドでしか発動できない。ここは魔法やスキルの発動こそ可能だが決闘システムを使わないと攻撃しようとした瞬間はじかれてしまう。ということで今の俺にできる最大のバフをのっけてMP全部つぎ込んだライトニングボルトを結界を何枚か使って反射させまくって
威力をバカみたいに上げてからぶつける。これで壊れないなんてあるわけが……
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魔王様Side
「しかし魔王様、よかったのですか?」
『ん?なにがだ?』
「あの来訪者のことです。あの的は単なる的ではありません。単一の魔法属性を完全に無効化する特別な鉱石、ヒヒイロカネでつくられた的です。ただの魔法では傷一つ付きません。それを魔法で壊せなどと……」
『それぐらい出来てもらわんと我らに未来はない。他国も来訪者を召喚したと聞く。その中にはもちろんあやつほどの実力を持ったものもおるだろう。そして我らの権能は他の魔王と比べれば戦闘向きとは言えぬ。あやつには強くなってもらわねば困るのだ。そう、あの伝説の魔法を習得するくらいにな……』
シェードに期待している魔王とその従者。果たして、シェードにヒヒイロカネを壊すことが出来るのか。しかし、当の本人はそんなことは微塵も知らなかった……
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