第二十七話 ダンジョン攻略~下~
過去一長いです。更新遅れてすみません。
設定集に追加するもの募集してます!
俺たちはついに五層へと足を踏み入れた。そこにはとても大きな扉があり、俺たちを迎えているような気がした。これが王都のダンジョンにもあったことを覚えている。しかし、あの時よりも確実に感じる力が強い。
俺たちも強くなっているのに、だ。これは注意してかからねばまずいだろう。さあ、行こうか!
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三つの顔を持つ……犬?それってまさか……鑑定!
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名前:ケルベロス レベル:30
HP:1000 MP:400
力:500 防御力:370 素早さ:450
魔法力:300 魔法防御力:270 器用さ:100
スキル:【息吹】【噛み付き】【配下召喚】【統率】【空歩】
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なっ!レイド並みのステータスだと!?この空間が広いのって……このボス、レイドボスか!?
クソっ!レイドボスを二人で攻略?出来るか!でも来たからにはやるしかねぇ!
「ブレイブ、このボスはレイドボスだ。その分HPもかなり高い。スキルは【息吹】、【噛み付き】、【配下召喚】、【統率】、【空歩】、だ。これから見るに近づけば高い力で噛みつかれ、離れれば上から息吹だったり配下を召喚して戦うスタイルだと思われる。このことから、俺らが取れる戦法は一つしかない。ヒット&アウェイだ。行くぞ。」
さあ、始まった。俺たちにはヒット&アウェイしかないんだ。ヒット&アウェイとは古来より格上との戦いにおいて格下が抗う術なのだ。今回、ブレイブにはタンクは頼んでいない。流石にあの威力の攻撃だと即死しかねん。俺が避けタンクになった。レイドだと避けタンクのが強いのかなぁ。
ケルベロスは魔法防御力の方が低いから主体は魔法になるだろう。ブレイブは30秒待ってくれと言った。多分ステータス振りをするんだろう。それまでは持ちこたえてそこから一気に攻撃に転じる。まあだからと言って攻撃をしないわけじゃないがな。
「『バレットレイン』!『ライトニングボルト』!」
こうやって避けながら攻撃を加えていくしかない。
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ブレイブSide
俺視点もだいぶ久しぶりか。そんなことを言ってる場合じゃないな。
取り敢えず今あるポイントを使う。レイドのクリア報酬の経験値はもらったし今回の攻略でレベルも上がったし十分あるはずだ。
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名前:ブレイブ レベル:20→35
職業:戦士 HP:145 MP:150→180[50→80]
力:266[25] 防御力:200[30] 魔法力:100
魔法防御力:150 素早さ:160 器用さ:100
装備:デーモンショートソード・デーモンシールド・デーモンアーマー スキル:【身体強化1→7】【剣術2→8】【鑑定6→8】【付与魔法1→5】【魔力強化1→4】【魔力循環1】【硬化1→6】【注目1→4】 マニ:18000
スキルポイント:700→2700 ステータスポイント:0→190
恩恵:権能【強欲】
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が、
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名前:ブレイブ レベル:35
職業:戦士 HP:165 MP:240[140]
力:266→410[25] 防御力:200[30] 魔法力:135
魔法防御力:150 素早さ:200 器用さ:100
装備:デーモンショートソード・デーモンシールド・デーモンアーマー スキル:【身体強化7】【剣術8→11】【鑑定8】【火魔法1】【付与魔法5→強化魔法1】【魔力強化4→10】【魔力操作1】【魔力循環1】【硬化6→鋼化1】【注目4】【ポイント変換】 マニ:18000
スキルポイント:2700→0 ステータスポイント:190→0
恩恵:権能【強欲】
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新しく【火魔法】と【魔力操作】と【ポイント変換】を取得した。【ポイント変換】は、スキルポイント100とステータスポイント10を交換できるスキルだ。今回俺はスキルポイント200をステータスポイント20に変換した。
あとは付与魔法が強化魔法に、硬化が鋼化になったことか。これらは単純に倍率が上がったのと、強化魔法は種類が増え、鋼化は使用中も動けるようになったことか。だいぶ使いやすくなった。じゃあシェードにも悪いしさっさと戦線に戻ろう!
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はあはあ、そろそろMPがきつい。それに何発か食らってしまった。息吹にカス当たりしただけだからHPは大丈夫だがそろそろ戻ってきてくれないとまずいな。
「おいシェード!戻ったぞ!」
「おせーんだよ!」
「すまねぇな、ちょっと回復してろ。その間俺が相手してるから。」
か、かっけぇ!
「あ、早く戻って来いよ!?お前みたいに素早さ高くねぇからな!?ふりじゃねーよ!?」
はあ、前言撤回。かっこよくなんてなかったわ。いや、まあいいか。
「当たり前だ!こいつを倒すのは俺だからな!?」
「わかったよ。じゃあ、待ってる。『リジェネ』『マジックリジェネ』」
おお!これは……HPとMP両方のリジェネか!これでMPポーション飲んでさっさと戻っても魔法打ってしばらくしてりゃあ回復してるってわけか。こりゃあなおさら早く戻んねぇと効果時間が切れちまうな。
「『ブリザードミサイル』!『サンダーボルト』!」
ブレイブはあいつを引き付けて方向転換することで噛みつきに当たらないようにしてたんだな。俺がタゲ取ってやるよ!
「『注目』!」
クソッ!離れてて効果が少し薄いか。今そっちに向かう!ってああ!
「危ない!」
「なっ!『鋼化』!グハァ!!」
ギリギリで間に合ったか。HPポーションを投げておこう。それはそうとしてあいつ、ぜってぇぶっ飛ばす。
レイドボスがなんだ、HP1000がなんだ、二人がなんだ。ブレイブは俺の相棒だ。そいつにあんな攻撃するってことは……分かってるな?行くぞ。
「『魔刀』風魔刀・退魔、『身体強化』『ロックウォール』。ブレイブ、付与頼めるか?」
「あ、ああ。『オールアップ』」
力が溢れるな。これならいける。
ロックウォールをジャンプ台にした俺は、一瞬で高く飛び上がり、ケルベロスの目の前に辿り着く。
ケルベロスも焦って息吹を放つ。
「『結界作成』」
それを俺は防ぐ。なんだろうな。相手の動きが見える、分かる。次は噛みつきを右、左、真ん中の順で繰り出してくるな。
俺の考えた通り、ケルベロスは噛みつきを繰り出す。順番まで同じで。
まずは頭一つだ。
「『抜刀・百花繚乱』」
右の頭を切り落とす。血が飛び出る。その血を払う。俗に言う血振りってやつだ。
すると、ケルベロスは尻尾をうならせ、俺へと攻撃を仕掛けてきた。
その攻撃を受けてしまった俺は壁へと吹き飛ばされた。
「ケホッケホッ。くっそいってぇ。先に尻尾を切るべきだったか?いや、とりあえずあいつは頭が二つになったから攻撃力は落ちたはずだ。さあ、ここからどう攻めるか……」
「おい、一人で熱くなってんじゃねぇ。」
ブレイブが俺にチョップを食らわせてきた。意外と痛い。こいつ力いくつあるんだ?
「二人いるんだ。二人で戦えばいいだろ?」
「そう……か、そうだな。じゃああいつの尻尾を頼めるか?俺が頭を削る。あいつのHPもあと3割だ。ラストスパート、行くぞ!」
「おお!」
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取得条件を満たしました。ユニークスキル【覚醒】を取得できます。
スキルポイント300を消費し、取得しますか?
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ゆ、ユニークスキル?【覚醒】、か。いいねぇ!ちょうど俺のスキルポイントは300だ!これは神が勝てって言ってるのかもなぁ!取得だ!
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スキルポイントを消費してユニークスキル【覚醒】を取得しました。
【覚醒】
・世界がゆっくりに視える。
・思考が鮮明になる。
・全ステータスが1.5倍になる。
・使用中毎秒MPを5消費する。
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ん?なんか概念的なものが多い気がするな。あれか?俺が戦闘中にたまになってたやつ。
なんかあの時はあいての攻撃がわかる気がしたんだよな。それにステータス強化とMP消費が加わった感じかな。俺さ、毎秒MP消費みたいなスキル多いなぁ。でも強いことには変わりない。勝ちに行こう!
「ブレイブ!付与頼む!あとはさっきの通り尻尾頼んだ!」
「任せろ!『オールアップ』!『リジェネ』!『マジックリジェネ』!」
「サンキュー!『魔刀』風魔刀・退魔!『身体強化』!『覚醒』!」
力が湧いてくるな。今ならいける気がする!さっき見たらレベルが上がって覚えてた新技!
「『納刀・光閃』!からの『抜刀・百花繚乱』!」
納刀・光閃、刀を納刀した状態で放つことのできる技。納刀の種類の一つ。その中でも光閃は自在の方向一直線に超高スピードで接近する技だ。原理は分からん。その光閃から百花繚乱を繋げた。色んなスキルで強化された力から放たれる百花繚乱は相手のHPを一気に150も削った。
「よしっ!ってやばい!『結界作成』!」
空中で無防備だった俺にケルベロスは肉を切らせて骨を断つと言わんばかりに自称覚悟で噛みつきをしてきた。それを察知した俺は避けれないと思い、全力で結界を作成した。
MPの半分をも消費した結界はケルベロスの攻撃をギリギリで防いだ。
「こっちもやったぞ!シェード!」
魔剣を習得していたブレイブは尻尾を切り落としていた。ケルベロスのHPもあと一割となった。
ケルベロスは百体近くの配下を召喚した。鑑定で見てみるとケルベロスのMPは一気に200も削っていた。
それだけの代償があったということだろう。まずは目の前のウルフたちだ。さらに向こうからケルベロスの息吹もある。さて、どう対処したものか。
「『フレアボム』!」
ブレイブも少ないであろうMPで応戦している。これは俺も応戦しなければ。
「『サンダーピラー』!『フレアバースト』!『アイスエッジ』!」
俺も範囲攻撃が出来る魔法で対抗する。流石にレベル30の魔物の召喚した魔物だ。HPもかなり多い。一発じゃ倒れない。三発かかることもしばしばだ。
「『抜刀・居合』!」
抜刀・居合。力参照の攻撃範囲をしている。ステータスが上がっている現状ならかなり広い範囲を攻撃することができる。
「『パワースラッシュ』!『パワースラッシュ』!」
近づいてきた魔物はアーツを使って撃退する。クソ、そろそろMPがつらくなってきた。一時壁を作ろう。
「『ストームシールド』!」
一旦MPの回復だ。そして敵の残りの確認もだな。
敵は……あと半分、五十体ほどか。ケルベロスは、あれ、回復してるのか?クソッまずいな。HPとMPが徐々に回復してきてる。仕組みは知らないがまずいことになってるな。
「ブレイブ、あいつ回復し始めてる。ここは俺が一掃するから先に行って攻撃を仕掛けてくれ。道も俺が結界でつくる。任せたぜ。」
そういうと、ブレイブは悩みに悩んだ末、了承してくれた。じゃああとは俺がやることやってブレイブに追い付いてあいつぶっ飛ばすだけだな。じゃあ行こう。ストームシールド解除っと。
「『抜刀・居合』!『抜刀・居合』!『抜刀・居合』!」
抜刀・居合で敵を薙ぎ払い、残っていた敵を魔法や刀で倒した。向こうは始まったばかりだな。
全力で追いつくぞ!
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鑑定をしてみるとHPが3割にまで回復していた。少々骨が折れる。しかし!配下召喚もあんな数は出来ないし、息吹は一つだし、尻尾の攻撃は封じたし、負けることはない!あとは気を抜かずに戦っていこう!
ブレイブが前衛、俺が隠密を織り交ぜた中衛のような動きをした。様々な魔刀を試してみるとケルベロスは氷魔法系統が苦手である、ということが判明した。ケルベロスのHPも2割を切ったところで俺らは勝負を決めに行った。火魔法しか使えないブレイブの剣に氷雪魔法を流し、俺の刀にも流してアーツを打つ体制に入った。俺は光閃から百花繚乱の連携に、ブレイブはパワースラッシュの体制だ。
「行くぞ!」
「『納刀・光閃』!『抜刀・百花繚乱』!」
「『パワースラッシュ』!」
二人の全力のアーツがケルベロスの体へと突き刺さる……!
ぐぎゃああああおおお!!!!!
ケルベロスの断末魔が鳴り響く。
それと同時にアナウンスがなった。
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特殊勝利条件を達成しました。特別報酬を配布します。
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と、特殊勝利条件?多分二人……いや、1パーティでクリアしたことか?
まあいいや、あれ?恩恵完全に忘れてたわ。いやー、もっと楽に勝てたな。でもまあユニークスキル手に入れたしよかったか?まあいいや。はあー疲れたぁー!
取り敢えずクリアを喜ぼう!
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レベルが上がりました。×3
スキルポイント300、ステータスポイント30を獲得しました。
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