平成
私の生きる場所はずっと五線譜の中
音符は刻まれていく
メロディーラインは破天荒
たくさんの悦びと酷すぎるあやまちを
きっと私が奏でたり操られたり
何も鳴らせなくても歌えなくても
休符なんて見つけられない
生命はいつだって強弱をつけたがる
濡れる、叩かれる、弾ける、壊される、
若いとは後に幸せなことだと気づく
31回桜が咲いた 奇跡
誰かがいて 誰もがいて 縛られても
誰もいなくて 誰もがいなくて 隙間だらけでも
同じように嬉しくて怖くてキツくて
温かくて寒いもんだよ
私は何回笑ったんだろう
私は何回笑わせたんだろう
なぜ振り返らず次を探し続けたんだろう
なぜ立ち止まらず次を歩き続けたんだろう
あなたはなぜ今を生きているのですか?
老いるとは優しくなれることだと気づく
31回桜が散った 奇跡