聖魔道生態図鑑
第一級秘匿事項
クロノス
基本白銀色の小ぶりな花。万病に効き、特に記憶障害に対し隔絶的な効能を示す。魂に直接関与し、記憶を引き出せるものと推測されている。
生息地: 魔力が濃く溜まった場所。ダンジョンでも採取できることがある。
クロノスは基本白銀色の小ぶりな花だが、ごく稀に蒼い花を咲かせる。蒼いクロノスは、魂が入っているものだと神託によって定められている。大抵が魔物や小さい動物などの魂の模様。蒼が濃い程魂は大きいものと推察されている。この蒼いクロノスこそが、クロノスと呼ばれる所以である。
蒼いクロノスは、魂が宿る故意識が有り意思が存在する。よって魔物に分類される。魔物名はカトロス。攻撃性は皆無と見られる。が、攻撃の意志を示した際は駆逐せよ。
カトロス
基本淡い蒼色をしている小振りな花。クロノスと同種と見られているが、確定には至っていない。何らかの魂が宿る故、意志あるものとして魔物とされる。クロノス同様万病に効くのか、記憶障害に対する特効薬に成り得るのか、他に特性があるのか未だ解明されていない。
生息地: クロノスが群生している地。
蒼色が強い程、魂も大きなものと見られる。濃いもの程知力が有り、危険性が高まる予想。カトロスに攻撃されたという報告は出ていないが、充分警戒することを推奨する。色が薄いものは研究の余地有り。
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