表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

手をのばして

作者:
掲載日:2018/06/23

 

 手をのばして


 めいいっぱい、手をのばして



 あたし、手をのばして




 つかもうとした



 ほんとうだよ




 (疑ってなどいないよ)




 あたし、穴がみえて




 こわくなって、手、ひっこめた から




 あたしの



 (君の大事な宝物は、どうなったの?)



 知らない!



 知らないよ!そんなもの!忘れることにしたの!だから、もう知らないの!




 (そう、でも、それで構わないのかな)


 (君は、ほんとうに、その結論で、構わないのかな)



 当たり前だ、よ


 決まってる、よ



 (君がそういうならそうなんだろう)



 どうして


 (君がそういうのだから、そうなんだろう?君は今、決めたんだよね?自らで 自らとの約束は守らなきゃ)




 ちらちら、舞うのは薄紅の桜


 季節外れ


 季節外れ



 ふ、ふわとあたしは浮き上がって



 一枚の桜の花びらになるよ



 約束だから



 手をのばすことはやめたんだ




 季節外れの薄紅は



 ちらちら風にもっていかれて



 あたし、そのまま、目を閉じて



 

 手をのばすことをやめたら



 きゅうに、約束のシャワーにさらされて



 薄紅が浮き上がるみたいで



 どこが、ほんとうですか



 どこまでが、ほんとうなの



 どこにいても


 なにをみても



 あたしの目に見えるものが



 そのまま


 こたえになるから



 薄紅は浮いて


 あたしは、風に浮き上がって


 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 割烹、覗いて良かったです。 変な話ですが、昔自分で書いたへっぽこSFがあって、 その中で、万人の盾と呼ばれるような宇宙艦隊の指揮官が、親友の忘れ形見である義理の息子に 「自分自身にした約束…
2018/06/25 10:12 退会済み
管理
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ