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チートがある?素晴らしい人材です!  作者: こんにちは酒
異世界転移したから手続きしよう
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ただの日常

 起きた。昨日と同じくベッドはグチャグチャだ。

 軽く風呂に入り、ガーネットを起こして風呂に入れさせる。その間に水差しの中身を捨てて入れ替える。

 風呂から出たガーネットに朝飯を作ってもらい、その間に準備体操をする。


「「いただきます」」

 今日はフレンチトーストと昨日の残りのシチューと牛乳だ。食べながら予定を聞く。

「今日は俺は農業ギルドで種を買ってきて畑に植えるよ。ガーネットは?」

「私は洗濯と掃除をしてから私物を寮から全部持ってきます。その後にカーテンなどを買ってきます。私が選んでもいいですか?」

「俺に希望はないから好きにしていいよ。それともついてきてほしい?」

 少し考えてからガーネットは断った。どうやら俺の手を煩わせるのを嫌がったようだ。まぁここで俺が迫っても意味ないか。

 コーヒーを淹れてもらい、待ってるとお弁当を作ってくれたガーネットが俺に渡してくれた。今日はなんだろう?

「時間がなくて昨日と似た感じになってしまいました。ごめんなさい・・・」

 そんな気にしなくてもいいよと断わって出かける。もちろん今日もキスをしてから家を出た。



 鍬を持って農業ギルドに行くと既に人は大勢いた。シゲルがいたので近づくと向こうも気付いたのか手を振ってきた。

「おはよう勇者タダシ。さすが俺が目をつけただけあるわ!」

 でかい声なので他の人も俺を見る。勇者だ!とか、さすが・・・とか聞こえるが無視をする。

「おはようシゲル。あと声が大きい。ただでさえ近所の人の目が多いからやめてくれ。」

「おっと、すまんな。それで、今日はどうした?」

「大根はもう植えたから次に植える野菜の種を探しにきたんだ。なにかおすすめは?」

 そう言うとシゲルは少し悩んだあと助言してきた。

「俺より職員の方が詳しいから、そっちに聞いてくれ。すまんな。」

 シゲルの助言に従い、別れを告げて受付に行く。前回行った時のエルフの窓口が空いてるのでそこに行く。エルフの職員は俺を覚えてたのか、俺が挨拶するとにこやかに笑顔を返してきた。

「おはようございます、タダシさん。今日のご用件は?」

「おはようおざいます、実はですね・・・」


 俺の話を聞くと職員は少し悩んでからこう言った。

「タダシさんが良ければですけど、魔法の種類とレベルを教えてもらえませんか?もちろん秘匿しますので安心してください。」

 魔法はあまり人に言わない方がいいだろう。シゲルでさえ土と水魔法が使えるとしか聞かされてなかった。

 思い出したが犯罪を起こそうとすると頭痛がするらしい。そして目の前の職員はなんともない。俺の情報を悪いことに使おうとはしてない証拠だろう。覚悟を決める。

「私は土が5、水が3のレベルです。これでいいですか?」

 素直に言ったのに驚いた職員は目を見張ると少し呼吸を置いて言葉を出した。

「ありがとうございます。それだけの高レベルなら選べる野菜は多いです。まずは・・・」


 言われたのはいろいろあったが選んだのはレタスだ。普通なら今から1ヶ月前に植えるが、おれの魔法を使えば大丈夫だそうだ。さらにどちらかと言うと育てるのが易しいということだ。

 さっそく種を買い、植え方の指導を受け、窓口を離れる。

 出口に向かうとシゲルがまだいたので声をかける。

「シゲル、レタスを育てることにしたよ。助言ありがとな。」

「今からレタス・・・?そうか、タダシは思ったより高レベルの魔法を使えるんだな。分からないことあれば言えよ?」

「ありがとな。じゃあ俺は行くわ。」


 畑に着いた。さっそく鍬を振るう。昨日開墾したところを掘る。柔らかい土なので掘るのに力はいらない。だが畑が広いので腰と肩が少しこってきた。

 ちょうど12時の鐘が鳴ったので昼食にする。弁当はサンドイッチだが中身は豪華だった。デカいカツが入ったものと苺と生クリームのサンドイッチだ。水筒に入っていたのはハーブティー(辛くない)だ。

 食べ終わり少し寝る。前と違い寝過ごさないように除けた木を背にして眠る。



 起きるとまだ太陽は落ちてない。体をほぐし、鍬を振るう。ある程度掘ったら種を植え、土を被せる。その繰り返し。

 夕方になる前に種を植え終えた俺は家に帰ることにした。帰る途中で4時の鐘が鳴る。まだ仕事をしている人が多いのか、住宅街に人はあまりいない。

 家に着くと鍬を物置に置いてきて戸を開ける。そこには机で腕を枕にしたガーネットが寝ていた。ケモ耳が動くのが可愛い。起こさないようにイスに座り、起きるのを待つ。


 5時の鐘が鳴った。それで驚いたガーネットがビクっと体を震わせ起きた。

 目の前にいた俺に驚いていたがすぐに落ち着きこう言った。

「おかえりなさい、あなた。」

「ただいま。」

 そう言ってお互いに微笑みあう。

 

 当たり前の挨拶で心が温まる俺たちだった。

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