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第十一話
漢中太守魏延。
反骨の相の持ち主。
あの諸葛亮に後頭部が出っぱってるだけで
裏切ると言い掛かりを付けられたおとこである。
諸葛亮先生まじクレーマーだぜ。
そんな魏延が漢中から挨拶に来ました。
なので漢中の守備ご苦労、先帝も感謝しているぞ
と劉備を持ち出し遠巻きにご機嫌も取る。
プライド高そうだからね。
ま、魏延さんが守備してくれてるから安定してるわけだし。
少しはおだてますよ。
やっぱりギギギの魏延さんも
北伐したいみたいなんですわ。
自分に自信があるんですわ。
長々と新説北伐計画を語ってくれました。
俺も相手をおだてつつ、相手の言い分は聞かない
日本人会社員トークで頑張りました。
しぶしぶ納得して守備に戻ってもらいました。
あー、久しぶりに疲れた。
諸葛亮、魏延も連れてけよ、嫌いだからって
のけ者にするのは良くないと思うよ。
