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決定的な瞬間を、春は見たっ!!!!
プリントの問題を解き終え右隣の席を何となく見ているとデコレーションを鉛筆に施していて何も見ていないことにしたくなりました春です。
暫くして数学Bの授業が終わりプリントをまとめています。
右隣の宏君が暑いのか今頃ですが窓を開けてます。
「起立」
立ちますぅ〜〜?
宏君が当然のごとく窓枠に乗っています??
「きをつけ」
背筋を伸ばす前に窓枠の上で体を揺らしている宏君のせいで背筋が凍えてますぅ〜〜
「礼〜〜」
宏「I can fly!!(バッ」
宏君が窓の向こうに消えました……
春「跳んだ〜〜〜〜〜ッ!!!」
………ここ、3階ですよね?
夜華「何っ??」
窓の外を指差しながらあわてて窓に駆け寄り宏君の姿を探します。
宏「I am No.1!!(ダッ、ドドドド」
春「無事でしたか……」
あの冷静な宏君が何故あんな事を
夜華「何あいつ飛び降りたの??」
宏君の奇行に夜華さんでさえ苦笑いしています。
理科「まさか奴は私に勝つために……
このままじゃ負けるのじゃ!!」
理科さんは負けじと走り去っていった。
クリームコロッケパンのためだけに人はあそこまで頑張れるんですね。