副部長ですが休み時間に何か?
休み時間となり雑談部は自然と僕の席の周りに集まる。
理科「皆聞いたか〜〜い?」
常に白衣を着ている理科が何故か凄い偉そうに歩いて来る。
春「何をですか?」
理科「フッフッフッ、実は…実はだね!!」
理科は『バッ!!』という効果音がピッタリなぐらいに腕をふりポーズを決める。
面倒臭いしほうっておくか……
宏「次の授業って何だ?」
僕の机の上にちょこんと可愛く座っている夜華に問う。
夜華「数学B」
端的に返事をされたが別に僕は嫌われてはいない筈だ。……多分。
理科「聞いてくれよぅ!!」
涙を浮かべて僕にしがみついてきた。
宏「聞いてやるから泣き止め、あと仮にも女子なんだから抱きつくな」
理科はハッとして僕から離れた。
春「それで理科さんは何を言おうとしてたんですか?」
理科「今日は購買のクリームコロッケパンが30周年記念として限定30個だが30円らしいんぜよ。」
理科以外「安っ!!」
クククッこれは燃えてきたな………
夜華「その安さだとどうせ買えないでしょ」
……本気で取りに行ってやる。
春「確かに通常価格の時でさえなかなか手に入らない人気商品ですからね。」
………ハッハッハッ30円
宏「……30円か、クリームコロッケパン(クックックッ」
理科「あの宏が燃えていらっしゃる!?!?」
………クリームコロッケパンお前達はもう僕のものだ!!