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vol.19-diary14 華麗なる変身!?

その日、明奈と翔は街に出た。

「あれ~、こんなところにメイド喫茶なんてあったっけ?」

明奈が真新しい建物を指さして言う。

「それにコスプレショップも…。あっ、アニメイトも電気屋さんもあるよ。」

翔はこの建物がビルになっていることに気付いた。

「これで、この街のオタクの人は助かるね!」

「うん、そうだね。」

明奈と翔はその場を普通に通り過ぎようとした。

しかし…

「お客さん、ちょっとコスプレ試してみない?」

客引きをしていたコスプレショップの店員に声をかけられた。

「僕、そういうのはちょっと…」

断る翔。明奈ももちろん断った。

「私も興味ないです。でも、翔…彼は寒い時にピカチュウとかガチャピンの着ぐるみを着て寝る習性があるので素質あると思います。」

…自分だけは。

「ちょっと明奈~。何で!?」

「ちょっとだけ試してみてよ。ねっ♪」

「うう…」

翔は結局コスプレを試してみることになった。

店の中に入る2人。

「じゃあ、私は待ってるからね。」

明奈がそう言うと、翔は別の店員に導かれ、試着室へ向かった。

「…でも、あなたもなかなか素質ありそうですよ。彼氏さんと一緒にやっちゃいましょうよ。」

「あっ、ちょっと。」

明奈も客引きをした店員に別の試着室へ連れて行かれた…。






数分後…

コスプレを終えた明奈と翔が戻ってきた。

「2人ともアニメはポケモンしか興味がないということでしたので、コスプレというよりは学園祭などの舞台を意識してみました。」

「「はあ…」」

店員にそう言われても、どう反応して良いかわからない2人。

でも…

明奈は翔の格好に内心ドキドキしていた。

翔はディズニー映画に出てくる王子様のような格好をしていた。かぼちゃパンツに白タイツ…普通の男子が着たら笑ってしまいそうだが、翔は色が白くて中性的な顔立ちをしており、髪の毛も茶色目に染めているのでひどく似合っている。

(翔、格好良い! ヤバい…プロポーズされたいかも…。)

一方、翔も明奈の格好にドキドキしていた。

明奈は初音ミクの格好をさせられていた。エメラルド色のカツラに、黒いフリルがたくさんついたスカートを身につけ、ご丁寧にネギまで持たされている。

(ネギはちょっとおかしいけど…こういう明奈も全然悪くない! かわいい!)

「「うう…恥ずかしいよ~。」」

そう言いながらも、その時だけは内心何かに目覚めた気がした2人であった。

私は自分の作り上げたカップルで遊んでしまいました。明奈ちゃん、翔君、ごめんね(笑)


実はひっそりと書いていた「リュウセイグン~ふわふわ日記 その後」が今日で完結です。前半は雰囲気もだいぶ違いますし、大した面白い話でもないですが、興味があれば見てみてください。彼らが社会人になってからのお話です。

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