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"Ebi" aka Susumu Yokota
Zen
を 聴きながら
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「えー、それでは。コホンッ これから、詰問を始める」
エビ(もとい、不審者の疑いあり)を一応拘束した為、若干安心した私は、そう、厳かに切り出した。そう。今までは、エビが私の幻覚だと思っていたから、怖くて触れることはおろか、拘束することなど思いもよらなかったが(触れることが出来たら出来たで、私の幻覚と脳はどうなっているのかと頭の中がゲシュタルト崩壊を起こすから怖くて出来なかった)私は、ババッとエビの眼前?に例の写真立てを突き付けた。
「エビ、あなたは、人間ですね?」
……なんという第一声か?と、自分で口にしながらも、どうかと思ったが、これは確認すべきことである。
エビは何とも居心地悪そうにうごうごと透明の顔を蠢かした。目線は若干私の顔から外れ気味だ。!これは、誤魔化す気だ!と察した私は、先に口にする。
「言い逃れは出来ません。私の職場の子にもこの写真の人間の男性は見えていました。エビ、あなたは、人間ですね?」
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