表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
90/1986

89話・ロゼッタ、え? 友達が来るの!?

 さぁって、今日もギルドに行っちゃうよ!

 ギルド長室で換金祭りなんだよ。

 沢山換金素材出来たからこれ売っちゃえば店舗用のお金も手に入るんじゃないかなー。


「お嬢様、ご主人様がお呼びでございます」


 服装整え準備万端、庭に向かってダイブする瞬間、セバスがやって来て声を掛ける。

 珍しいね、お父様が用事?

 折角着替えたのにぃ。


 仕方なく、リオネッタに手伝って貰ってドレスに着替える。

 うむうむ。着替えに時間がかかるのが難点なんだよ。

 もっと着やすいドレス作らないとだめだなぁ。

 あと容姿整えるのに30分掛かるのも何とかしたい。


 急な用事とかだと待たせてしまうことになるし。

 現にお父様を待たせる結果になってしまった。

 お父様の書斎に急いで向かう。事前にセバスが連絡してくれていたので、多少の遅れは大目にみてくれるようだ。


「お父様、遅くなりました」


「構わん。どうせ外に出るつもりで着替えていたのだろう。もう少し早めに連絡してやりたかったが、連絡を貰ったのがロゼに告げる直前だったものでな。本日。お前の友人が来るそうだ。到着は間もなく、昼前には来るらしい。それから昼食を取って昼半ばで帰るそうだ」


 なんという……タイミングとか考えてほしいなぁ。

 というか、直前に前触れ出して来るってどういう意味?


「あー、それは……」


「お父様? もしかして、相手を煽ったりして嫌がらせし返されてたり、する?」


「ぐぅ、い、いや、多少上から目線の言葉になってしまっていたかもしれん。向こうは王族とはいえ公爵だからそこまでへりくだる必要はないかと思ったが、ちょっと。その、こちらが上だと分からせたかったというか……」


 つまり、やり過ぎたと。

 んで、イラついた公爵様が直前に前触れ出して来た。

 しかもこちらから誘った公爵令嬢様のご来臨だ。持て成しが無いばかりか、令嬢が留守にするなんてことになると無礼千万過ぎることになるわけだ。

 あっぶな。出掛ける前でよかった。


「ですが、そのような状態では友人となることは難しいのでは?」


「うぅむ。だ、大丈夫だ。ロゼッタなのだから、うむ、嫌われることなどありえるものか」


 お父様、それ、目が曇っていませんか?

 はぁ、今日の外出はダメそうだなぁ。昼過ぎまで居るってことだし、魔法の授業も無理かも。

 お父様に暇を告げて、私は自室へと戻る。

 うーん。さすがに初日にキーリを見せるのはマズいかなぁ。


「キーリ、悪いんだけど夕方まで時間潰してこれたりする?」


「ん? 別にかまへんよ? なんかあったんやね」


「友人が訪ねて来るらしいんだよ。でも初めてだからキーリ見てどうなるか分からないでしょ。だから妹と紹介するにしても次の機会からにした方がいいかなって。お小遣いあげるんだよ。夕方位までこれで足りないようなら、このなんかごっつい剣と王冠売っちゃっていいんだよ。これはギルド長に直で売り付けちゃって。初めてのお使い、なんだよ」


「了解や。それならウチだけ冒険者ギルド呼ばれてくるわ。お金貰ろて串焼き食べよかぁ」


 邪神ちゃん、庶民に染まりおった……

 いや、私としても人の暮らしを覚えたら普通にこの国でも暮らせたりしないかなぁって思ったけど、適応力高過ぎなんだよ。さすが邪神だな。


「困った時とか、何かやらかした時はペレーラさんかギルド長。あとこの前出会ったAランクの冒険者さんたちを頼るんだよ」


「了解やー。主様に迷惑は掛けへんえ。やからぁ、そろそろ、ウチのこと、抱いてもええんやで?


 やめんか。私にそっちの気は無いのだよ。


「んもぅ初心なんやから」


「あ。そうそう。お金なんだけど、今回の換金で商店作る分使って余ったらキーリに似合う服オーダーメイドしちゃうんだよ」


「ウチの? このドレスとかと違うん?」


 だって、肌が黒いキーリに似合ってないし?

 ワインレッドのドレスとかは似合いそうだけども。


「それにこの髪型なんなん? 確かに長い時よりはうっとぅないからえぇけども」


「オカッパなんだよ。いや、肩まで掛かるくらいだとオカッパと呼べるのかは知らないけど、パッツンカットとも言うんだよ。ふふ座敷童子みたい。素敵」


 キーリはたぶん、和服の方が似合うんだよ。だからオーダーメイドで和服を依頼しちゃうんだよ。

 上手くできるかな? きっと四苦八苦しながら必死に作ってくれるんだよ。ごめんね、面倒な依頼出しちゃって。


「これこそドレスに似合ってないんと違うん? まぁえぇけど。ウチの冒険者服貸してぇなリオネッタ」


「あ、はい、只今」


 リオネッタがキーリの着替えを行う。

 邪神ちゃんを着替えさせるメイド。うん。シュール。

 着替えを終えたキーリが庭から出て行く。

 触手を使って一気に壁越えしちゃったんだよ。キモいな。


「あの、今更聞くのもどうかと思うのですが、あの方、何者ですか?」


「私の妹、なんだよ……」


 言っててどうかと思うけど、私、よくあんなバケモノテイムしたなぁ……

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ