760話、ロゼッタ、先生宣誓
さて、とりあえず言う事聞いてくれなかった先生を集めてみたよ。
今回は四人。
既に再教育を施して、あとはちゃんと教育が済んでるか確認なんだよ。
「全員唱和!」
「「「「悪イ事ハイケマセン」」」」
「声が小さいッ」
「「「「ライオネル王国ハイイトコロデス」」」」
「もっと大きくッ」
「「「「ワタシタチノ使命ハ生徒タチノ教育デス」」」」
「その調子ッ!」
「「「「生徒タチノ悩ミニ寄リ添イマス」」」」
うむうむ。
「「「「生徒タチノ成長ガ我々ノ喜ビデス」」」」
先生なら生徒の成長のためにこそ身を粉にすべきなんだよ。
「「「「ライオネル王国ハイイトコロデス」」」」
うん?
「「「「ライオネル王国ハイイトコロデス」」」」
あれ?
「「「「ラララライオネル王国ハイイイイイイイイイトコロデス」」」」
あ、なんか、やり過ぎた気がする……
「「「「ロロロロロロロロロロロロロロ」」」」
ろ? そんな言葉教えたはずはないんだけど……
「「「「ロゼッタ様ハ神様デス」」」」
待って。それは言ってない!?
「「「「ロゼッタ様ハ神様デス」」」」
「いや、待って、落ち付いてっ!?」
「「「「ロゼッタ様ハ神様デス」」」」
……
「「「「ロゼッタ様ハ神様デス」」」」
……失敗、したんだよ?
「「「「ロゼッタ様ハ神様デス」」」」
わ、私、知~らない。
彼らとは会わなかった。会わなかったんだよ?
て、転移っ。
「「「「ロゼッタ様ハ神様デス」」」」
……
…………
………………
「さて、今日は何をしよっかな。そういえば学園ダンジョンって他にもあったわね。折角だからそっちの安全性確認に行きましょう。ね、メイズ」
―― マスター殿よ。言語制限が無いので言わせてもらうが、さすがにアレは無いと思うのだが…… ――
「うぅ、だって皆話聞いてくれないんだもの。なんで私の事尊敬してるとか言ってるのに話聞いてくれないのか意味不明なんだよ。仕方なくこちらの言葉を聞くように説得したら、ああなったんだよ、恐いな?」
―― 恐いのはこちらだ。傍であの者たちの思考が変わっていく様を見せられた私の気持が分かるか!? 身体が無くとも全身が震えたぞ!? 生きた心地がせんかったわっ ――
「ははは、またまたぁ」
さぁ、とりあえず先生たちは少ししたら元に戻るだろうし、とりあえずダンジョン行こうダンジョン。
メイズを連れてきといて良かった。
この子、普通にウルスハの頭の上が定位置みたいになってたからキーリ達と行動共にしようとしていたんだよ。
そんなこいつだけをむんずっと掴んで、一応、もしかしたら時間余ってダンジョン攻略するかも、な時用に確保しといたんだけど、丁度必要になって良かったんだよ。
一つ目のダンジョンはメイズのダンジョンをクリアした物理職が向うダンジョンだ。
何故かダンジョン内が魔法禁止区域になっており、物理攻撃しか攻撃に使えないそうだ。
魔法使えない……結界は使えるんだよ? コレ魔法だよね?
―― ダンジョンの法則無視しないでくださいますかマスター。同じダンジョン仲間として指定した禁止区域処理を無視して魔法使われるとさすがに泣きますよ ――
「いや、でも、普通に使えるし?」
―― ダンジョンの法に関してはレベル制限があるのです。ダンジョンレベルより上位一定レベルまでの者に適用される処理ですね。大体2000レベルが初期値です。邪神洞窟みたいな古株ならば数千レベルの存在相手にも法則を適用できますが、この洞窟、マスター殿は範囲外のようです ――
ダンジョンの法則すらも私を縛れない、それはそれでちょっと嫌なんだよ?
私人外じゃないし。人外も辞めてないんだよ。そもそも人を辞めた覚えもないんだよ。
―― それにしても、出てくる魔物が一撃で消滅……ほんとマスターは規格外が過ぎます ――
メイズの軽口を聞き流しながらさっさと10階層まで降りる。
学園のダンジョンは初級だからか10階層どまりばっかりだな。
―― ここはまだ意識に目覚めてないですね。私の声に反応すら示しません ――
どれだけ信用があるかわかんないけど、意識があるなしは同じダンジョン核仲間だから分かるらしい。これで意識持ちを引き当てれば、モンパレ引き起こしそうなダンジョン核を無害化できるはず。
先生達に関しては、うん、次の休みにしよう。こっちを優先した方がいいんだよ。
二つ目のダンジョンは魔法主体で物理禁止。
物理攻撃が無効化されるらしいんだけど……敵さんデコピンで消し飛ぶんだよ、おかしいな?
―― おかしいのはマスター殿です。だから禁止エリアで禁止行動起こして普通に敵を倒さないでください、ダンジョン側の苦労を台無しにする行為は反対ですっ。レベル差によるゴリ押しはんたーいっ! ――
って、その反対って書かれたプレートはどっからだしたの!?




