春山小春の後悔。②
結局、私は、頼りすぎてしまうから。
だから、拒絶される。
私に声をかけてくれたり、仲良くしてくれる人は案外多い。
でも、私が頼りすぎて、あてにしすぎて、依存しだすと、すぐに離れていく。
中学の時からそうだ。
いや、もっと前からそうだったのかもしれない。
どっちにしろ、また一人になってしまったってことだ。
今度こそ、大丈夫だと思ってた。
今度こそ、気を付けられてるはずだった。
今度こそ、今度こそ。
何度思っただろう。何度後悔しただろう。
こんなことを、何度繰り返せば、私は気がすむのだろうか。
また諦めるんだ。
ああ、嫌だな。
あきらめるのに慣れだしている自分に、嫌気がさす。
遠山くんの後ろの席で、顔を伏せる。
枕にした袖がぬれていた。朝礼までに止まっているといいな。
彼は今どうしているのだろう。
気になって、顔をあげる。
「あ、起きたな。って、うわ! 泣いてんじゃん。悪かった。ごめん。泣き止んでくれ」
「え?」
顔をあげると、目の前にあったのは、先週一週間で一番見た顔だった。
どうしたんだろう、なんだか、すごく不安そうな顔をしてる。
ああ、そうか。私が泣いてるからか。
心配してくれるなんて、やさしい人だな。
そう、やさしいんだ。
けっこう言動に優しさが見えることもあまりないけれど、根はやさしい人なんだと思う。
少なくとも、これまで私が接してきた人の中では、最上位に位置する程度には。
そう思えるくらいには、私は助けてもらった。
頼まなくてもいろいろやってくれた。
人によってはおせっかいと言われかねないほどに、世話を焼いてくれた。
すごく、すごく感謝していた。
だから、嫌われてしまったとわかって、こんなにもショックを受けているんだろう。
昨日のよりは長いですけれど、短めですいません。
毎日投稿だけはし続けるつもりですので、生暖かい目で見守ってやってください。