春山小春と一学期中間テスト。
いつものようにテスト勉強のために図書館へ向かう。
まあ、家にいてもできるんだけれど、学校が終わってからすぐのほうが、勉強へのモチベーションが高いから、私はできるだけ図書館に行くことにしている。
それに、もう集中力が続かないやってなったら本でも読めばいいし、なんなら帰ってしまえば家に着くころには集中力が回復している。
それで、今日も図書館に来て勉強をしていた。
そういえば、今日はいつもよりも遠山くんとの会話が少なかったな。
まあ、その代わり、さっちゃんとは結構仲良くなれたと思う。
遠山くんも友達が増えたりしたのだろうか。
いや、ずっと辞書を読んでいたような気がする。
お昼ご飯の時には一緒に食べたけれど、何も言っていなかったから、特に問題があったりはしないのだろう。もしかしたら一人でいるのが好きなのかもしれない。
う~ん。なんだか、遠山くんのことを考えていると会いたくなってきちゃうな。まあ会えないだろうけど。
さっさと帰ってしまったし、いつも彼は図書館には来ない。
きっと家で勉強しているのだろう。
遠山くんは字が綺麗でノートのとり方も上手だから、勉強もしやすいだろうな。
あのノートを使うと、点数も上がりそうな気がする。
コツとか聞いてみようかな……。
いや、それより今は自分の勉強に集中だ。
しばらく問題を解いていると、ひとつわからないところが出てきた。
後で解説を熟読しようと心に留め、次の問題へ。
さらにいくつか問題を解いていったが、そろそろ集中力が落ちてきた。
そういえば、先ほど隣の人が帰った。
すぐに別の人が座ったけれど。
と、何の気なしにちらとそちらへ目を向けると、そこには、遠山くんがいた。
少しだけ会話をし、私はまた勉強に戻った。
途中まで一緒に帰った。
と言っても、駅までで、私は電車を使うけれど彼は徒歩で帰れるところに住んでいるらしく、そこでわかれた。
一夜漬けするって言ってたけれど、体調が悪くなったりはしてほしくないな……。
というか、一夜漬けしなくても高得点取れそうな感じだけれど……。
それより自分の勉強をしておかなくちゃ。
彼のように学年一桁を狙うわけではないけれど、百二十人中で、真ん中よりは上に行きたい。
その後も、しっかり勉強を進めた。
遠山くんの隣で勉強すると、さぼる気にならなくて、かなり進んだ。
彼の課題の進行速度は異常の一言に尽きる。
なにしろ、金曜日に図書館を出るころには、もうすべて終わったと言っていたほどだ。
無理をしていないといいけれど。
カズヤ君も順調に進んでいるようで何より。




