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やっぱり、会話のない昼食ってさみしいよね。

「うん。やっぱり美味しいな」

「この学校の食堂の飯はみんなうまいだろ」

「確かに。そのかつカレーもうまそうだな。僕も明日はカレーにしよう」

「俺は明日は唐揚げカレーにしとこうと思ってる」

「月曜以外ずっとカレーだもんな」

「カレーなら外れることはないからな」

「あ、今日はかつなんだ」

「明日は唐揚げらしい」

「へ~、あんたは今日は牛丼なのね」

「あ、私と同じだね。遠山くん」

「春山もか」

「うん。なんとなくだけどね」

「僕の場合は、カズキに持ってきてもらうということから、片手でも持てるよう丼に、かつ、万一ひっくり返ってもそこまで熱くないようにという配慮の末だけどな」

「おいおい、先週はお前もカレーだったろ」

「まあ、配慮するかしないか、そしてその程度は気分によって決まるから、実際気分で選んでいると言い換えても問題はない」

「カズ君なら何頼んでもちゃんと運んでくるしね」

「お前の場合は頼んでも持ってこないからな」

「自分の用意すらちゃんと持ってきてないのに、頼みごとなんてな」

「ちょっと」

「悪い悪い」

「でもまあ、事実ではあるか。ほんと、僕に貸せるものなら貸すけど、貸せないようなもん忘れるなよ?」

「当然。ちゃんと忘れていいものと忘れちゃいけないものくらい分けてる」

「忘れていいものなんてほんとはないと思うけどね……。って、私も今日忘れちゃったんだっけ」

「間に合ったし別にいいだろ」

「ん? 春山さんなんか忘れたの?」

「うん、英語の予習し忘れてて」

「もしかして、昨日こいつともめてて授業集中できてなかったとか?」

「え、そうだったの? それなら謝るが」

「ち、違うよ~。普通に聞き落としてただけだし。てか、前山さんたちも知ってたんだ」

「さわりだけ。まあ、昨日の昼春山さんいなかったから、どうかしたかなって」

「あ、そっか」

「まあ、仲直りできたみたいで、よかったよ」

「むしろ絆は深まったと言ってもいいな」

「雨降って地固まるってやつか」

「それだね」

「そういや、今日、うちのクラス席替えしたんだよ」

「へぇ。うちのクラスの席替えは十五日らしいぞ」

「そうなんだ。私知らなかった」

「ああ、言ってなかったっけ」

「で、私とカズ君、隣の席になったんだよ」

「それは可哀そうに」

「どう意味よ」

「まあ、寝てたら起こしてやるよ」

「よろしく」

「寝ないようにしようよ……」

「春山の言うとおりだな。授業中に寝るのはよくないぞ」

「わかってるけど、眠くなっちゃうのよね……」

「寝るなら教科書はいらないな?」

「頑張るから貸してね?」

「先生にも失礼だろ。授業中に寝ないなんて、言われるようなことじゃないぞ」

「わかってるって。善処します」

「あ~、こりゃ寝るな」

 あははとみんなで笑い、ちょうど全員食べ終わったようなので、僕は言った。

「よし、そんじゃ行くか」

「ごちそうさまでした」

「ごちそうさま」

「ごっそさん」

「ごちそうさまです」

「あ、カズヤ。五百円」

「ばれたか」

 カズキに五百円を渡し、僕らは席を立った。

 午後の授業も頑張りましょう!

前話とは真逆に、地の文少なめでいきました。

やっぱり読みにくいですかね?

この食堂、カレーのレパートリーは一体いくつあるのやら……?

けっこう失敗しにくいですよね。カレー。

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