第3章 前田
2006年初夏、全国的に名の通った税理士事務所の見学会。
前田と僕はそこで出会った。
後々、親しくなる奴との最初の印象って良かったためしがない。
前田の印象もそうだった。
その見学会では同年代の税理士が多数参加していた。
見学会終了後の懇親会で1974年生まれ数人で同じテーブル
を囲んでいた。
そこに前田がいた。
懇親会中、前田とは親しく話しはできなかったと思う
ところがなぜか懇親会終了後、皆が2次会に行く中
僕は当時前田が勤務する事務所を見学させてもらうことになった
そのあたりのいきさつはよく覚えていない
21時はまわっていたと思う
僕たち以外誰もいない事務所で
前田のやっている仕事の話を聞かせてもらった
そこで前田の印象がガラリと変わった
やっている仕事のレベルが桁違いに高かった
同年代で知識で負けていると思った税理士にはじめて出会った
当時は素直にそれを認めることが出来ず
前田に対する僕の中での敷居が高くなった
その後、大末と出会うことになる2006年11月の研修で
再開するまで前田とは連絡を取り合うことはなかった <カズオ魂こと木村>
☆お知らせ
この小説はアメブロ「超税理士倶楽部」のメンバーがブログ内でも連載している
小説です。
ただ、ブログ内では書ききれなかった内容も随時加筆していく予定です。
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