表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/3

第1話 はじまりの言葉



僕たちが何かを成し遂げたとき この物語を読み返してください。





「今度、旅行に行くから・・・」


僕のこの言葉からすべてが始まったと思っている





「今度、旅行に行くから、ブログ代わりに書いてほしいんだけど・・・」


「ぜんぶ 任すから」





2007年2月2日


僕は前田、大末と3人で飲んでいた


3人で、というのはこの日が始めてだった気がする




大末とはこの日からさかのぼること3ヶ月前に知り合った


同業者の研修で知り合ったわけだが、初対面の印象は正直何も残っていない


覚えていることと言えば ”毎回遅れてくる奴だなあ” という程度


良い印象もないかわりに悪い印象もなかった





ところが、研修最終日に開かれた懇親会で本の話題か何かで意気投合





以降、頻繁に連絡を取り合う仲になり 


時間が合えば梅田で待ち合わせをして晩御飯を一緒に食べていた





それぞれ別のブログを書いていた時期でもあったので


大末との会話をブログのネタにもよく使っていた


余談だが僕のブログのタイトルは「新米税理士の徒然日記」


その後、「神戸に住み大阪で働く新米税理士のブログ」に改名したが 


どちらもノーセンス


今思うとやめてよかったと思うぐらい恥ずかしい





そんなブログでも守っていたことが一つだけあった





”どんなに帰宅が遅くなろうと毎日書く”





その甲斐あってか固定ファンができ


税務会計系のランキングでは最高2位を獲得したこともある





2007年2月


祝日を利用して旅行に行くことが決まったときも


更新継続のためブログは旅先で書くつもりだった





でも3人で飲んでいるときにひらめいた


前田と大末に書いてもらったら面白いんじゃないかと





一個人のブログに他人が書くなんて


今までにない画期的なことなんじゃないかと





「今度、旅行に行くから、ブログ代わりに書いてほしいんだけど・・・」


「ぜんぶ 任すから」






そのときの二人のブログは最高に面白かった


腹の底から笑った





でも突然に何かが変わったわけではなかった





旅行後、お礼も兼ねてのブログで


二人のことを DADA税理士さん、鯨税理士さんなんて


他人行儀な呼び方で書いている


当時はまだそんな関係だった  <カズオ魂こと木村>




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ