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世界の旅人  作者: せつな
序章
1/2

世界の終わり

俺は世界が嫌いだ


 そう嘆きながら道を歩く。


 この世界は俺に無理難題を要求する。時には極難題と称していい問題を突き付けられ、選択を迫られる。そして時にはただ何もできない絶望を知らされるばかり。本当に人生とはこのような世界を示すのかと頭を抱える日々。


何度も言う。俺は世界が嫌いだ


 本当に脈絡のない話をするのだが、昨晩兄が死んだ。

 死因は不明。本当に何もわからないのだ。つい先日までぴんぴんと生きていたし、持病はなければ外的障害も一切ない。あまりにも急すぎる。


道を歩く。


 またしても自分は何もできない。ただ決められた人生をなぞっているだけだ。何者にもなれない。

 自分が生きている意味とは何なのだろうか。とつい考え込んでしまう

 わかっている。自身の存在理由を疑ってはいけない。なぜならばすべての人間…いや、すべての生物に存在理由などないのだから。当たり前のことである。

 ただ、つい考え込んでしまう。これに関してはわかってほしいとしか言えない


道を歩く…ただ道を歩いていく


 そろそろお前今何してんだよと聞かれそうだな。だがしかし…俺も何してるのかよくわからないんだよな。

 本当に何も目的がない。ただひたすらに道を歩いているだけ、今どこにいるかすらわからない。誰かが見たら操られてるのではないかとも思われてしまうくらいずっと歩いている。


道を歩く…


 自分は誰からも期待されずに生きてきた。理由は単純明快、自分には何かを成し遂げる才はない。何をするにも誰かに負け…いや、もっと正確に言えば兄にずっと負け続けていた。兄はまさに天才と呼ぶにふさわしい存在だった。学校での成績はもちろんトップ、大会やコンクールなどでは当たり前のように金賞をとってくるような人だった。そして、世間からは神童の二つ名で呼ばれることも珍しくなく、テレビなどにも出たことがあるくらいの化け物だ。当然誰からも期待されないのは当たり前の話だろう。


道を歩く…


 いやさすがに今のは言い過ぎたな。誰からも期待されないはあまりにも誇張表現だ。

 先ほども話したがすべての生物に生存理由はない。故に皆平等なのである。仮に誰かが世間的に有名な人になってもそれはあくまで時の運でしかないし、人間には必ず特異点があるはずだ。すべてがへこんでいるなどありえない話なのだ。

 例えば、俺の場合は人よりも物覚えがいいというところだろうな。技術面で何かを忘れることが少ないのはもちろん、人の行動や言動を忘れることが比較的少ない。まぁそれだけなのだが。


道を歩く…


 それに俺は兄、そして妹とはよき信頼関係を築けていたと思う。昔からずっとよく話、よく遊び、時にはじゃれあったりするような仲だった。懐かしいな、とそう思う。


道を歩く…道…


 そこで俺は異変に気付く。足が動かないのだ。

 その後とてつもない苦しみがやってきた。想像を絶するほど、通常生きていたらこれほどまでの苦しみを味わうことのないと強く断言できるほどの苦しみだ。

 その場に倒れこむ

「グっっ………ハっっ…ア…ァァ…」

 もはやもがくことしかできない。声すらも上げることができなければ、当然助けを呼ぶことだってできない。

 ただひたすらにこの苦しみを味わうこと以外、何もできないのだ。

 苦しみが続く…一体どのくらいの時間がたったというのだろうか。

 いや、たったの数秒しかたってないだろうな。しかしこの苦しみが数分…数時間と感じてしまう…そのくらいつらく、酷く拷問的な苦しみだ


そして10秒経過したあたりだろうか。俺は意識を失う。


世界は暗転した

始めまして!!僕です!!

本日から『世界の旅人』という作品を連載していきたいと思います。

今回と次回が序章というまぁプロローグ的内容ですね。そして次々回から1章、本編の内容となりますので楽しみにしていてください。


ネクスト→序章『世界の始まり』2025年9月2日12:00公開

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