表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

ざまぁは登録必須キーワードにして、ランキングから隔離しよう

作者: theta

 タイトルに言いたいことは全部書いてありますが、詳しく説明したいと思います。


 このエッセイを書こうと思ったきっかけは恋愛ジャンルに全然恋愛してないざまぁ系作品が増えているから新ジャンル「ざまぁ」を作ったほうがいいというエッセイを読んだことでした。


 ざまぁ系はジャンルもなく公式キーワードにもない公式が一切関与していないジャンルになっています。

 そのためジャンルやキーワードの選び方は個人差が大きく、そのことによる問題が多くあると思います。


 上記の場合は「恋愛物テンプレを使っているからざまぁ主体でも恋愛ジャンルにしよう」と考える作者と「恋愛要素が弱いならヒューマンドラマにしてほしい」と考える読者がいたから起きた問題です。


 こうした「ざまぁ系ジャンル問題」以外にも、ざまぁ系作品なのにざまぁタグが入っていない除外検索の天敵「隠れざまぁ」、どの辺が「微」なのか人によって違う謎概念「微ざまぁ」、検索を面倒にする「ざまぁ/ざまあ表記揺れ問題」、婚約破棄や追放のような相性のいい要素がある作品が全部ざまぁ系に見えてしまう「もう全部ざまぁなんじゃないか問題」など、ざまぁ系の扱い方がらみの問題はエッセイが何本か書けるくらい多くあります。


 もちろん他のジャンルにもこうした問題は考えられます。

 ただざまぁ系は追放ざまぁからずっとランキング上位を占めているかなり大規模なジャンルであることや異世恋やハイファンなどを中心に様々なジャンルに存在することなどから、こうした問題がとりわけ目立っているように感じます。


 こうした扱いの個人差の問題の解決方法は運営がある程度ざまぁ系の扱い方の基準を示すしかないと思います。


 新ジャンル「ざまぁ」を設立してざまぁ主体の作品はそのジャンルに分類するでもよいですが、このエッセイでは別の案を紹介したいと思います。


 ざまぁを登録必須キーワードにするという方法です。


 登録必須キーワードは残酷な描写ありやBLなんかの人を選ぶ要素のある作品につける必要のあるキーワードで、該当する要素を含む作品についてないと運営が対応するとマニュアルに書いてある強い縛りです。


 ざまぁをこの登録必須キーワードにするとざまぁの有無が明確になって隠れざまぁがなくなり、表記揺れもなくなってよいのではないかと思うのです。


 ざまぁ要素を含むけどざまぁがメインでない作品向けに「ざまぁ要素あり」のような登録必須キーワードも設定しておくと、恋愛物の恋愛の有無も判別がつくようになるのではないでしょうか。


 ざまぁの厳密な定義など考えることは多いですが、うまくいけばざまぁ系の抱える問題の多くを一気に解決できるのではないかと思います。


 さらにざまぁを登録必須キーワード化することで、ざまあ系作品だけでランキングを作り通常のジャンル別ランキングから隔離することもできます。

 現在ランキングの上位を占めるざまぁ系を隔離することで、ざまぁのランキング長期独占問題も解決することができます。


 そこまでするのはやりすぎじゃないかと思う人がいるかもしれませんが、恐ろしいことにこの対応には前例があります。異世界転生・転移です。


 ちょっと前まではなろうといえば異世界転生・転移と言われるくらいにはランキングの上位を長らく独占していました。

 その結果取られたのが上記の対応で、異世界転生・転移はランキングから消え、かわりにざまぁが流行りました。

 追放ざまぁから婚約破棄ざまぁへとシフトしましたが、ざまぁはもう2年近くランキング上位を占めています。


 転生・転移は7年以上流行ってからの隔離であり、まだ2年しか流行ってないざまぁにこれを適応するのは早いかもしれませんが、転生・転移とざまぁには大きな違いがあります。


 転生・転移は話の設定で、ざまぁは話の展開であるという点です。


 転生・転移はただの設定なので様々な展開の話が作れます。実際7年以上流行った転生・転移ですが、無双物、スローライフ、内政物など内容は多岐にわたります。


 対してざまぁ系は話の展開の仕方であるため、ハイファン世界や異世界恋愛世界、現実世界など様々な舞台でできますが、やることはスカッとジャパンです。少なくともそうした話の展開が入るため、転生・転移物よりもストーリーが制限されます。

 例えば敵キャラの存在は転生・転移物にはいなくてもいいですが、ざまぁだとざまぁ対象がいないことになるため必ず必要とします。


 好みの問題もあるのですが、話の展開が制限されることで作風が似てしまうので、ざまぁ系作品を見るとはまたざまぁかよもういいよと思ってしまいます。転生・転移だとまたチーレムかとなることはありましたが、転生・転移という設定自体に飽き飽きしたことはないです。


 そうした縛りの強さも考えると2年という期間は十分に長く、ざまぁ系はもう隔離してもよいのではないでしょうか。


 私情も交じりましたが、運営がざまぁに対して何らかの対応をする必要があることは間違いないと思います。

 ざまぁジャンルを作るなり、登録必須キーワードにするなりして、公式でざまぁの扱い方の基準を示してほしいです。

 最低でも「ざまぁ」なのか「ざまあ」なのか決めてほしいです。完全に意味のない表記揺れなので。

投稿時は「ざまぁ」が12557作品「ざまあ」が2712作品であったため、このエッセイでは「ざまぁ」を採用しました。


ざまぁが流行り始めたのが2年前からなので、2年で15000作品も出てきたことになりますね。

1日20本は新しいざまぁ作品が登場してる計算になりますね。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ