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意思と表象

作者: 翠泉

 もうどうなってもいい。

 構わないでくれ。

 こちらに近づくな。

 私は一体何がしたいのだろうか?


 いつも誰かの才能に嫉妬してる。

 何に苛立ち、何を欲しているのか……

 自分でもわからなくなってしまった。

 そして、いつものように作り笑いで誤魔化す。


 幸せは与えられていて。

 それが当然として生きている。

 恐れず発言すれば楽でいいのに。

 何も知らずに簡単に言ってくれる。


 あいつよりも恵まれた人生を。

 こいつよりも多くの財産を。

 そんなつまんないことで他人を比べる馬鹿ばかり。

 気づけば競争に蝕まれてる。


 富と名声、それ以外はいらない?

 だとしたら、簡単でいいじゃん。

 上なんてものはいらない。

 邪魔だから消してやりたい。

 それが自我同一性?

 笑わせんな。


 ほんの少し、惑わされたよ。

 問題はない。

 いつものように引きずられながら前進するらしい。

 こんなはずじゃ……

 そんな言い訳は必要ない。

 まだ立てるだろ?


 理解し合えたことなんて一回もなかった。

 周りと同じことをして生きていかなければ。

 周りと同じ道を歩かなければ。

 騒がしい野次馬は引っ込んでろ!

 他人が出した答えは私の答えじゃないだろ?

 私が「私」を取り戻すのを待ってんだよ。

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