閑話8 愛の「勇者」の復活①
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ーーー???視点ーーー
起きて……
ねぇ……起きて……
いつまで寝てるの?
起きてよ……
起きなってば……
……………………
(ちゅっ)
…………起きなよ……マブチン♪
ーーー愛の勇者視点ーーー
私は死んだ。
仲間の仇と相討ちになった。
望んだこととはいえ、残念無念なのも事実であった。
何故か……私、マブール=タクウィン(20)は童貞のまま死んだからである。
初めての彼女、リク、マドリッド(実は敵が化けていた)という3人の女性と付き合ってきたのだが……そういう展開にはならなかった。
しかし、私だって男である。
最高のケモミミ美少女で童貞を卒業したいという野望を抱えていた。
しかし、私は童貞のまま死んだ。
愛の「勇者」なのにだ……。
流石にこれはないだろ……。
酷い……酷すぎる……。
作中最強だとか豪勇鎮西一だとか上げるだけ上げて童貞も卒業させてくれなかった「作者」はなんて酷い奴なんだ……。
いずれ絶世の美女で卒業させてやるというから、時給850円で愛の「勇者」やってきたのに……。
そもそも……愛の「勇者」ってなんだよ……。
ラブ&デストロイってなんだよ……。
普通に恥ずいわ……。
やってらんねぇわ……。
私も普通に火とか氷とか嵐とか闇とかそういうのが良かったわ……。
いちいちラブ&○○! とか言いたくなかったよ……。
これならよっぽど炎の「勇者」の方がヤりまくりな時期があった分ましじゃないか!
役替えを要求する!
……いや、私はゴブリンに突っ込まれたくはないからそれはないな……。
童貞卒業とゴブリンに掘られるがセットとは、世知辛い世の中だ……。
もう2度とこの作品に登場することもないだろうし、読者の皆様も多目に見てくれるだろう……。
……本当は娼婦でも良いからヤりたかったんだよ~!!
でも、初めてがそれってどうなの? 1回目はやっぱり好きな人が良くない!? とか思ってたらこうなっちゃったんだよ!!!
くそが!!!
貧乳ケモミミっ娘の全身をペロペロしたかったわ!
いつか「愛の『勇者』の成り上がり」って作品出してやっかんな!!
ーーー
「起きて……」
……ん? なんか聞こえた気が……
「ねぇ……起きて……」
……やっぱり聞こえてるな……
「いつまで寝てるの? 」
……寝てるという……死んでるのだが……
「起きてよ……」
無理を言うな……
「起きなってば……」
いや、だから死んで……
「……………………」
(ちゅっ)
…………。
……………………ん?
……………………今、何があった?
唇に何か柔らかい物がふれた様な……?
柔らかくて、温かくて……ほのかに甘い味がして……
しかも凄く良い匂いがして……
「…………起きなよ……マブチン♪ 」
…………。
………………おい!!!
(ガバッ! )
そこで私は自分が起き上がれることに気がついた。
「あー♪ あらあら……やっと起きたんだ♪ マブチン♪♪」
「やはりお前か! 」
「魔王」軍幹部…… ユメ=アイハラ ……私の仲間の仇であり、私が殺した女でもある……。
「あらあら……あのさ! ……お前じゃなくて名前で呼んでよ♪ 」
「は? ふざけるのも大概にしろ! 」
マドリッドとリクの仇であり、マドリッドに成り済まして私の純情を弄んだこの女は……絶対に許せるものではない……。
「あらあら……じゃ……名前で呼んでくれたらさ……おっぱい触わらせてあげるよ♪ 」
「ふざけるな! そう言ってまた私を騙そうと言うのだな!! 大概にしろ!!! 」
こんなこと言ってどうせまた私を弄ぼうとしているのだ……この女は……。
「ひ……酷い……私は……ただ名前で呼んで欲しかっただけなのに……(涙)」
「いや……嘘泣きだろ……」
「酷い男ね……(ケロッと)」
やはりこの女は……。
「あらあら……まぁ良いや……無理矢理ヤるだけだし……」
「…………は? 」
や……やばい……。
「ラブ&テレポーテーション」
しかし発動しなかった。
「あらあら……転移なんて……まだ完全に生き返ってもないのに出来る訳ないじゃない……」
完全に生き返った訳ではない……そうすると今はどういう状態だ?
(5-1参照)
「フォーリンラブ」
「ラブ&チャーム」
私は、逃げるために使わないと心に決めていた魅了系スキルを使った。
「状態異常譲渡♪ 」
「魅了♪ 」
「印象操作♪ 」
「感情緩和♪ 」
「記憶創造♪ 」
「捏造された愛情♪ 」
「パーフェクトチャーミング♪ 」
「精力増強♪ 」
「テストステロンドバドバ♪ 」
「赤蝮♪ 」
…………。
……………………アイハラ様……………………。
「あらあら……マブチン♪ やろっ! 」
「かしこまりました……」
私は、素早く服を脱ぐと、アイハラ様のスカートに両手を突っ込み、下着だけを脱がした。
そして、アイハラ様に私のものを押し込んだ。
「あらあら……マブチン♪ 今どんな気分♪ (スキル解除)」
「それはもう……アイハラ様で童貞を捨てられるなんて……最こ………………おうぉぅぉぅぉ…………」
私は! 仲間の仇に対して何をしているんだ!
「あらあら……ねぇねぇ!♪ 今どんな気分?♪ 仲間の仇で童貞捨ててどんな気分?♪ ねぇねぇ♪ ねぇねぇねぇねぇねぇ♪ 」
私は私は私は私は私は私は私は私は私は私は私は私は私は私は私は私は私は私は私は私は私は私は私は私は私は……………………。
私は、快楽に負けてそのままアイハラとの行為を続行した。
気分は? と聞かれれば間違いなく最悪だと答えるだろう。
しかし、一度始めてしまった行為を中断させることは難しかった。
やがて押し上げてくる快楽に負け……私はアイハラへとラブ&ミルクを放出したのだった……。
ーーー
「気持ち良かった?♪ マ・ブ・チ・ン♪ 」
チクショウ!!! ……と言いたいところだが正直言うと、私の感情にも変化が訪れていた。
普通にアイハラが可愛い女の子に見えていたのだ。
……抱くと愛情が芽生えるというのは本当らしい……。
「それじゃ、行こうかマブチン♪ 」
「何処に行くのだ? 」
アイハラは、何も言わずに転移スキル? で私を連れて移動するのだった……。
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