閑話5 「でぶ」と望まぬ再会
4-3は重要なわりに内容薄いので閑話を投稿します。
時間軸:王国到着2日目
俺は王国を1人で散策していた。
昨日は、マブールという友達が出来、非常に良い思い(4-3参照)をした。
その後、マイから説教され、シャルから一発もらい、シアンには喉元にナイフを突き付けられた…………2度と彼女達との約束を忘れるのはやめよう……うん……。
俺はこの日、彼女達へのお詫びの品を購入するために、王国の市場を物色していた。
「お金で愛は買えない! 」
というが、確かにその通りなのだが……これは俺の持論なのだが、
「お金で愛は買えない! しかし、ある程度までの好感度は金で買える!! 」
のである。実際、男女問わず、貢ぎ物をすれば多少の好感度は買えるのである。
そんなこんなで、市場をうろちょろしていると、聞き覚えのある不快な声が聞こえてきた。
「お菓子の家王国出張店です! 甘味多島名物! エクレアにシュークリームはいかがですか~! 美味しいですよ~! 」
皆さんもお気づきだろう……奴だ。(3-6,7参照)
「ほぉ……そんじゃ1つ貰おうか……」
俺は努めて普通に近づいた。
「ありがとうござ…………いますぅ!!!」
相変わらずうぜー奴だ。
「久しぶりだな……『でぶエット』」
俺は流れる様にスキルを使い、糞女を捕縛した。
「さて……静かなところへ行こうか……」
「は……はい……」
糞女はやや放心しつつも返事をして、歩きだした。
ーーーーーーー
「さて……お前が何で普通に働いてんのか説明してもらって良いか? いや……説明しろ! 」
俺は糞女の泊まっている宿までやって来た。
俺はもはや不機嫌を隠すことはなく、ドスを利かせた声で糞女を恫喝した。
「はい……あの後、上司の指示でほとぼりが覚めるまで甘味多島から離れるためにバブルロード島の王国支店で働いておけと言われまして……」
糞女は諦めているようで、全て正直に話し出した。
「んじゃ……あのおじさん(3-7参照)は最初から俺のことを騙すつもりだったんだな? 」
「………………………………はい……………………」
女は渋々頷いた。
あのおじさんはやはりやり手だったな……。
俺らがバブルロード島に戻って来たのは完全に偶然だし……本来であればほとぼりが覚めるまで騙し通せただろう。
しかし、見つけてしまった以上、こいつは生かしておけない。
俺は糞女の「でぶエット」を解除した。
「えっ……? 」
糞女は俺の行動が不思議だったらしく、驚いていた。
「お前に選択肢をやる」
「選択肢? 」
俺がそう伝えると、糞女は聞き返してきた。
「1つ目の選択肢は……おまえ、切腹しろ」
「えっ……嫌です……」
女は更に怯えだした。
「次に、あのおじさんを殺して来たらお前のことは許してやる」
「それは……恩ある上司を裏切れません……」
糞女だが、義理堅いらしい。そういうのは嫌いではない。この糞女はそもそも嫌いだが。
「そしたら、最後の選択肢だ……脱げ……」
「ぬ……えぇ!? 」
「聞こえなかったのか? 脱げと言ったんだ」
「えっ……いや、それは……」
糞女は戸惑ってあわあわしている。
「死なないし殺さないし脱げないならしょうがない……今から甘味多島に戻ってお菓子の家の従業員も客も全員太らせてやる……そんで燃やしてやる……『でぶ』の脂肪は良く燃えるからな! 」
「そ……そんな……」
糞女は大粒の涙を流していた。
……が、正直何一つ罪悪感がわかない……。
「『でぶ』だからエクレア泥棒」だの「動く卑猥物」だの「見られただけで鳥肌」だの散々言われたのだ(3分の2が被害妄想)。
それに、(今となっては見た目だけだが)マイみたいに清楚(?)だったり、シャルやシアンくらいの年の娘だったら多少の罪悪感は湧くのだろうが……。
しかし、今のそこそこ経験豊富な俺からすれば、23歳のアバズレ糞ビッチなんざ興味もない(なくはない)。
しかし、糞女に2度と消えない恐怖と屈辱を味合わせてやらなければ気が治まらない。
「わ……わかりました……私が悪いので……私が脱ぎます……」
ほう……その心意気は嫌いではない。
そう言うと、糞女はチェックのジャケットのボタンを1つずつ外し始めた。
糞女は、デパートの案内人を彷彿とさせる様な、赤いチェックのジャケットに白いYシャツ、長めのタイトスカートを履いていた。
糞女は、ジャケットを脱ぎ終わると、Yシャツのボタンを外し始めた。
糞女は、先程までは顔を真っ青にしていたが、今は羞恥で首元まで真っ赤だ。
少しすると、Yシャツの隙間から紫の下着が見え始めた。
そして、やがて下着に包まれた胸の全体図が見えるようになった。
……ほぅ……マイほど大きくはないがシャルやシアンよりはあるか……。
つまみ食いには丁度良い大きさか……。
糞女がボタンを外し終わると、次はスカートの横側のチャックを下ろし始めた。
そして、上の下着に合わせた紫の下着が露になった。
これが風の勇者 ノリオ=シロサワ ならば頭に被りたくなるような可愛い下着である。
次に、糞女はプルプルしながら上の下着のホックに手を掛けた。
糞女は、足に力が入らなくなったのか、ヘナヘナと膝から崩れ落ちると、激しく嗚咽をし出し、やがて軽く嘔吐していた。
しかし、そんな中でも、ホックを外し、両腕をばってんにして胸を隠している。
「もう……いい……」
俺は、流石に居たたまれなくなって、羽織っていたマントを外し、女に掛けた。
そして俺はその場を後にし、その場には呆然としている糞女だけが残った。
ーーーーーーー
中々に溜飲の下がった俺は、3人にプレゼントを買って、宿に戻った。
「キミトさん! おかえり! 」
シャルが出迎えてくれた。可愛い奴め……。
「ほら……これお土産」
「えっ!? 嬉しい!! 大好き!!! 」
シャルはそう言って頬に口づけしてくれた。本当に可愛い(ちょろい)奴め……。
「……えっ……と……? これは何? 」
シャルは俺が渡したお土産が何だか理解出来ていないようだった。
「それは、やる前に飲んどくと感度が良くなっていつもより気持ち良くなれるくすぅ!!!……
俺は話している途中にシャルから滅多打ちされ、そのまま気を失った。
翌日、3人にかなり冷たい目をされたが、全員にアクセサリーを買って帰ったら許された。
女心とは難しいものだ……。
ブックマーク、感想、評価宜しくお願い致します。




