閑話4 「猫耳」メイド シアンの1日
本日3話目の投稿です!今日はあと1話投稿します!!
「猫耳」メイド シアンの朝は早い。
御主人様より早く寝ることは許されない。
御主人様より遅く起きることは許されない。
メイドとしての矜持である。
……まぁ、彼女は本当のメイドという訳ではないので、ただの本人の気分次第なのだが……。
何も「でぶ」が頼んだことでも、強制したことでもない……。
ーーー猫耳視点ーーー
私、シアンは、気づいた時には既に1人だったにゃ。
正式な年齢は、ご主人様に「解析鑑定」のスキルを使ってもらうまで知らなかったにゃ。
シャルちゃんは1つ年上だったみたいにゃから本当はお姉ちゃんだった訳にゃけど、今さら呼び方を変えるのも変だし、このままで良いかにゃ……。
私は、元々森で1人で暮らしていたにゃ。
気づいた時には、森で1人でいたからにゃ……どうして1人でいるのか……家族がいるのかにゃんて……1つも知らにゃい……。
毎日毎日、拾った鋭利な石で気を削ったりして投擲武器を作って……それで生き物を狩って食べていたにゃ……。
お魚が取れる時は良かったんにゃけど……取れない日もあるからにゃ……。
空飛ぶ鳥や自分より体の大きな魔物を狙う時もあったにゃ……。
何日も何も食べられにゃい時もあったにゃ……。
森で過ごしている期間は……わかんにゃいけど多分3年近くになったにゃ……。
でも! 良いこともあったにゃ!!
たまたま森を通りかかった近くの村の村長さんが、行き倒れていた私を拾ってくれたんだにゃ!
近くに村があったの……何年間も気づかにゃかったにゃ……。
村長さんは、森に近い位置にある空き家を私にくれたにゃ!
本当は一緒に村長さんの家で暮らそうって言ってくれたんにゃけど……流石にそれは悪いと思ったにゃ……。
でも……村長さんやその家族……他の村の人達も皆良くしてくれたにゃ!
私には……本当の家族はいにゃいけど……村長さんや皆は……私にとって家族だにゃ……。
でも、本当の家族が欲しくなったんだにゃ……。
村の皆が家族で楽しそうにしてるところを見てると…………羨ましくなってきちゃったんだにゃ……。
でも……今更村長さんに一緒に住みたいなんて我が儘言えないし……。
ーーーーーーー
ある日、自分で食べるのと、村の人達におっそ分けするために、森に木の実やキノコの採取に来たにゃ。
そしたらにゃ……見つけたんにゃ……。
倒れてた金髪に青い目の、可愛い女の子。
私の最初の家族になってくれた人。
ーーーーーーー
「シャルちゃん……折り入ってご相談があるにゃ……」
「えっ? 改まってどうしたの? 」
回想終了……今は甘味多島からバブルロード島へ向かう船の中にゃ……。
私は、現在とある懸念を抱えていて……それを親友であり、同じ悩みを持っていそうなシャルちゃんに相談してみることにしたのにゃ……。
「このままだと……ご主人様の寵愛は殆んどマイちゃんに持ってかれてしまうにゃ! 」
私達の旅仲間にして、私達より早くご主人様と一緒に旅をしていたマイちゃん……。
確かに……ご主人様から見て初めての彼女であって、初体験の相手でもあるマイちゃんが特別な存在なのはわかるにゃ……。
でも……でも……。
「え~と……でもさ! キミトさんはシアンの『猫耳』がピクピクしてるの見る度に顔がにやけてるし……」
「それより……マイちゃんのおっぱい見てだらしない顔してる割合の方が圧倒的に多いのにゃ……」
乳にゃ!
やっぱり乳にゃ!!
男は皆デカイおっぱいが好きなのにゃ!!!
ご主人様だってデカイおっぱいが好きなのにゃ!!!
あの巨乳がご主人様を誘惑するのにゃ……。
「でも! キミトさんはシアンが寝た後……たまに耳や尻尾を触ってるよ? 昨日の深夜もだらしない顔しながら頭に顔埋めてたよ? 」
にゃ~!!!!!
にゃにやってるにゃ! ご主人しゃま!!
深夜にわざわざ起きてすることにゃの!?
起きてる時にやってくれたら良かったのににゃ……。
シャルちゃん……最近寝れてない日があったみたいにゃし……それで気づいたのかにゃ……。
「それに! その後、洗濯前のメイド服の匂いを良く嗅いでるよ! 」
ぎにゃ~!!!
それはダメにゃ!!!
別に……別に嫌な訳じゃにゃいけど…………。
汗の匂いをとか……大丈夫かにゃ……。
「あと! 何やってるのかはわからなかったけど! メイド服をベットに敷いて……何かゴソゴソしてたし! 暫くしたら慌ててメイド服持って部屋を出てって、暫くしたら戻ってきたけど……」
……。
…………。
……………………にゃ? それは…………
…………(ボン!)…………。
「えっ!? どうしたのシアン? そんな顔真っ赤にして? 」
シャルちゃん……ご主人様に女にしてもらった後もずっと純粋だにゃ~……。
「シアン? 具合悪いの? 横になる? 」
「大丈夫だにゃ……それより……」
そんなことよりやることがあるにゃ。
「今晩、勝負をかけるにゃ!!! 」
ーーーーーーー
すまないにゃ……マイちゃん…………。
念には念を入れて赤ワインに眠り薬を仕込ませて頂いたにゃ……。
眠り薬といっても毒じゃないのにゃ……。
朝までぐっすり寝れるだけなのにゃ!
最近不眠症気味のシャルちゃんのために見つけて来たんにゃけど、シャルちゃんはもういらなさそうにゃし……。
後でエクレアを買ってきてあげるから許して欲しいにゃ……。
ーーーでぶ視点ーーー
「一緒に寝たいにゃ! ……ご主人しゃま~」
「ご……ご主人様しゃま~…………」
…………えっ!? 何このモフモフ天国。
目の前には、メイド服を着たシアンとシャル……。
シャルは「獣人化」を使っており、耳も尻尾もあった。
しかも、これはいつもシアンが着てるメイド服じゃない…………。
なんとミニスカメイド……。
黒のハイソックスを履いているシアンと白のハイソックスを履いているシャル……。
そしてソックスとスカートの間に見える眩しいおみ足……。
凄くペロペロしたいが、したら流石に今後会わせる顔がない……。
「ご主人しゃま~、可愛がってほしいにゃ~」
「ご……ご主人様……沢山……愛して……」
かほほほほほほほほほほーーーーーーーん!!!!!!!!!
勿論、沢山可愛がって愛した。
ーーーーーーー
「みなさ~ん……何か申し開くことはありますか~? 」
「「「ありません……」」」
「全員、今日1日せ☆い☆ざ! 」
「「「はい……」」」
こうして、今日も平和? な1日が始まる。
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