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2-3 みんな「でぶ」になっちまえ


俺は次にマイを売った街の連中を片っ端から八つ裂きにするべく、マイと共に街へ歩いていた。


「あの……君人様? 」


「どうした? マイ? 」


「そ……その、お名前を呼びたくなってしまっただけで……すみません……」


「そ……そうか……」


俺の「天使」様が超可愛い。

こんな幸せな会話を永遠にしていられれば良いのに。


このままだとお隣の「天使」様にいつの間にか駄目人間にされてしまいそうなので、話題を変えることにした。


「これから行動を共にするにあたって、マイの持ってる魔法やスキルについて教えてほしいのだけれど……? 」


すると、マイは少し時間をおいて


「…………はい! これで『解析鑑定』で魔法やスキルもチェック出来ますよ! 」


「えっ!? 何をしたんだ? 」


「『解析鑑定』のスキルは基本名前、年齢、レベル、状態異常、職業、通称、称号しか見れないんですけど、特定の人物に他の情報も開示する意思を定めると、見せられるようになるんです」


「へぇ~。知らなかったよ。ありがとう! 」


「い……いえ。お役に立てて……嬉しいでしゅ! 」


でしゅ! って! でしゅ! って!!


噛んだのに気づいて顔真っ赤にしてるよ!


たまらん。今すぐ抱き締めたい。


ーーーーーーー


名前:マイリル=エルドライド

年齢:17

階級:1

状態:幸福

職業:回復系魔法使い

通称:「天使」

称号:なし


HP:100/100

MP:4000/4000(2000+2000)


常時発動スキル

「魔力増幅」レベル2

「回復魔法の心得」レベル3


一般スキル

「回復」レベル4

「広範囲回復」レベル3

「集中回復」レベル3

「完全回復」レベル1

「ライトニング」レベル2

「シャンライズ」レベル1

ーーーーーーー


名前:回復魔法の心得

希少:☆3

性能:回復魔法の消費MPが減り、回復力が強まる。


やはり、レベルは1だが優秀な回復役だな。

それに「魔力増幅」のレベル2があるのが良いな。


ついでに自分のも確認しとこう。


ーーーーーーー


名前:キミト=イガラシ

年齢:18

階級:15

状態:幸せ太り

職業:(太ってる)放火魔

通称:「でぶ」

称号:転生してきた「でぶ」

鮫を単独で討伐した「でぶ」

伝説の放火魔(太っている)


HP:900/900

MP:1190/1190(190+1000)


常時発動固有スキル

「でぶ」レベル1

「言霊使い」レベル1

「ものまね」レベル1

「道化」レベル1


常時発動一般スキル

「魔力増幅」レベル1


固有スキル

「暴飲暴食」レベル1

「デブエット」レベル3


一般スキル

「解析鑑定」レベル1

「巨大化」レベル1

「身代わり」レベル1

「収納」レベル5

「詐術」レベル1


言霊獲得スキル

「炎」

「毒」→「猛毒」

「雷」→「雷鳴」

「飛」→「飛行」

「切」→「切断」

「輝」

「視」→「目視」

「贄」New!

「運」New!

「力」New!


ものまね獲得スキル

「ファイヤーフレイム」New!

「完全回復」New!


ボーナススキル

「捨て身の『でぶ』パンチ」

ーーーーーーー


レベルが3つ上がっていて「言霊使い」によってまた新しいスキルを覚えていた。

「運」と「力」は文字通り一時的にその2つを上げるスキルだった。

「贄」は何かを捧げることで強大な力を手にいれられるとからしいが、怖いからずっと封印しておこう……。


「マイ? 『魔力増幅』のスキルレベルを上げる方法ってわかるか? 」


「えっ……? 申し訳ございません……。私は自然に上がっていましたので存じあげません……。あの……責任をとって自害します! 」


「やめぃ! 」


マイが懐から、塔からかっぱらってきた小刀を取り出したので、キスで止めた。


念のため確認するが、この「でぶ」は昨日まで女性とまともに話したこともない腐れ童貞だった訳だが、「天使」を抱いてふっ切れたらしく、こういうことをするようになった。もげれば良いのに……。


……ん? 俺の意識が一瞬「作者」に乗っ取られたが、それはまぁ良い。


俺がマイをなだめていたら、街のすぐそばについた。


さて、お待ちかねの「でぶ」のターンである。


スキルレベル3に上がったことで超広範囲大人数でも使えるようになった我が必殺の奥義を食らうが良い!


「でぶエット!!! 」


俺がスキルを唱えると


走り回る子供達も!

相変わらず教会に来ていた民草共も!!

杖をついた老人達でさえ!!!


勿論全員「でぶ」である。


この日、とある街の住民が全員太った。


後にこの出来事は「メタボリックの宴」と名付けられたという。


住民共が泣き叫ぶなか、俺達は街の中央にある噴水に来た。


そして俺は声を張り上げた。

「注目!!!」

住民共(ごみ共)は一斉にこちらを向いた。


「マイリルさん……」


ごみの一人がマイリルに気づいたようだ。


俺は続けざまに叫んだ。

「この謎の『でぶ』病だが、マイリル様なら治せるぞ!!!!! 」


俺はこっそりとスキル「輝」、マイはこっそりと魔法「シャンライズ」を使い、神聖さを演出した。


すると、有象無象の塵虫共が一斉に押し寄せて来た。


「炎! 」


俺は虫けら共に当たらぬ程度の距離へ「炎」を放った。


「何をする! 」


「は? 誰が無償で治すと言った? さっさと金を持ってこい」


「教会には毎月寄付してるじゃないか! 」


「マイリル様は既に教会を辞めてらっしゃる。そして貴様ら塵虫共を恨んでらっしゃるのにこうして駆けつけてくださったのだ! その慈悲に泣いて感謝し、治してほしければ金を払え! 」


確認だが街の人々を太らせた元凶は我らが「でぶ」である。「でぶエット」のスキルであれば一瞬で治すことは可能なのである。


これはつまり悪徳商売である。


住民共は悔しそうに蓄えを渡してきよった。


愉快! 痛快!!


また来年にでもやろうっと!




「でぶ」と「天使」当面の資金……ゲットだぜ!

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