行進(2)
今気付いたんですけど、この小説の本文のやつってもっと書けるんですね。
「えーこんにちは皆さん、今日はデモへお集まり頂きありがとうございます····· 我々と皆さんの力で、この国の平和と安全を守りましょう!」
矛盾していると秀樹は思った。もしデモによって警官隊と衝突すれば平和と安全を守るという言葉など綺麗事だ。なのに、こんなに大々的に行うなど意図的に衝突しようとしてる様にしか見えなかった。
実際、秀樹と博文が着いてから僅か10分程度で、人の数は数十倍にまで膨れ上がっていた。もはや軍隊である。この数の人々がもし国会議事堂前などに行くとなると、警官は出動を余儀なくされるだろう。
もしそうなったら逃げようと、秀樹は考えた。
そして間もなく、デモが開始され、足並みを揃えて近くの大通りまで歩いていった。だが、大通りに出た途端、デモの軍隊は足を止めた。なにが起こったのか全く分からない秀樹は、背伸びをし、先頭を目で凝視した。
そこに居たのは、横一列に綺麗に並んだ警官隊と睨み合う左翼団体の長だった。
秀樹はその瞬間、警官隊はこの大規模なデモを一刻も早く解散させたいがために、行動を起こす前から牽制しようとしている事に勘づいた。
━━ 逃げよう
そう考えた瞬間、列の頭の人々が警察隊などいないかのように、突き進もうとした。しかし遂に、警察隊が列の先頭の鼻の先に立ち塞ったことで、人々が衝突をし始めた。そして一瞬の内に周りの人々が暴徒と化し、辺り一体が戦場と成り果てた。
秀樹は自分の逃げるような甘い考えなど通用しないという事を悟った。
デモの内容はあまり関係ないので、書きませんでした。
まぁ、安保法案みたいな感じに対するやつだと考えてくれれば大丈夫です。
あとなんでみんな拍手っていうただ手を叩くだけの行為を賞賛のために使うんですか?