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フィナーレ

 さて皆様、魔王軍参謀のクロウでございます。

 長い間の我等が魔王ラッセルの魔王譚をお聞き頂きまことにありがとうございます。


 えっここで終わりなのか? いえいえこれからもまだまだ続きましたよ。

 全くうちの魔王様ときたら一所に大人しくして頂ければいいものをまったく落ち着きのないことで・・・

 何をしたのか? ではあなたさまにだけちらっとだけお話しましょうか?


「ここのダンジョンの主はどこだ? でてこい!!」

「まーお、あっちに部屋があるよ!!」

「でかしたあんじー!!」


 他のダンジョンに攻め込んだり・・・


「ふん!!」

「まーお、その魔力を纏った姿に楽に変身できるようになったね」

「あぁ、でもこの姿は疲れるな・・・ あんじー前は雷だったし今度は炎とかできるか?」

「ん・・・ やってみる」


 魔王様は後二回変身を残してたり・・・

 あっそうそう、こちらをご覧ください。

 透明なモヤモヤした霧のような物の中に映像が映し出される。

 これは私が編んだ魔法、名前はヴィジョンとつけました。

 私の思い描くものを映し出すことができます。

 魔女の出で立ちのスラッとした可愛い女性が映し出されていた。

 この美しい娘の名前はアンジェリーナそう、あんじーの大きくなった姿なんですよ。

 

「まーお・・・ 魔女の約束って覚えてる? あの・・・ あの・・・」

「アンジー覚えてるぞ、一つ言うことを聞くだったな?」

「あの・・・ それでね・・・ お願いをしたくて・・・ こんなことお願いですることじゃないかも・・・ なん・・・だ・・・け・・・ど・・・」

「あ・・・ うん、俺もアンジーに言いたいことっていうか伝えたいことがあってだな・・・ 嫌じゃなかったらなんだけど・・・ 俺の側で、ずっと・・・」


 この時はお城中あげてのお祝いをさせていただきました♪


「まーお、新しい世界見つけたよ!! 行ってみる?」

「本当にか、すぐ見に行こう」


「なんだか弱そうな奴らだな、人間って言うのか?」

「うん、そうみたい、でもまーおと一緒で鍛えてるみたいだよ?」

「そっか、それならいづれは強くなるかもな、よし、アンジーちょっと頼む」

「わかったぁ♪」


 アンジーの魔法により魔王の影は巨大化し、声はその世界に響いた。


「我が名は魔王ラッセル!! 人間共よ、我に滅ぼされたくなかったら足掻くが良い、ふはははははは・・・」


 突然の魔族の宣告に慌てふためく人間界。


「なぁアンジー、もし人間の世界から俺を倒す奴が出てきたらどうする?」

「う―――ん、そのときは大魔王アンジー様がまーおのこと守ってあげるよ」

「なんで俺より偉い立場になってんだよ」

「えへへへへ」


 全く、参謀に相談もしないで他の世界に喧嘩売って・・・ どうしようもない魔王様でしょ?

 こっちの身にもなってくださいよ。


 ヴィジョンの魔法に新たな絵が映し出される。

 木で編まれた大きな籠に敷き詰められた布団、その中に眠る小さな赤子・・・?

 小さな男の子が二人走ってきてヴィジョンの魔法が乱れ消えていった・・・


「お父さん!! お父さん!! 助けて!! お母さんがフライパンを触ってるよ!!」

「なに!? それはまずい!? すぐ行く!!」


 すいませんが突然の命の危機となりました、家族を守るためにすぐに帰らないといけません。

 また機会がありましたらゆっくりとどこかでお話しいたしましょう。

 そのときは家内のお茶をご馳走します、お茶だけはおいしんですよ・・・

 それではこれにて失礼させていただきます・・・



読んで頂いてありがとうございます。

続きは別タイトルで書こうかとも思ってますがまだ未定です。

お付き合いくださりありがとうございました。心から感謝を^^

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