みんな
「なぁ、クロウお互い無事でよかったな」
「本当だよね・・・ あの料理は回避不可能な魔法だよね・・・」
「回避してもいいんじゃないのか?」
「・・・・・・・・・ そういえばヴラドが寝込んでたけど少し復活したから今日帰るみたいだよ。なんで寝込んでいたのかな?」
「さっ・・・ さぁ・・・?」
扉が開きやせ細ったヴラドとエリザベートが入ってくる。
「ヴラド大丈夫か?」
「はい、なんとか・・・ 四日前に食べたあれはすごかった・・・」
「そうか・・・ 無事で何よりだ・・・ それで、今日帰るって?」
「はい、それで先日の話なのですが、やはり私には魔王が荷が重いというか・・・」
「エリザベートもいいのか? 魔王が旦那の方がいいんじゃないのか?」
「まぁ、その方がいいかもって思ったんだけど~♪ ヴラドがそう言うのならいいかなって~♪」
「そう・・・か、どうするかなクロウ」
「でしたら魔王様、ヴラドには南の地の領主ということでお任せするのはいかがでしょう?」
「そうか、それでいいかヴラド?」
「精一杯勤めさせて頂きます」
「それでヴラドさんにはお供にセガールさんをおつけしますので連れて行ってくださいね」
「クロウ様、ご遠慮いたします」
クロウとヴラドがセガールをどうするか揉めているのを眺めてると扉が開き、あんじーとシガニーが入ってきた。
「えりえり~ 帰るって?」
「そうなのあんあん、あんあんも一緒に来る? 私らと一緒に暮らす?」
「・・・う・・・ あっ・・・ 遊びにいく!!」
「あらら、フラれちゃったわね、いつでも遊びに来てね。待ってるわ」
「おいおい、あんじーを勝手にスカウトするなよ」
「あらっまおーちゃん、あんあん連れて行ったら困る」
「困る」
「あらあら」
顔を真っ赤にしてうつむくあんじーを見た女性達が微笑む。
「ちょっと魔王様ヴラドにセガール連れてくように言ってくださいよ」
「魔王様、セガールだけはいりませんからね!!」
セガールやドラクル、ジャンも集まってきていつも通りの見慣れた光景、収集がつかないようにバタバタする。
思わず俺は声を出して笑った。楽しいな・・・
「まおーちゃん♪」
「魔王様」
「まーお♪」
みんなが自分を見る。
一人が二人になって、二人が沢山になって、煩わしいときもあった、だが、手放すのは惜しかった、惜しくなった。
こいつらと一緒ならなんでも出来るのかもしれない?
さぁ、これから何をはじめようか?
魔王ラッセルはこれから先も止まらない。
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