エリザベートの結婚
ヴラドとエリザベートが結婚する? 別にかまわないがこの展開の速さは・・・ とりあえず説明してくれ。
「まおーちゃんにヴラドの部下になれって言われて帰ったじゃない。最初は鬱陶しいとか思ってたんだけど、何しても何言ってもめげないから、そのうちかわいいなぁって思うようになっちゃって・・・」
「おい、やめろよ・・・ 照れるだろ」
「丁寧に接してくれるし、私って綺麗な上に強いから、みんな遠慮しちゃって女としてあまり扱われないっていうか近寄りがたいっていうところもあるし・・・」
「いや君は本当に綺麗だよ、エリザベート・・・」
「やめてよ、みんなの前で・・・ それでね料理でも作ってやろうかと思って、食べさせたのよ、そしたらこいつ吐きやがって!! むかついたから思いっきり胃袋殴ってやったら、泣きながらまた食べさせてくれって言うのよ・・・」
「あんな・・・ ものすごいの食べたの初めてでした!! 吐き出す度に殴られました!!」
「こっちもムキになって料理作ったわよ。何日も何日も一生懸命料理をヴラドの為だけに作ってたら・・・ なんかこのまま私この人に料理作っていくんだって思っちゃって・・・ 胃袋掴むつもりが逆に心臓捕まれちゃって・・・」
「いや、実際料理は上達してきてるよ、吐きださくても済むようになったし・・・」
こうなってくれればいいと思っていたが、まさかこんなに上手くいくとは・・・ よかったなヴラド。
目をキラキラさせながらシガニーが呟く「素敵・・・」。
「ヴラドさん、エリザベートさん、結婚式とかはどうするんです?」
「私達、そういうのはまだ考えて無くて・・・ 私達って言うの照れくさいわね♪ ただ、まおーちゃんにはお世話になったし、悪いことしちゃったし、報告したいなって思ってね。いいかな、まおーちゃん?」
「おめでとう二人とも、もちろんいいに決まってる。そうなるとなにかお祝いしなきゃだな」
少し考えるラッセル、二人が喜ぶ物、これからのこと・・・
「なぁ、ヴラドお前も魔王になるか?」
「はい?」
「魔王様何言ってるんです? 二人目の魔王を作るって事ですか?」
「そうだクロウ、南の土地とは距離があるし、全面的にヴラドに任せちゃってさ、別にケンカするわけじゃないし、お互いに仲よくでなんてどうだろう?」
「いやいやいや魔王様、魔界統一が目的だったんじゃないの? そんなことしたら・・・ まぁ、別に問題ないのか?」
「二人だけじゃ無理だろうし、何人か移住させて参謀としてセガールもそっちにやって・・・」
「任せてヴラド、クロウの名を持って君が魔王になれるように体裁を整えるから」
「いやいやクロウ様が南へ行って、私がここの参謀になると言うのはどうですかな?」
シャ―――!! 狸と狐の化かし合いのようだ・・・
「ヴラド、すぐに決めなくていい、これは提案だ、二人が強いことはよく知ってる考えてみてくれ」
「魔王様・・・ いえ私はあなたのもとで!? ぎゃは!!」
ヴラドの首元にするどい一撃を入れた倒れかかる旦那(予定)を支え彼女はこう言った。
「ゆっくり考えさせてもらうわね、まおーちゃん♪」
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