ゴーレム製造器
「大丈夫か、クロウ?」
ゴーレムにやられたことで半分になったクロウはいつもの驚異の再生力で回復していたが、そのショックで気を失ったシガニーさん、気がついたらクロウは普通に立ってるし、何がなんだか・・・ わからず動揺して、クロウは正座中、泣きながら説教するシガニー。
「あなたは弱いんだから!! あんなことして・・・ だめじゃないですか・・・」
「はい・・・ すいません・・・」
珍しい説教する側が怒られてるってみんなから笑顔がこぼれる。
もちろん俺も・・・
あんじーも辛い思いをしたのか俺の足から離れようとしない。
やっといつもの日常に戻れるそれがうれしかった。
「あ――― シガニー、すまんがクロウにゴーレムの説明を・・・」
「あっはい、すいません」
助かったよとラッセルにこっそり告げ、ゴブリンが持っていた球を調べる。
少し魔力を込めても反応しない。
下にある石を拾い珠に近づけて魔力を込める。
青い珠は淡い光を放ち、石の細いゴーレムが出来上がる。
「おぉ!! 小さいな・・・」
「魔力量のせいかな?」
珠を持ったクロウが思うとおりにゴーレムは動いた。
再び感嘆の声があがる。
「砕けろ!!」
小さいゴーレムはクロウの指示通り跡形もなく砕け散った。
「少し魔力量を上げてみるよ。あとイメージを・・・」
石を近づけ先ほどより強い魔力を込める。
石から出来上がる等身大の女性の姿をしたゴーレム。
「砕けろ!!」
ゴーレムの脳天を貫いた光は轟音を立てゴーレムを真っ二つに砕いた!!
シガニーは高等魔法の雷の魔法を覚えた。
「あらっ、初めて出来ましたわ、おほほ」
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
どうやら好きな形に作れるようだ、命令は珠を持った者が思うだけでいいらしい。
「・・・ えっと・・・ 魔王様、やってみますか?」
「おう♪」
どんなのつくろうか? 魔王は石と珠を近づけて魔力を高めてみた。
魔王の足下からゆっくりとゴーレムがあらわれ・・・ あらわれ? 慌てて皆逃げ出す。
すごい勢いで盛り上がるゴーレムは魔王とあんじーを乗せ、魔王城よりも大きくそびえ立った。
「まーお、動かしてみて」
「おぅ」
一歩前に・・・ ズシィィィ―――ン
おぉ、すごいな、これは気持ちいい!! 動く魔王城とかこれで作ったら面白くね?
「すごぉぉい!!」
「なぁ、あんじー・・・ 魔法ありがとな。」
「まーお・・・」
「ぐぎゃ―――!!」
突然の火炎攻撃、巨大な赤い竜がゴーレムを攻撃してくる!!
「竜王さん・・・ おーい!! 竜王さん~」
ゴーレムの頭の上に乗った魔王に気づく竜王。
「砕けろ!!」
魔王の命令と共に巨大なゴーレムは砕け散り、元の土へと帰っていった。
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