再び!!
力が回復した魔王には希望が出来た。
魔力を身に纏い、再び姿を変える。
戦える!!
「わしも戦いますぞ!! あ―――」
あっけなくゴーレムに飛ばされていくセガール・・・ おまえのことは忘れないよ・・・
「魔王様の魔力をびんびん感じます!!」
首に抱きつき離れようとしない人魚(イケメン、がっしり)・・・
あんじーは考えていた、もしかしたら?
精神を集中し、魔力の質を変える。
私達は相性がいいはずだ!! あいつとは合わないけど!!
「まーお、受け取って!! 我が友よ、守るための力を彼の者へ 雷!!」
魔王の頭上に雷が落ちる。
まーおの為に作った雷、まーおに味方する雷。
片手をあげた魔王にその力は吸収され、黒くまとわりついた魔力の線は金色に染まっていった。
「よし!!」
小さくガッツポーズするあんじー。
「ぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぁ」
首にまとわりついた人魚がついでに感電する!!
「よし♪」
大きくガッツポーズする少女!!
ラッセルは黒焦げになった人魚を水に投げ入れた。
エリザベートとヴラドが気合いと根性で止めていたゴーレムを粉砕。
「おまえたちのおかげで助かった。特に人魚・・・ 感謝する。」
「あ~魔王様、光栄にございます。私、人魚の族長のダスティと申します。どうぞ、私を召し上がってください。」
「・・・・・・・・・感謝だけするよ。」
「それでまおーちゃん、状況は?」
「何かがいて、ゴーレムを作ってるらしい。あのストーンゴーレムの中に隠れているらしくて苦戦してた。」
「そいつを倒せばよろしいのですか?」
「まぁ、そうなんだが・・・」
人魚は水から半身をだし、息を大きく吸った!!
「きぃぇぇぇぇぇぇぇえぇぇ」
甲高い声が響き指向性をもつ音の砲弾がゴーレムの大軍を駆け抜けた。
「ぎゃぎゃ!!」
遠くから聞こえた悲鳴と共にゴーレムが動きを止め、項を垂れた。
半身をだし、笑顔でVサインを出すイケメン人魚・・・
えっ俺の変身って一体・・・
動かなくなったミスリルゴーレムを雷をまとった魔王はいともたやすく粉砕し、エリザベートとヴラドはストーンゴーレムの残骸の中から意識を失ったゴブリンの魔法使いを引きずり出した。
「多分それだね・・・ その珠をこっちに・・・」
復活したクロウがゴブリンから珠を奪う。
これでゴーレムは作れないはずだ。
ゴブリンの魔法使いは意識を戻し、つららの魔法を使ってきたがその場にいる者たちにその攻撃はきかなかった。
ダンジョンにいるゴブリン族を呼び通訳を試みたが、そのゴブリンは言葉を忘れ狂っていた、なぜ、こうなったか誰もわからない。
ゴブリンの魔法使いはダンジョンの奥に連れていかれ閉じ込められることになった。
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