一休み
「まーお、おくさんたちが料理作ってくれたの、今、呼ぶね。」
「おくさん?」
「オークの料理長です。」
「あーなるほど。」
あんじーが開いたゲートからオークの料理長が顔を出す。
「魔王様、うまいもん持ってきやしたぜ!!」
料理長がひょいっと顔を出し、次から次へとうまそうな料理を運び出した。
みんなの笑顔が戻る、いいタイミングで来てくれた。
「クロウ様これをよろしかったら♪ 私が作ったんです」
クロウの手に青いスープが手渡される・・・
「あんじーありがとな、よく来てくれた」
幹部が集まる中みんなでの食事が始まる。
「なぁ、あんじー魔女はああいう色のスープはよく飲むのか?」
「・・・・・・・・・まーおは飲んじゃだめだよ・・・ くろなら大丈夫だと思う?」
後ろから我が軍の頭脳の悲鳴が聞こえた・・・
「胃袋が溶けた・・・ いや、胃袋が溶けるほどおいしかったです!!」
「いや、いいんですクロウ様、昔から料理は作るなって怒られてきましたから、でも、作りたかったんです!!」
熱いまなざしでクロウを見つめるシガニーとこれから想像出来る魔王軍参謀の度重なるピンチを放置し、ラッセルは話を進めた。
「今日見た、新しいゴーレムだがかなり強いぞ、まともに戦えるのはここにいる3人くらいだと思う」
「そんなに強そうなのですか?」
「あぁ、ドラクルなら一対一なら勝てると思う、だが複数だときついかもしれん」
「他の者も疲弊しています、明日はそのゴーレムには手を出させないように致しましょう」
「うん、そうしてくれ。」
「魔王様、お疲れですか?」
「いや大丈夫だ、明日は気をつけてくれ。」
戦いづらい・・・ 心が疲弊する、だが、やるしかない。
「まーお、大丈夫?」
大丈夫だよ、そう笑いかけあんじーの頭を撫でる。
だがいつものようにあんじーは笑ってくれなかった。
「なぁ、あんじー、明日の夜には城に戻るから、これが片付いたらまたどっか遊びに行こうな。」
あんじーとシガニーには魔女の取りまとめ役として帰ってもらった。
「ラッセルちゃん・・・」
「顔色悪いぞクロウ」
「大丈夫だと・・・ 思います? ねぇ、あのつららどう思う?」
青白い顔で自分に回復をかけながら聞いてきた。
「あぁ、何かいるな・・・」
増えているゴーレム、飛んでくるつらら、ゴーレム達の中に紛れて魔法を使う存在がいる、二人はそれを確信していた。
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