魔女達の編隊飛行
魔王城前に続々と集まる魔女の村の面々。
その数は50人ほどいる。
「おい、クロウ、お前も行くって言ってたな? 指揮もするのか?」
「いや、魔女達は魔女達のやり方があるからね、あんじーとシガニーさんに任せるよ」
「おまえは何しにいくんだよ?」
「情報収集かな、わからないことのが多いからね」
「邪魔じゃないのか?」
「ふっふっふっ~ 見てて」
そう言うとクロウの体が黒い光に包まれ浮かんだ。
「おまえいつの間に・・・」
「魔王軍参謀は日々進化してるのですよ」
「すげぇな」
「逃げるのに便利でしょ?」
クロウらしいと思い笑う。
ラッセルは魔女達の方へ向いた。
「魔女達よ、戦いに巻き込んで済まない、気をつけて戦ってくれ!!」
「「「はーい♪」」」
魔女達は意外と楽しそうにしている。
俺はあんじーの頭を撫でる。
「あんじー頼むな、絶対無理するな、危なかったらすぐ逃げろな」
「まっかせて、まーお!!」
「シガニーも頼む、気をつけて」
「心得ました」
その姿を見ている魔女達がざわめく、なんか視線が暖かい・・・
「魔女さん達、行きますよ~」
クロウの合図と共に魔女達が一斉に飛び立つ、3人を先頭に魔女達の編隊は進んでいった。
セガールは戦えない者達を順次送り出し、最後にラッセルに声をかけすでに南へと向かって行った。
ここに残っているのは戦える牙族とどうしてもと残ったリザードマン達、ゴースト系達が自分らは死なないからと城の守りをしてくれている。
ラッセルもドラクル、ジャンを伴い魔王城を後にした。
箒を持たず体ごと飛行し、魔女達を先行するクロウ、振り返り魔女達を見る。
「見事だな・・・」
あんじーとシガニーの後ろに綺麗に5人ずつ並び飛んでいく。
その一糸乱れぬ姿に魔女達の結束がうかがえる。
「お上手になりましたね」
シガニーが後ろから出てきて、クロウの横に並ぶ。
「いえ、これもシガニーさんが丁寧に教えてくれたからですよ。ありがとうございます」
「そんな、こんな優秀な方私も見たことありませんよ」
後ろからヤジが飛ぶ。
「ひゅーひゅー」
「くっついちちゃえ!!」
「ずるいわよ、シガニー!!」
「うっさい!!」
シガニーの初めて見た姿に、思わずドキッとする、そんな顔もするんだ・・・
「あらっ、やだ・・・」
「いや、素敵です・・・」
「・・・・・・・・・」
顔をうつむかせるシガニー。
「シガニーさん、気をつけてくださいね、一緒に帰りましょう。」
「・・・・・・・・・はい!!」
後ろに下がったシガニーはみんなのおもちゃにされた。
みんなに遊ばれて顔を真っ赤にしてるシガニーさんがかわいい。
「ねぇ、くろのこと・・・」
あんじーがシガニーに聞こうと思った時、昨日手当したリザードマン達の姿が見えた、敵はこの奥だ・・・
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