平穏の終わり
クロウに迷惑かけては怒られ、あんじーと二人で瓶を壊し、クロウとシガニーに怒られ、チビと・・・ あっ竜王の子供の子竜ね、チビとあんじーと食料庫あさってたら怒られる毎日、まぁ、いつも通りの平穏な日々です。
そうそう、チビが飛べるようになったんですよ、あんじーと遊びたい一進で一生懸命練習したらしいです。
いつの間にかいなくなったらしく、竜王さんが必死に探し回ってたらしいです。
チビも飛べるのを自慢したいのか背中を指さすからあんじーが乗ったら1mほど浮きました、試しに俺も乗ってみたらピクリとも浮かびませんでした・・・ チビはこちらの言うことはわかるみたいですがこちらにわかる言葉で話すのはまだ無理みたいです。
なんだかんだ穏やかな日々、それもいいのだが・・・ つまらない・・・ 我慢の限界を超えた!! 俺は遊びたいんだ!!
かと言ってここに俺に向かってくるような奴はいないし、竜王さんと一度手合わせをお願いしてみるか?
考えながら歩いていると、向こうから同じように悩んだ顔で歩いてくる奴がいる、うちの参謀さまだ。
「どうしたよ、参謀殿」
「ラッセルちゃん、これが届いたよ」
一枚の手紙をヒラヒラさせる。
「誰からだよ?」
「エリザベートから、むかついたから追い出したって・・・」
ハーピーがこちらまで飛んでくるのに二日ほどか? 後少ししたら奴が帰ってくるのか・・・
顔を見合わせため息をつく、後、一週間後くらいにはあいつが帰ってくるのか。
「「はぁ~」」
四日後、玉座の間にて
予想はしていた、しかし、予想を上回るスピードであいつは帰ってきた。
「魔王様、わたくしめが帰って参りましたぞ!! さみしくなかったですかな?」
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
「どうされましたかな?」
「いや、予定より早いのでびっくりしてな。」
「それはもう、魔王様がさみしがるといけないので夜も寝ずに昼間寝て慌てて帰ってきました」
無理しなくていいのに・・・
「それでご報告の方ですが・・・」
南の方の様子は、エリザベートと人魚の相性がいいので自由奔放に任せた方がいいです。ヴラドもうまいこと魔王様を餌に人魚を抑えてますし、人魚共の魔王様への陶酔は好きというレベルではありませんな、恋を通り越して愛!! 全てを魔王様に捧げたいと申しております。 魔王の魔王たる由縁、その狂気に、おかしな種族を魅了する魔王様のおかしさといったら素晴らしい!!
おいっ、なんか馬鹿にされてる気がするんだが!!
それよりも以前から報告があった参謀殿がないがしろにしている南西のダンジョンなのですが、結構な明かりの数がありました、一度、調べないといけないと思われます。
お前は調べてこなかったのか?
えっだって魔王様がさみしがるといけないでしょ? そりゃ急ぎましたよ。
・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
まぁいいセガール良くやってくれた、ダンジョンの最下層の部屋でゆっくり休め、しばらくゆっくり休んで体の疲れを癒やしてくれ。
いや、疲れてないですし今日からまた仕事をさせて頂きます。
それと仕事をするのに都合が悪いので私も上にひとつ部屋を頂きたいのですが?
「セガール殿、魔王様はセガール殿の身を案じて休めと言っている!! そのお心を無下にしてはなりません。 それとダンジョン最下層のお部屋ほど良い場所をご用意できませんので・・・」
「わし、そんないい部屋いらんよ?」
「いやいやいや!! 前魔王様に失礼があっては参謀としての名折れ、是非お部屋はそのままでお願いします。本当に!!」
「そう・・・?」
渋々納得したセガールに胸を撫で下ろす魔王と参謀、嵐は静まったかのように思えた。
魔王の間の扉が勢いよく開く、一匹の魔族が息を切らせ入ってきた。
「魔王様、傷ついたリザードマンが門に!!」
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