表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
55/84

魔王の穏やかな日

 竜王の奥様からいただいた獣を調理場に渡し、軽く朝飯を食べ玉座に座る。

 さぁ、今日は何して遊ぼうか?


「魔王様、竜王様はおかえりに? お腹空いてるとかいってませんでした? 竜の中に魔族とか食べたい奴いませんかね?」


 あ・・・ うん、ちらっと今度聞いておくよ?


「魔王様!! うちの参謀殿ときたら、竜王に私を食べさせようとしたんですぞ!!」


 恐ろしい剣幕で文句を言うセガール。


「竜王様が強くて頭がいい物を食べたいと言ったんです。セガール様を差し出すしか方法が・・・」

「えっそうなの? そうなのか♪」


 それでいいのかセガールよ? 心なしか機嫌が回復したような感じがする。


「しかし、私がいなくなってしまうと魔王様がさみしがるし・・・」


 はい? そんなことはないよ? 口に出しては言わないけど・・・ そして、おっさんがもじもじするなセガール!!

 クロウの目が朝から笑ってない・・・ セガールがきてから鋭さが増していく一方・・・


「魔王様、探索をされたいと仰ってましたね。いきなり魔王様が行かれるわけには行きませんから、信頼する、信頼する!! セガール殿にいってもらったらどうでしょう? 西でも北でもどこでもいいから行け!!」


 クロウさん!? 一体何があったの?


「わし、探索とか嫌じゃ・・・」


 イラッ! イラッ!

 

「なぁ、セガール、実は南の統治なんだがヴラドとエリザベートだけだから少し心配なんだ・・・ セガールが行ってくれたら・・・」

「そうですか、仕方ありませんね。魔王様がそう言うならば、魔女に送ってもらって・・・」

「いや、やはり少し人数連れて経路の安全確認もお願いしたいんだ!!」

「それだと日数がかかりますし、その間こちらが心配です!!」

「セガールがいない間はしんどいけどなんとかするから頼む。」

「そうですか・・・ わかりました。準備してまいります。」


 とぼとぼと歩いて行くセガールの背中にガッツポーズする二人。

 南のヴラド達の所へ行って10日、仕事が何日か、帰ってくるまで10日の平穏が訪れた。


「ラッセルちゃん、ありがとう、いい仕事した!!」



 14日後、南からハーピーが飛んできた一通のヴラドからの手紙を持って。


 ただ一言、恨みますと書かれていた・・・


 別のハーピーに手紙を託す。


 二言、二人から、

 

 ごめんなさい

 ごめんなさい


 南の島のセガールを想像する二人、エリザベートなら対抗できるんじゃ?


読んで頂いてありがとうございます^^

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ