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魔王軍、行軍

 ジャン悪いが後を頼むぞ。


 そう言ったラッセルは皆の前を進む。


 今回は何が起こるかわからないので少数精鋭で行くことにした。


 ジャンには悪いが、魔王城を守ってもらう、毎度毎度セガールに乗っ取られるのは面倒だし。

 

 俺とクロウとあんじー


 シガニーと魔女の五人


 ドラクルに指揮をさせるのは暑さに強いリザードマンの戦士三人とエリザベートの部隊に参加したことのある中級魔族二人


 魔女のゲートは行ったことないところは使えないが、帰る時には役に立つ、いざって時も・・・


 敵の正体がわからない、ヴラドを倒す敵とはいったい?


 

一日目、魔女たちの魔法をかけてもらい空を飛ぶ。


 徒歩で10日ほどの距離らしい。

 飛行での移動は通常より早く、6日ほどの移動を一日で終えた。

 魔女たちの魔力の消耗は激しく、ここからは回復しながら歩く。



二日目、クロウが車輪のついた板を考案した。


「ここを引っ張ると動くのか? 何で引くんだ?」

「ん?」


 そう言って顎で指示された魔王、乗り心地は悪いが魔女たちはそれに乗った。


 クロウはどんなに引っ張っても台車を動かすことは出来なかった。


「私って重いですよね・・・」

「いや、そんなことは!! えいっ、てや・・・」


 二人の周りだけ空気が重くなった・・・ 頼む止めてくれ。


「ほらっ、やろう共、お嬢さん方のおかげでこんなにはやくいけてんだ!! 次は俺らだ、気張れぇ!!」

「おうよ!!」


 魔王のかけ声と共にクロウ以外の男衆が交互にひく。


 せいやっ!! せいやっ!! せいやっ!! せいやっ!!


 湿った空気は払拭されたが、途中冷静になる、勢いって怖い。



三日目、あんじーが足が痛いと言った。


 あんじーを肩車し、道なき道を歩く。


「まーお、あれから魔法の練習してる?」

「してるよ、火はつけれる」


 小さく魔力を出して、小さい火を出す。


「大きくできる? なげれる?」

「・・・できません」

「なんでだろうね?」


 そう言ったあんじーは魔王が出した魔力の塊に触る。


「こんなに、強いのに・・・」


 

 遠くから何か聞こえた、声の方向に目をやる。


「まおうさま~~~ まおうさま~~~」


 小走りに近づいてきた魔族の群れは、魔王の姿を見つけ安堵した。


 実は・・・


 人魚の村に行ったのはいいのですが、海から声が聞こえたと思ったら何人かの仲間が海の中へ。

 ヴラド様が異変に気づき、慌てて私らを下がらせました。

 すると人が変わったようなエリザベート様が現れ襲ってきました。

 ヴラド様は自らエリザベート様を抑えつけ、意識のあるものを撤退させました。

 どうやったのか? 我らの所に戻ってきたヴラド様は顔が血だらけでした。

 紙に何かを書き、ハーピーに託した後、こうおっしゃいました。

 お前らは城に戻れ命令だ、俺は出来るだけの事をやってみると・・・


 私らは命をかけてくださったヴラド様を置いて帰っていいものか思案しておりましたところ、魔王様のお姿を見つけました。

 どうか、あの方をお救いください、私らも共に戦わせてください。


 おまえたち・・・ 

 わかった、一緒にこい!!


 ヴラドと共にいた魔族達が加わった。


三日目の夜、たき火の周りに皆が集まる。


「皆、聞いてくれ」


魔王ラッセルに視線が集まる。


「明日は目的の場所につく、ヴラドほどの者が倒される奴だ、相手が特殊な技を使えば俺とて苦戦するかもしれん・・・ 」


 皆の顔に緊張が走る・・・


「負けるつもりはないがな!!」

「おぉぉぉぉぉ!!」


 魔族達から雄叫びがあがる!!


決戦前夜のことだった。


 


読んで頂いてありがとうございます^^

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