南の海のヴラド
「魔王様・・・ 幼女を肩車して魔王城の中を歩かれるのはちょっと・・・ 魔王の威厳とか・・・ 魔王様は情緒不安手なのではないか? という噂も流れております・・・」
べっ別に!! 不安定じゃないし!!
・・・・・・・・・ちょっと慎もう・・・・・・・・・
シガニーがクスクスと笑っている。
「よいのではないですか? 魔王様はここで一番えらいのですし、あんじーも喜んでおりました。クロウさんもその辺で・・・」
「シガニーさんがそう言われるなら・・・」
なに? なに? おまえらできてんの?
「なっ なにをいってるの、ラッセルちゃん!!」
「そっそうですよ!! 魔王様、いきなりなにを!!」
二人とも顔を真っ赤にして慌てふためく。
ふ~ん、よく一緒にいるし、仲よさそうだしさ。
「シガニーさっさんとは、よく相談させてもらってるから、かっ彼女は優秀な人だし・・・」
「わっわたしもクロウさんの知識をご教授いただ・・・だこうと。」
ふ~ん。
「しがにーかおまっか♪」
「あんじー!!」
あんじーが近づいてきて、玉座に座っている魔王の膝の上にちょこんと座る。
「大体!! 魔王様は甘すぎます!!」
「あんじー!! 女性と言うのは慎みをもって・・・」
やばい・・・ 失敗した 二人がかりでの説教は続いた。
俺とあんじーは顔を見合わせしまったと言う顔をする。
「まったくもう、今日の本題に入りますね」
エリザベートと共にいった者の中で戻ってきた者にクロウが話を聞いたこと。
中級魔族の話をまとめるクロウ。
最初は順調に南へと歩みを進めた。
途中の魔族がいそうなダンジョンも無視して、みんなで楽しくいけてたはずだ。
白い砂浜、青い海、女性魔族も露出の多い服に着替え・・・
ちょっと待て!!! クロウ、遠征の話だよな?
落ち着いてラッセルちゃん、本題はここからだよ。
砂浜の向こうには大きな崖があった。
その砂浜の際には、小さな建物があった。
エリザベート率いる部隊の一部が建物の調査を仕方なく行った。
中にいたのは、美男美女だったらしい、そして、そこの住民は一言も喋らなかった。
一人の男が海に飛び込み、顔を出す。
「やぁ、友人達、君たちはどこからきたんだい?」
美しい青年は人魚だった。
集落に行って戻ってきた者の話はそんな感じだった。
その頃から部隊の中の雰囲気が変わっていった。
エリザベートが魔王城に戻るといったとき、部下に好きにしろと言った。
村の調査に行った者は残らず、ここに残ると答えた。
と言うことです魔王様。
エリザベートの相手も人魚だって言ってたな。
ウラド大丈夫かな?
その次の日、ハーピーが一通の報告書を加え戻る。
血に染まったヴラドからの報告書。
ただ一言。
・・・ここはやばい・・・
「クロウ、出るぞ!!」
「ご随に・・・」
読んで頂いてありがとうございます^^




